軽自動車戦線異状あり! 2025年10月の販売ランキングでダイハツ・ムーブがN-BOXを追い落とし、トップに躍り出たのだ。ダイハツの首位はほぼ6年ぶりの快挙。いっぽうホンダのN-BOXのトップ3脱落は11年ぶりだ。この異変はなんで起きたのだろうか。
文と写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】まだまだ売れそうなムーヴのディテールを見て!(10枚)
あえてのハイトワゴンで精悍さを強調したムーヴ
2025年10月は、軽自動車の販売ランキングで記憶に残る月となった。絶対王者と見られていたホンダN-BOXが1位から4位へと陥落し、代わってダイハツのムーヴが首位に立ったのだ。
N-BOXが王座から脱落したのは2024年5月以来17カ月ぶり。トップ3圏外まで落ちたのは、なんと初代モデル中期にあたる2014年11月以来、11年ぶりという異常事態だ。
いっぽうのムーヴは2025年6月のデビュー以来絶好調。その月の販売ランキングでいきなり1万2765台を売り上げて2位に食い込むと、以降もN-BOX、スペーシアに次ぐ3位をキープし続け、今回の首位奪還となった。認証不正問題で発売が延期され、ユーザーの飢餓感が高まっていたとはいえ、立派な数字といえる。
ムーヴの人気の秘密だが、まずはひと目で「かっこいい」と思わせるフロントマスクが効いている。
近年の軽自動車は、どこか迫力や押し出し感を押し出そうという傾向にあったが、ムーヴのフロントマスクはスポーツカーのような精悍さ。車高が1.8mにもなるスーパーハイトワゴンではなく、1.7mを切るハイトワゴンボディであることも、奏功しているのかもしれない。
カスタムを廃止して「選ぶ葛藤」から解放された?
カスタムを廃止して、グレード体系が一本化されたことも要因ではなかろうか。これは他車にもいえることだが、軽のノーマルグレードを買おうとすると、やたらとカスタム仕様の存在が気にかかる。
ムーヴは、カスタムに近い仕様を「ダンディスポーツスタイル」というディーラーオプション装着モデルへと衣替えした。ノーマルかカスタムかで悩まなくて済む点は、ある種の潔さを感じる。
さらにムーヴは使い勝手がいい。最大の魅力は同車として初めてスライドドアを採用したことだろう。さらにX以上なら、タッチ&ゴーロックやイージークローザーといった機能を備えたパワースライドドアになる(※XとGは片側のみ)。衝突回避支援を行うスマートアシストが全車標準というところもうれしい。
それでいてムーヴは安い。ベースモデルのLが135万8500円。充実装備のGグレードを選んでも171万6000円だ(※いずれも2WDモデル)。
このあたりの価格を比べると、ホンダN-BOXはややお高い印象を抱く。ベースモデルが168万9600円スタートでファッションスタイルが178万8600円。カスタムになると192万3900円スタートで、それより上はすべて200万円台に突入するからだ。
とはいえホンダもこのまま引き下がる気はないだろう。スズキ スペーシアも含めた三つ巴の戦いはこれからも目が離せない。日産ルークスの参戦も含めて、年末商戦の行方に注目だ!
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