カワサキ250メグロSGを出展!! 世界初公開5機種にメグロ登場は確実、GPZ900Rもある!【JMS2023】
―― 【ナカモトユウ】1991年生まれ、広島県出身。ホラーとカンフーとバイクを愛する男。 ジャッキー・チェンに憧れて中学生の頃から映画を撮り始める。 一度サラリーマンになったものの、本格的に映画監督を志して24歳の時に上京。 その後はカナザワ映画祭グランプリ、ぴあフィルムフェスティバル観客賞を受賞。 主な作品に清野菜名主演『死霊軍団 怒りのDIY』や、予告編がSNSで大きな話題となった『福山市長に1日密着してみた』などがある。 最新作は木戸大聖主演『先生!口裂け女です!』
どうも皆さん、一ヶ月ぶりにヤングマシンに見参! バイク好きの映画監督、ナカモトユウです。
今回は僕がバイク好きになった映画「大脱走」について語ります!
…と思ったのですが、さすがに大脱走だけだと渋すぎるという声がありましたので、題して…
「映画の主人公はトライアンフがお好き! ? 名作に登場するトライアンフのバイクをご紹介!」
はい! これまでのハリウッド映画に登場してきたトライアンフのモデルについて語っていくという純度の高いバイク好きのための記事になっております!
トライアンフってどんなメーカー?
まず初めにトライアンフがどんなメーカーを知らない読者も少なからずいると思いますので、僕のニワカ知識で恐縮ですがご説明させて頂きます。
「トライアンフ・モーターサイクル」とは、100年以上前にイギリスで誕生した老舗のバイクメーカーです。
その昔、日本の4大メーカー「ホンダ」「ヤマハ」「スズキ」「カワサキ」が脚光を浴びる前は、世界最速のバイクといえばトライアンフというくらい有名でした。
今でこそ、ボンネビルシリーズやスラクストンシリーズなどのネオクラシックの印象が強いメーカーですが、当時は「トライアンフといえば高性能」というイメージだったそうです。
そんなわけだからか、往年の名作映画にはトライアンフがカッチョ良く登場するんですよ!
それでは早速作品ごとにご紹介していきます!
大脱走(1963):TR6
©ユナイテッド・アーティスツ
はい! もうこの映画が優勝ですね。ナカモト的に世界で1番バイクシーンがカッコイイ映画だと思ってます。
それぐらい幼少期に見た衝撃が忘れられませんね。
ちなみに本作は群像劇的な構成で登場キャラが多く、実はスティーブ・マックイーン演じるヒルツ大尉は主人公っぽい役だけど、そこまでがっつりは登場しないんです。
でも演じる役者が超豪華なので最後まで飽きずに見れちゃうんですよね。
僕のお父さん世代の方なんかはマックィーンのファッションやバイクの乗り方に影響された人も多いのではないでしょうか?
終盤、脱走中に敵に見つかったヒルツがトライアンフの「TR6」にまたがり、逃げるシーンがあるのですが、そのシーンが本当に超絶カッコイイんです。
有刺鉄線を飛び越えるシーンはスタントマンが演じているらしいのですが、その他のほとんどのバイクアクションをマックィーン自身が演じてます!
まだ未見の方は是非観てほしいですね!
―― トライアンフTR6
ミッションインポッシブル3(2006年): スクランブラー
©パラマウント・ピクチャーズ
はい。時代が40年ぐらい飛んじゃいましたが、こちらもとにかく語りたい作品です!
本作は、のちに『スターウォーズ』も手掛けることになるJ・J・エイブラムスが監督したシリーズの3作目。
第一線を退きIMFの教官となったトム・クルーズ演じるイーサン・ハントが、教え子のピンチにより現場復帰。
しかし敵に婚約者のジュリアを拉致されてしまい…というお話。
フィリップ・シーモア・ホフマン演じる悪役デイヴィアンがむちゃくちゃ怖かったり、中盤のバチカンを舞台に繰り広げられる「これぞスパイ映画! 」なデイヴィアン捕獲作戦や、橋で勃発するヘリとの大迫力バトル、のちにイーサンの大切な相棒となるサイモン・ペッグ演じるベンジーとの初バディで見せる上海でのチェイスシーンなど、見所盛り沢山の1本です。
―― トライアンフ ボンネビル:スクランブラー仕様(撮影車両)
そんでもってですね。劇中では当時、現行モデルだったトライアンフの「ボンネビル」をスクランブラー仕様にした車両が登場します。
これ多分予想なのですが、トライアンフ スクランブラーが、公開年の2006年に発売されたので、おそらく本作の撮影時の2004、5年ぐらいには試作品しか無かったのだと思うんですよ。
なもんで、スクランブラーを発表する前のプロトタイプを登場させているんじゃないかとバイクに強い映画監督の僕は睨んでます。
ちなみにこの映画、めちゃくちゃ面白いのですが一つ不満を言うとですね。
肝心のスクランブラー仕様ボンネビルがほとんど映らないんですよ! ! !
