スクーデリア・アルファタウリは、F1アゼルバイジャンGPの直前に、今季限りでチーム代表のフランツ・トストが退任することを発表。後任には、現在フェラーリのスポーティング・ディレクターを務めるローレン・メキーズが就任することも同時に発表した。
これについてフェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは、プレスリリースを発表するタイミングは少し強引だと釘を刺した。しかしトストはチームが強引に発表したわけではなく、情報がリークされ始めてしまったため、発表を余儀なくされたのだと語った。
■アルファタウリF1、フランツ・トストの今季限りでの代表退任を発表。後任にはフェラーリからローレン・メキーズ
トストは退任について、アゼルバイジャンGPの土曜日に会見に応じた。その際に、今回発表したタイミングについて、次のように語った。
「実を言うと、これは今回発表される予定ではなかったんだ」
トスト代表はそう語った。
「ずっと後に発表する方向で計画されていた」
「しかし皆さん(ジャーナリスト)は非常にプロ意識が高く、情報のリークがいくつかあった。私はここバクーには来たくなかったんだ。たとえばガゼッタ・デロ・スポルトが私やローレンのところにやってきても、『いや、私は何も知らないよ』と言わなければいけないからね」
「そのため我々は、『よし、プレスリリースを出そう』ということになった。本来ならば、今年の後半に発表する予定だったが、すでに発表した。もちろん、これに満足していない人がいるということは、容易に想像できる」
現在67歳のトストは、昨年亡くなったディートリッヒ・マテシッツ(レッドブル共同創設者)をはじめとしてレッドブルの上層部に、70歳までに辞任する意向をずっと前から伝え続けていたという。
「それは私の決断だった」
そうトスト代表は説明した。
「それは、2年前から始まったことだ。当時、ディートリッヒ・マテシッツとも話し合った」
「私は現在67歳だが、若い頃から自分に言い聞かせてきた。もし何かを主導する立場にいても、そのポジションに執着するべきではないとね。そのポジションを若い人、より賢い人、より創造的な人、やる気のある人に与える必要がある。そして、私はまもなく70歳になろうとしている。さよならを言う時が来たんだ」
「私はF1が大好きだ。皆さんのことも大好きだ。でも、いつかは終わらせなければいけない物語だ。そしてピーター・バイエルがCEOに就任し、ローレン・メキーズが代表に就任した。私に取って代わるふたりの素晴らしい人物がいる。F1を離れるには、最高の時期だと思う」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?