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12年ぶりのスーパーGTセパン戦が始まる。公式練習1回目はSTANLEYがGT500トップ、GT300は現地参戦のEBMポルシェが最速

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12年ぶりのスーパーGTセパン戦が始まる。公式練習1回目はSTANLEYがGT500トップ、GT300は現地参戦のEBMポルシェが最速

 6月26日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで2025スーパーGT第3戦『SUPER GT MALAYSIA FESTIVAL 2025』の公式練習1回目が行われた。1時間30分間のセッションではGT500クラスは100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)、GT300クラスは現地特別参戦の611号車EBM GIGA 911 GT3(A.ダ・シルバ/D.ボッコラッチ)がトップタイムを記録している。

 いよいよレースウイークが始まったスーパーGTセパン大会。シリーズの海外戦としてはコロナ禍以前の2019年タイ以来、マレーシアとしては2013年以来、実に12年ぶりにスーパーGTマシンがセパンを走行するレースだ。

【タイム結果】2025スーパーGT第3戦セパン 公式練習1回目

 今大会にはGT500クラスは3メーカー全15台、GT300クラスにはシリーズを戦う17台に加え、現地特別参加のワイルドカード枠でGTワールドチャレンジなどで活躍するアール・バンバー・モータースポーツ(EBM)がアストンマーティン・バンテージGT3エボと、ポルシェ911 GT3Rの2台をエントリーさせ計19台、両クラス合計で34台が参戦する。

 暑さが厳しいマレーシアでの開催ということで、決勝は夕刻のトワイライトレースとなり、12年ぶりの開催でセパンの走行経験がないドライバーが多いため、木曜日に公式練習1回目、金曜日に公式練習2回目と予選、そして土曜日に決勝のスケジュールなど、国内開催とは変更点が多い。また、走行枠が増えたため持ち込みタイヤはドライ6セット、ウエット8セットに増やされている。

 多くの関係者がサーキット入りした木曜日は、朝から晴天で歩いてると汗ばむ猛暑となった。公式練習1回目スタート直前の気温は夕方ながら33度、路面温度は46度というコンディション。走行は現地16時30分から開始され、ピットレーンがオープンになると多くのマシンがピットを離れた。

 その後はチェックラップを終えて一度ピットに戻る車両と、そのまま走行を続けるマシンで選択が分かれる。両クラスの全車、ドライバーにとってセパンはひさびさの走行となるため、各チームともトラブルやアクシデントなく走行を重ねていく。

 1時間の混走セッションが終わると、17時30分からはGT300クラスの専有走行がスタート。ここでは数チームが自己ベストタイムを更新するも大きな順位変動は起こらず、混走時間帯にクラストップタイムを記録した現地参戦の611号車EBM GIGA 911 GT3(A.ダ・シルバ/D.ボッコラッチ)が最初の公式練習からGT300最速となった。

 GT300の2番手には0.034秒差でディフェンディングチャンピオンの0号車VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が続き、3番手は同じくJLOCの87号車METALIVE S Lamborghini GT3(松浦孝亮/坂口夏月)がつけた。また、同週末に開催されているスパ24時間に参戦する谷口信輝と片岡龍也に代わり、中山友貴と奥本隼士がステアリングを握る4号車グッドスマイル 初音ミク AMGが4番手の好走をみせた。

 17時45分にはGT500クラスの専有走行が始まる。この時間は23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/高星明誠)を除く14台が走行。GT500のトップタイムは19号車WedsSport ADVAN GR Supraが混走時間に記録した1分52秒171だったが、残り2分というタイミングで12号車TRS IMPUL with SDG Zのベルトラン・バゲットが1分51秒545で最速タイムをブレイクすると、その後も多くの車両がベストタイムを更新してくる。

 まず64号車Modulo CIVIC TYPE R-GTを駆る大草りきが1分51秒314を記録すると、37号車Deloitte TOM’S GR Supraの笹原右京が1分51秒224をマーク。さらに100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTの牧野任祐が1分51秒072を記録すると、そのタイムがGT500の最速記録で公式練習1回目はチェッカーフラッグが振られた。

 公式練習1回目終了後には30分間のサーキットサファリが行われた2025スーパーGT第3戦セパン。明日の金曜日は現地10時30分(日本時間11時30分)から公式練習2回目、16時30分(日本時間17時30分)から公式予選が行われる予定になっている。

[オートスポーツweb 2025年06月26日]

文:AUTOSPORT web
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みんなのコメント

1件
  • nsm********
    オフのテストの時からスタンレーシビックがこのコースにマッチしているようだ
    ポールトゥウィンでスープラ勢に一泡吹かせてほしいものだ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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