バイクにまたがっているトムのバストショットばかりで全く車両が画面に映らない! しかも一瞬でバイクシーンは終了!
ほんとJ・J・エイブラムス監督はバイクに興味無いんだなという感じでした。
あそこのシーンだけ僕に監督変わって欲しかったです! ! !
―― トライアンフ スクランブラー(2005~2014モデル)
オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年):スラクストン
©ワーナー・ブラザース
続きましてまたトム・クルーズ作品です。
トムはトライアンフが好きなのかやたら映画で乗ってくれるんですよね。
本作では空冷時代の「スラクストン」が主人公の足として登場します。
トライアンフに乗るトムを観ていると一瞬ミッションインポッシブルを思い出すのですが、本作でのトムは冴えないおじさん役なので、その辺も好きです。
日本の同名ライトノベルが原作で、エイリアンとの戦争を描いた近未来SFのタイムループもの。
ひょんなことから死んでは目覚めを繰り返すループに巻き込まれたトム演じるウィリアム・ケイジ少佐が、何度もエイリアンに立ち向かい、戦争終結の術を探るめちゃくちゃ面白い映画です。
かわいい&爆笑必至のヘッポコ兵士から立派な戦士に成長するトム。
彼が最後に見せる素敵な笑顔は必見です!
―― トライアンフ スラクストン(2005~2014モデル)
ジュラシックワールド(2015):スクランブラー
©ユニバーサル・ピクチャーズ/東宝東和
お次は恐竜パニック映画!
トライアンフと恐竜が並走するという奇跡の作品です!
本作ではクリス・プラット演じるオーウェンの愛車として空冷時代の「トライアンフ スクランブラー」が登場します。
中盤では颯爽とスクランブラーにまたがる姿が、割りとガッツリ目に長めに映ります。
当時、予告編でトライアンフのスクランブラーが登場すると知った時の感動を今でも忘れませんね。
というのも、筆者はジュラシックワールドに登場したトライアンフスクランブラーと全く同じモデルに数年前から乗っておりまして「俺と同じバイクにクリス・プラットが乗ってる!」と、なぜか自分に関係無いのに周りの友人に自慢したもんです。
―― トライアンフ スクランブラー(2012年モデル)
ちなみに撮影で使われた車両は全部で3台あり、1台はクリス・プラットにプレゼントされたとか。いい話ですね~。
―― トライアンフ スクランブラー(撮影車両)
007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2021):スクランブラー1200XE
©ユニバーサル・ピクチャーズ
最後にご紹介するのは007シリーズの最新作!
敵の組織から逃げるダニエル・クレイグがグラサン男から奪い取って颯爽と街中を走り去ります!
「人のバイク奪うとか最低だな! ボンド!」とバイカー目線で観ていましたが、ド派手な大ジャンプがカッコよすぎて全てを許しました。
ちなみにこちらの車両はトライアンフのスクランブラー1200XE!
僕も一度またがったことあるんですが、かなりシート高が高くエクストリームアドベンチャーバイクといった具合で乗り手を選びそうな感じでした。
007限定モデルが販売されたことも有名ですね。僕もお金があれば買いたかったもんです。
―― トライアンフ スクランブラー1200XE ボンドエディション(限定モデル)
はい。という感じで今回は映画のヒーローが乗ったトライアンフをご紹介してみました!
他にも「アントマン&ワスプ」や「ワイルドスピード/スーパーコンボ」などの大作にもトライアンフが登場するのですが、敵キャラが乗るマシンとしての登場なので今回は割愛します。
トライアンフは、よく映画に車両提供をしてくれるので嬉しいですね。
いつか僕の監督作にも提供してもらいたいもんです。
この記事を読んでいるトライアンフ関係者の方にご連絡いただけたら泣いて喜んじゃいます!
―― トライアンフ スクランブラー(2012年モデル)
なんだかスクランブラータイプのバイクばかりで偏った紹介になってしまいましたが許して下さい!
筆者であるナカモトがスクランブラーが大好きなもんでして。
最後にトライアンフの素晴らしさを伝えるため、現行のスクランブラーに乗ってキャンプに行って動画を撮影してきましたので、お時間ある方がいらっしゃれば観て下さい。
僕のスクランブラー愛が爆発しております! ! ! ほいじゃまた!
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