現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型「ノアヴォク」「ステップワゴン」ほぼ同時! 近々日産「セレナ」も!? ライバル車なぜ一斉に登場? 国内新車市場のナゾ

ここから本文です

新型「ノアヴォク」「ステップワゴン」ほぼ同時! 近々日産「セレナ」も!? ライバル車なぜ一斉に登場? 国内新車市場のナゾ

掲載 14
新型「ノアヴォク」「ステップワゴン」ほぼ同時! 近々日産「セレナ」も!? ライバル車なぜ一斉に登場? 国内新車市場のナゾ

■ミドルサイズミニバンが続々フルモデルチェンジ!

 フルモデルチェンジや新規投入によって新型車が登場すると、ライバル車も同時期に切り替わることがあります。

爆売れ確実! トヨタ新型「シエンタクロスオーバー」発表!

 例えば2020年には、2月にコンパクトカーのトヨタ「ヤリス」とホンダ「フィット」、年末には日産「ノート」とスズキ「ソリオ」が新型になりました。

 2021年にも7月にはトヨタ「アクア」、8月には日産「ノート オーラ」と新型車の投入が続くなど、短期間でコンパクトカーの主力車種が刷新されました。

 さらに2022年は、1月にトヨタ「ノア/ヴォクシー」、5月にホンダ「ステップワゴン」がフルモデルチェンジし、年末から2023年にかけては日産「セレナ」がそれに続くのではないかといわれており、ミドルサイズのミニバンが一斉に新型に切り替わるのです。

 このほか2021年から2022年には、SUVタイプの電気自動車として、日産「アリア」、トヨタ「bZ4X」/スバル「ソルテラ」も登場しました。

 軽自動車は、2017年にスーパーハイトワゴンのホンダ「N-BOX」とスズキ「スペーシア」が現行型にフルモデルチェンジし、2019年にも、同じくスーパーハイトワゴンのダイハツ「タント」、2020年には日産「ルークス」/三菱「eKスペース/eKクロススペース」が新型になっています。

 なぜ示し合わせたように、ライバル車同士が、同時期に新型へ切り替わるのでしょうか。

 この点をメーカーの商品企画担当者に尋ねると、以下のような回答でした。

「ミニバンやコンパクトカー、軽自動車などは、いずれも国内市場の販売比率が高いです。

 同じお客さまに向けて商品開発をしているので、同じ時期に、同じようなことを考えて、新型車が登場するのでしょう」

 今の日本車メーカーは、海外市場の販売比率が80%以上に達します。

 例えばトヨタは、2021年の販売総数のうち、85%を海外で売りました。国内比率はわずか15%です。

 つまり日本車メーカーにとって、国内は副次的な市場になりつつありますが、ミニバン/コンパクトカー/軽自動車は、先のコメントの通り国内比率が高いです。とくに軽自動車は国内専用です。

 その結果、軽自動車で人気の高いN-BOX、スペーシア、タントなどは、すべて全高が1700mmを超えるスライドドアを備えたスーパーハイトワゴンになり、軽乗用車の過半数を占めています。新型車の投入時期も近付くのです。

 過去を振り返ると、タントが初めて左側にスライドドアを装着したのは、2007年12月に登場した2代目でした。

 翌月の2008年1月には、スズキから同じくスライドドアを装着するスーパーハイトワゴンの「パレット」(スペーシアの前身)が発売されています。

 このように似通った新型車が同時期に発売されるのは、その車種が、国内市場をしっかりと見据えて開発されている証ともいえるでしょう。従って同時期に投入されたクルマ達は、ライバル競争を展開しながら、売れ行きも好調です。

■同じメーカーでも似たようなクルマが同時期に発売される?

 このほか、同じメーカーに属する車種の場合、プラットフォームやハイブリッドシステムなどの共通化も影響しています。

 ノートオーラは、ノートをベースに開発され、アクアも基本部分はヤリスハイブリッドと共通です。そのためこれらの車種は、互いに発売時期が近付いています。

 今後の似通った新型車の登場としては、まずコンパクトミニバンが挙げられます。

 2022年7月から8月には、トヨタ「シエンタ」がフルモデルチェンジをおこない、2023年には、ライバル車のホンダ「フリード」も新型になる可能性が高いです。

 またホンダは「インサイト」が廃止され、ミドルサイズハッチバックの「シビック」にハイブリッド(e:HEV)が加わります。2022年から2023年の春には同じカテゴリーのトヨタ「プリウス」もフルモデルチェンジするとの情報もあり、今後はミドルサイズハッチバックのハイブリッドも選びやすくなるでしょう。

 このように見てくると、同じカテゴリーの車種が同時期にフルモデルチェンジする動向は、クルマ選びに活用できます。

 最近はフルモデルチェンジの周期も7、8年に延びたので、例えば2023年に新型のノア&ヴォクシー/ステップワゴン/セレナのどれかを購入して、7、8年後に再びこの4車種から選ぶ方法もあるでしょう。

