クラウンSUVも出てたはず!!? 東京モーターショーに出るはずだったクルマたち トヨタ・レクサス・ダイハツ編
2021/07/30 01:02 ベストカーWeb 5
2021/07/30 01:02 ベストカーWeb 5
2021年4月、今年秋に予定されていた東京モーターショー(TMS)の中止が決定された。残念・無念の極みだが、落ち込んでばかりもいられない、
スクープ班が総力を挙げて掴んできた、TMS2021に出展を計画していた各メーカーの「市販確定車」たちの最新情報を徹底的に掘り下げる!
エクストレイル! スイスポ!! GT-R!!! 東京モーターショー2021に出展するはずだったクルマたち 日産・三菱・スズキ編
※本稿は2021年6月のものに適宜修正を加えています
文/ベストカー編集部 写真/TOYOTA、LEXUS、DAIHATSU 予想CG/ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2021年7月26日号
【画像ギャラリー】本稿で紹介しきれなかったモデルたちも紹介! TMS2021に出てくるはずだったモデルたちをギャラリーでチェック!
■トヨタ…クラウンSUVをはじめ意欲的提案車を投入!
次々と積極的にニューモデルを投入するトヨタ。
先日にはアクアのフルモデルチェンジが発表されたし、タイなどですでに市販をしているカローラクロスの国内投入は8月の計画。6月10日に公開されたランクル300も8月に国内で市販の予定だ。
当然、今秋の東京モーターショーは今後に向けた新たなモビリティの提案とともに、来年~再来年に市販を計画する新型車のワールドプレミアを予定していた。
その最大のトピックスとなるのがクラウンSUVだ。
突如新聞報道で「次期型クラウンはSUVになる」との情報が出た感があるが、すでに何度もお伝えしているように、ベストカースクープ班はハリアーの上位に位置するクラウンクラスのラージSUVの存在を掴んでいた。
ただ、これはカムリなどのFF用GA-Kプラットフォームをベースにしているため、クラウンの名称を与えるかの確証が得られなかったのだ。
最新の情報では、今後のセダン系クラウンはGA-KプラットフォームをベースとしたFFになり、さらにSUV版「クラウンクロス」を販売の主流に据えていくというのがトヨタの狙い。
クラウンSUV…さまざまな論議を呼んだクラウンSUVだが、FFプラットフォーム化されるクラウンクラスのラージサルーンのバリエーションとして、クラウンの名を冠したプレミアムSUVを新たに投入する、と言うのがその真相(画像はベストカー編集部による予想CG)
そのためのデザインスタディを今年の東京モーターショーに出展して、世間の反応を見ようとしていたのだ。
クラウンクロスのデビューは来年、2022年6月を予定している。
来年はこのほかにも3月にノアのフルモデルチェンジ、さらに10~12月にアルファードのフルモデルチェンジが計画されている。
新型アルファードはGA-Kプラットフォームをベースとしており、クラウンクロスとパワートレーンを共用して、同時並行的に開発が進められているのだ。
このほかにも、今年5月の上海ショーでワールドプレミアされた新開発EVプラットフォーム「bZ」シリーズの今後市販を計画するサルーンやスポーツモデルなどもTMS2021でワールドプレミアが計画されていたはず。
カローラスポーツGRは、水素エンジンの技術プレゼンテーションモデルとなる。
●カローラスポーツGR 水素エンジン搭載車(2022年9月発売開始予定)
GRヤリスのパワーユニットをカローラスポーツに移植したモデルが来年登場するが、トヨタは意欲的に進めている水素燃焼エンジンの技術プレゼンテーションとしてこのモデルをアピールする計画だ。
カローラスポーツGR 水素エンジン搭載車(2022年9月発売開始予定)
●bZシリーズEVラインナップも強化
上海ショーで来年中の市販が明言された新開発EV専用プラットフォームの「bZ」はSUVだが、さらにサルーンやスポーツモデルなどのバリエーションも計画される。2023年以降、順次モデルラインナップを増やしていく。
「bZ」シリーズの予想CG
「bZ」シリーズの予想CG
■レクサス…新開発EVを2025年までに投入/カーボンニュートラルに向けた電動化を提案
レクサスのトピックスは去る6月12日にワールドプレミアした新型NXだが、さらに意欲的なニューモデルを来年以降投入する計画だ。
そのひとつがラージSUVのRXだ。
現行型RXは2015年の登場で、2022年10月頃新型が登場する計画。
そう、トヨタブランドで『クラウンクロス』として新開発されるSUVのレクサス版が、来年秋に登場する新型RXの正体だ。
レクサスは2025年には全車種に電動車を設定し、10モデル以上のEV、PHEV、ハイブリッドモデルなどのニューモデルを投入するとしている。
当然、新型RXはハイブリッドやPHEVはもちろんだが、EVの設定も念頭に置いた開発が進められることとなる。
一方、トヨタが「bZ」シリーズとして新規プラットフォームをスバルと共同開発したEV。
レクサスモデルへの展開も計画されている。これがどのようなモデルになるのかは現在スクープ班が鋭意調査中だが、トヨタブランドとは一線を画すプレミアムブランドとして、EVスポーツモデルを開発しているとの情報もあり、興味深い。
TMS2021では、このEVスポーツのデザインスタディを出展する計画があったのではないか?
2025年までに全モデルでの電動化を完了し、EVラインアップを強化するレクサス。bZプラットフォームを活用したEV専用モデルも登場する
■ダイハツ…電動化へ向けた軽自動車の提案
ダイハツはトヨタとのOEMの関係で登録車のラインナップを増やしている。その中で、次の一手として開発が進められているのがコンパクトサイズの3列シートモデルだ。
プラットフォームは小型SUVのロッキーがベースで、前回の東京モーターショーに出展されたDNマルチシックスがその原型だが、最新の情報ではSUVテイストを強めたモデルとして開発されているということで、エクステリアデザインのイメージは大きく変わることになりそうだ。
一方、そろそろタイミング的にモデルチェンジの時期なのだが具体的な情報が見えてこない新型ムーヴ。
タント、タフトとDNGAプラットフォーム採用軽自動車が登場し、その真打としてムーヴが位置しているはずなのだが、現在の軽自動車はタントのようなスーパーハイトが売れ筋の中心。
ハイトワゴンのムーヴは存在意義をアピールするためにもストロングハイブリッドや今後のEV化を視野に入れたモデル開発のため、当初の計画よりも時間がかかっているという情報もある。
●3列シートコンパクトミニバン(2022年10月登場予定)
ロッキー系のプラットフォームから生まれる3列シートコンパクトミニバン(画像はベストカー編集部による予想CG)
●新型ムーヴ
新型ムーヴのデビューが遅れているが、ダイハツは軽自動車へのストロングハイブリッド、さらにEVの投入も視野に入れて開発を進めているというのが最新情報(画像はベストカー編集部による予想CG)
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