2023年F1シンガポールGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは11番手、セルジオ・ペレスは13番手と、ふたりともQ2で敗退した。レッドブルが2台ともQ3に進出できなかったのは、2018年ロシアGP以来のこと。
ふたりとも金曜日からマシンの挙動に苦労していたが、チームは予選までに問題点を解決することができなかった。RB19のパフォーマンス低下と、今週末から発効したフレキシブルウイングに関する技術指令 は関係があるのかと『Sky Sports F1』から聞かれたチーム代表クリスチャン・ホーナーは、「それはゼロだ」と答えた。
フェルスタッペン、審議3件も、グリッド降格を免れる。角田への妨害に関しアルファタウリは公聴会を欠席/F1第16戦
「マシンは何も変わっていない。金曜日に新しいエアロパーツを試したが、そのコンポーネントを元に戻した。結局、十分に試してテストを行ったセットアップを使用しているのだ」
「このサーキット、このアスファルトでは、タイヤをウインドウに入れようとしても、うまく反応しなかった。ふたりとも本当に苦労している」
フェルスタッペンは予選中に他車妨害を行った可能性があるとして、3件のインシデントについて審議された結果、ふたつの戒告を受けるにとどまり、グリッド降格ペナルティを免れた。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 4番手(1分32秒378:ソフトタイヤ/21周)
予選 11番手(Q1=9番手1分32秒398:ソフトタイヤ/Q2=11番手1分32秒173:ソフトタイヤ)
今のところ、あまり良い週末ではない。慌ただしい予選だった。ボトミングしてしまうため、ハードブレーキングをしたり、ブレーキングを遅らせたりができなかった。低速コーナーでも苦労した。リヤのサポートが不足していたんだ。
シンガポールのストリートサーキットでは、オーバーテイクがとても難しいから、明日に多くのことを期待してはいない。
今年は週末にうまくいくことが多かったので、これまで成し遂げてきたことを誇りに思っていいと思う。今週末、何が悪かったのかを理解することが何より重要だ。
(『Sky Sports F1』に対して語り)FP3は悪くなかったが、予選に向けてマシンにいくつかのことを試したところ、また運転不可能な状態に陥ってしまった。ビッグブレーキングゾーンではマシンがひどいボトミングを起こし、ブレーキングを遅らせたり、ハードにブレーキを踏むとき、前輪に荷重がかからないんだ。
ショッキングな経験だったよ。低速走行時には常にスライドして、トラクションがなかった。運転するのが本当に難しかった。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 8番手(1分32秒784:ソフトタイヤ/20周)
予選 13番手(Q1=2番手1分32秒099:ソフトタイヤ/Q2=13番手1分32秒310:ソフトタイヤ)
僕にとって、本当に悲惨な予選だった。この結果にはとてもがっかりしている。期待していた結果を出すことができず、とても辛い。
今週末、マシンにたくさんの変更を施したが、何ひとつうまく機能しなかった。その理由を理解する必要がある。FP1ではバランスが良かったが、FP2で難しくなり、それ以来、タフな状態だ。あちこちに変更を施しても、何ひとつバランス向上につながらない。
これほどスライドしてばかりだと、走行するのが困難だし、コーナーごとにバランスが変化する。Q2で最後のアタックができなかったことも、事態を悪くした。
今僕たちが一番苦しんでいるのは、マシンの乗り心地の問題だ。それが状況を悪化させている。
今日は残念な結果に終わった。シンガポールはストリートサーキットで、オーバーテイクすることが難しい。何ポイントか獲得できればいいな、という感じだね。
(走行後に語り)最後のアタックラップで、エンジンに大きなアンダーデリバリーがあった。大きなラグが生じた後にパワーが戻ってきて、そこで僕はロックしてしまった。(スピンしたために)最後のアタックができなかった。
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