こんな記事も読まれています

東京ディズニーの新ホテル、1泊34万円超の豪華客室も[新聞ウォッチ]
東京ディズニーの新ホテル、1泊34万円超の豪華客室も[新聞ウォッチ]
レスポンス
遂に試乗!原点回帰のランクル新型「250シリーズ」。「300」、「70(ナナマル)」、先代もイッキ乗り!!
遂に試乗!原点回帰のランクル新型「250シリーズ」。「300」、「70(ナナマル)」、先代もイッキ乗り!!
月刊自家用車WEB
フェラーリが大型スポンサー契約締結! 米テクノロジー大手とのタッグでチーム名も『スクーデリア・フェラーリ HP』に
フェラーリが大型スポンサー契約締結! 米テクノロジー大手とのタッグでチーム名も『スクーデリア・フェラーリ HP』に
motorsport.com 日本版
渋滞40kmも!? 関越道「イライラGW渋滞」今年はいつが酷いのか 「穴場の時間帯」知ればストレス全然違う!? 鬼門の「高坂SA」の状況は
渋滞40kmも!? 関越道「イライラGW渋滞」今年はいつが酷いのか 「穴場の時間帯」知ればストレス全然違う!? 鬼門の「高坂SA」の状況は
くるまのニュース
あの「ハチハチ」を再現!! ホンダ「NSR250R」が1/12スケール完成品モデルで新登場
あの「ハチハチ」を再現!! ホンダ「NSR250R」が1/12スケール完成品モデルで新登場
バイクのニュース
アストンマーティン『DBX』に改良新型、内装一新…707馬力仕様に一本化
アストンマーティン『DBX』に改良新型、内装一新…707馬力仕様に一本化
レスポンス
スバル、レガシィセダンの生産を2025年春に終了 セダンはWRXのみのラインアップへ
スバル、レガシィセダンの生産を2025年春に終了 セダンはWRXのみのラインアップへ
日刊自動車新聞
三菱ふそう、キャリアカー仕様のeキャンター新型など展示予定…ジャパントラックショー2024
三菱ふそう、キャリアカー仕様のeキャンター新型など展示予定…ジャパントラックショー2024
レスポンス
フェイスリフトされた新型「アウディ A3」をテスト&徹底チェック!第4世代A3の性能と評価は?
フェイスリフトされた新型「アウディ A3」をテスト&徹底チェック!第4世代A3の性能と評価は?
AutoBild Japan
いすゞとUDトラックス、ジャパントラックショー2024に共同で出展へ
いすゞとUDトラックス、ジャパントラックショー2024に共同で出展へ
レスポンス
新型ヴェゼルがビッグマイナー! 新グレードも!
新型ヴェゼルがビッグマイナー! 新グレードも!
グーネット
やっぱりダイハツ不正の影響は大きい! 2023年度の新車販売台数ランキング「盤石のクルマ」と「急落したクルマ」
やっぱりダイハツ不正の影響は大きい! 2023年度の新車販売台数ランキング「盤石のクルマ」と「急落したクルマ」
WEB CARTOP
レッドブルF1、注目集まる2025年ドライバーラインアップ決定は”シーズン終盤”に「我々は今のペアで満足」
レッドブルF1、注目集まる2025年ドライバーラインアップ決定は”シーズン終盤”に「我々は今のペアで満足」
motorsport.com 日本版
ダイハツの「軽バン」は何に使える? 「車中泊好き」オジサンにピッタリ!? フラットフロアできる「アトレー」とは
ダイハツの「軽バン」は何に使える? 「車中泊好き」オジサンにピッタリ!? フラットフロアできる「アトレー」とは
くるまのニュース
最高に便利なアイデア! 大事なギアを保護して、スッキリ収納にも役立つ b/c 「CRUMM CR」【車に積みたいアウトドアアイテム】
最高に便利なアイデア! 大事なギアを保護して、スッキリ収納にも役立つ b/c 「CRUMM CR」【車に積みたいアウトドアアイテム】
月刊自家用車WEB
ロイヤルエンフィールド「INT650」 ブラックアウトされたエンジンを採用したDarkグレードを追加し発売
ロイヤルエンフィールド「INT650」 ブラックアウトされたエンジンを採用したDarkグレードを追加し発売
バイクのニュース
【RVRはどうなる?】三菱自動車、コンパクトSUV「ASX」を大幅改良。6月から欧州で販売を開始
【RVRはどうなる?】三菱自動車、コンパクトSUV「ASX」を大幅改良。6月から欧州で販売を開始
driver@web
佐藤琢磨が日本人初のインディカーウイナーとして殿堂入り。初優勝の地ロングビーチに記念板が埋め込まれる
佐藤琢磨が日本人初のインディカーウイナーとして殿堂入り。初優勝の地ロングビーチに記念板が埋め込まれる
AUTOSPORT web

みんなのコメント

14件
  • >またホンダは「インサイト」が廃止され、ミドルサイズハッチバックの「シビック」にハイブリッド(e:HEV)が加わります。

    どっちもどっちだなぁ笑
    まあ、海外では需要のあるシビックを販売し
    インサイトはお役目御免って事か。
    とことんホンダ車の普通車は日本では人気ないな。
  • 新型アルファード登場

    日産は型落ちそのまま
    ホンダは廃止
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村