MotoGP第18戦マレーシアGPで、ヤマハのバレンティーノ・ロッシは4位フィニッシュ。表彰台を争いながらも、あと一歩届かなかった。
ロッシはレースを6番グリッドからスタートしたが、ターン1でマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾとダニーロ・ペトルッチらに追い抜きを許してしまった。
■「完璧な1周目だった」“ごぼう抜き”2位マルケス、優勝逃すも追い上げに満足
ロッシは1周目でなんとか5番手までポジションを戻し、ジャック・ミラー(プラマック)も抜いて3番手を走るドヴィツィオーゾとの表彰台争いを演じた。しかし最終的にオーバーテイクはできず、チームメイトのマーベリック・ビニャーレスが優勝する中、4位に甘んじるしかなかった。
たが4位というリザルトは第13戦サンマリノGP以来で最も良い順位であり、ロッシはレースに満足しているようだ。また彼はスタートの時点で表彰台獲得のチャンスは無くなったと感じていたという。
「(レースには)割と満足している。たとえ表彰台に登れそうだったとしてもね」
ロッシはそうレースを振り返った。
「僕は満足しているよ。多くの問題を抱えていた直近のレースを思えば特に、だ。ここで僕は週末を通じて速さがあったし、良い形でバイクに乗れていた。ただ表彰台(獲得のチャンス)はターン1で失ってしまったと思う」
「良いスタートを切ったんだけど、3速、4速ギヤでドゥカティに追い抜かれた。そしてターン1の入り口でペトルッチと並んで、僕らはワイドに進んだ。そこにマルケスも入ってきたんだ」
「ワイドにならずに留まることができていたなら、マルケスは僕を追い抜けなかったはずだ。それに僕は彼に挑むためのリズムを持っていたと思う」
「ターン2で僕は9番手だった。スタート位置よりも悪くなっていたんだ。そしていくつかポジションを戻したけど、表彰台圏内の集団は先に行ってしまっていた」
「恐らく僕は即座にドヴィツィオーゾをオーバーテイクしようとするべきだった。だけどそれができなかった」
ロッシは結果的にドヴィツィオーゾを追い抜くことができなかった。彼はドゥカティとヤマハのエンジンパワーの違いに注目しており、YZR-M1の速度は“昨年と比較して”遅いのだという。
「そこ(エンジンパワー)には大きな違いがある」と、ロッシは言う。
「ストレートで僕らのマシンは去年よりも更に遅い」
「最も重要なことのひとつは、直線でのパフォーマンスを改善することだったけど、僕らは遅くなっていて、ドゥカティとは更に大きな差があるんだ」
「僕らが直線でドゥカティと同じ程に速くなることは、決して無いだろう。だけどそのギャップを半減させていたなら、もっとマシだったはずさ」
ロッシとドヴィツィオーゾは長い間バトルを演じたが、そのバトルは若手ライダーの“アグレッシブな”モノよりもフェアなバトルだったと付け加えた。
「ドヴィツィオーゾとのバトルは好きだよ。でも彼を捕まえられたらもっと嬉しかったね」
「彼と僕はベストを尽くすという面では多少似ていて、それでいて僕らはとてもフェアなんだ。僕らは相手を邪魔せずにオーバーテイクすることに慣れている。恐らくフェアすぎる程だ」
「若いライダーはもっとアグレッシブで、他のライダーの邪魔になっても良いのかもしれない。今回僕は2、3回試したけど、結局はいつもの僕に戻っていたよ」
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