香港のオークションで発見された「インテグラ タイプR DC2」の無限仕様
ホンダの名車「インテグラ タイプR DC2」の「無限」仕様が、香港のオークションで発見されました。
【画像】今となっては超貴重! 無限仕様のDC2「インテグラ タイプR」を写真で見る(31枚)
ホンダは1960年代の4輪車事業参入期から、独創的な技術と高性能なエンジンで知られるメーカーです。
とくに「F1世界選手権」などで培われたエンジン技術や、フロントエンジン・フロント駆動の「FFレイアウト」へのこだわりが特徴的です。
そのノウハウを活かして開発されたFFスポーツカーが「インテグラ」です。
1995年に発売された「インテグラ タイプR」は、ホンダのスーパーカー「NSX-R」に続く「タイプR」シリーズの第2弾として登場。
「インテR」や「DC2」の愛称で親しまれ、軽量化とチューニングが施されたハイパフォーマンスモデルとして、多くのファンを魅了しました。
DC2型インテグラ タイプRは、「快適性をある程度犠牲にしてでも運動性能を研ぎ澄ます」というコンセプトのもと開発されました。
標準モデルに搭載される「B18C型」1.8リットル直列4気筒DOHCエンジンをベースに、専用ピストンやカムシャフト、インテークマニホールド、エキゾーストマニホールドを採用。
さらにECUの最適化やポート研磨の手作業による高精度化により、最大出力200馬力を発揮します。
ボディ剛性を高めるためにフレーム各部の板厚を増やしつつ、エアコンやオーディオ、リアワイパーの撤去、薄型ウインドウガラスや軽量バッテリーの採用など、徹底した軽量化が施されました。
また、駆動系や足回りも強化され、サスペンションとダンパーの最適化に加え、ヘリカルLSDを採用することでトラクション性能を向上。
FF車とは思えないダイレクトな走りを実現し、スポーツカーとしての評価を確立しました。
現在では絶版となった無限製のエアロパーツを装備
そして今回オークションで発見されたのが 1998年式の「インテグラ タイプR DC2」無限仕様のモデルです。
無限(現:M-TEC)は、ホンダ車のアフターパーツやレース車両の開発を手がけるブランドです。
特に無限製のエアロパーツは、現在では絶版となり、希少価値が高まっています。
エクステリアは「グランプリホワイト」で仕上げられ、無限製のフロントバンパー、サイドスカート、第2世代リアウィングが装着されています。
ホイールは「ゴールドの無限MF10アロイホイール」で、ブレーキキャリパーには青いアルマイト処理が施されたエンドレス製4ポットフロントキャリパーを採用。
インテリアには、ブラッククロスとグレーのアルカンターラを組み合わせた無限フロントバケットシート、カーボンファイバーエフェクトのトリム、アルミ製無限ダイヤルサラウンドが備わります。
搭載エンジンは、B18C型1.8リットル直列4気筒DOHCエンジン。無限製のインテークシステム、バルブカバー、スポーツエキゾーストシステム、ラジエーターが装着され、さらなるパフォーマンス向上が図られています。
サスペンションはオーリンズのDFVコイルオーバーを装備し、安定した走行性能を実現。
実メーターは1万1000kmを示していますが、実際の走行距離は約14万kmということです。ただし全体的な状態も良好とされています。
スポーツカー愛好家やJDMファンにとって、貴重な1台といえるでしょう。
※ ※ ※
今回のモデルは香港でオークションにかけられ57件もの入札の末に、31万2500香港ドル(日本円で約で602万円)で落札されました。
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