1台のみ製作された「ガヤルド」のフルオープン・コンセプト
ランボルギーニの「コンセプトS」といっても、どんなモデルだったか覚えている人は、あまりいないかもしれません。
【画像】「えっ…!」これが幻の試作車 ランボルギーニ「コンセプトS」とそのコピー品です(15枚)
ランボルギーニ「コンセプトS」は「ジュネーブモーターショー2005」に出展されたコンセプトカーで、フロントウィンドウもなければピラーすら存在しない、究極のオープンカー。フランス語の“ソットヴァン(saute-vent)”スタイルで、ネーミングにある「S」はソットヴァンの頭文字だといいます。
クラシカルなシングルシーター・レーシングカーを想起させるスタイルを持つ「コンセプトS」は、「ジュネーブモーターショー2005」に展示された後、アメリカ・カリフォルニア州で毎年開催される「モントレー・カー・ウィーク」でもお披露目されました。
どうやら「ジュネーブモーターショー2005」で展示されたものは“ドンガラ”で、「モントレー・カー・ウィーク」で披露されたものは公道走行も可能な代物だった、とのことです。
見た目から推測できるように、「コンセプトS」のベースは「ガヤルド」でした。5リッターのV型10気筒エンジンや、セミオートマチックの“eギア”などはベース車のまま。フロントのウィンドウとピラーを取り払った“だけ”に見えるかもしれませんが、細部はしっかり異なっています。
フロントウィンドウを廃したことで取りつけられた風よけ、その風よけをカッコよく取りつけるためのフロントボンネットの処理、オープン仕様である「ガヤルド スパイダー」との差別化が図られた独自のリアデッキ、運転席と助手席とを隔てる“仕切り”、風よけが設けられたサイドウィンドウ、専用のロールバーなどが「コンセプトS」専用のアイテムとなっています。
出展時の人々の反応は非常に良好でした。それを受けたランボルギーニ社もノリノリで「100台の限定車をつくる」とプロジェクトは承認されたものの……いざフタを開けてみると、市販するにはコストと時間がかかり過ぎるとのことでうやむやに。よって「モントレー・カー・ウィーク」で披露された「コンセプトS」は、文字どおりのワンオフモデルとなっていまいました。
そんな「コンセプトS」、2015年に初めてRMサザビーズがニューヨークで開催したオークションに登場するも、競りは不成立となりました。
再度出品されたのは、2017年のこと。RMサザビーズが「モントレー・カー・ウィーク」で開催したオークションにて132万ドル(現在のレートで約1億9244万円)で落札されました。
これと同じ車両が、2019年に同じくRMサザビーズがアブダビで開催したオークションに登場しています、こちらもまた競りは不成立となりました。
●コピーだけどベースは「ガヤルド スパイダー」のMT仕様
ずいぶんと前置きが長くなりましたが、そんな「コンセプトS」のコピー品がFacebookマーケットプレイスで販売されています。
出品場所は、アメリカ・カリフォルニア州のノースハリウッド。アメリカではその昔、屋根を切る“チョッパー”と呼ばれる改造が流行ったのですが、そういう背景からか、「コンセプトS」のレプリカをつくることくらい、お手のものだったのでしょうか。
コピー品ながら、そのベース車両はれっきとした2007年式の「ガヤルド スパイダー」。そこからフロントのウィンドウやピラーを切断しています。ボンネットのパネルフィットがやや雑に見えますが、細かいところまで頑張って再現されていることがうかがえます。
当該コピー品、走行距離は5万マイル(約8万km)と多めですが、「コンセプトS」がeギア仕様だったのに対し、中古車市場で人気の6速MT仕様です。
売主の言葉をそのまま信じるのであれば「家を購入するために資金を捻出したい」とのこと。掲載価格は15万ドル(約2187万円)で、アメリカにおける同年式の「ガヤルド スパイダー」よりやや高めの設定となっています。
コピー品といっても、ベースは本物の「ガヤルド スパイダー」で、しかもそれが「コンセプトS」の10分の1の値段で買えると思えば……なんだか安く見えてきませんか?
ただし、ロールバーは装着されていないようですから、運転はやや命がけの雰囲気となることは否めません。
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