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マクラーレン、2020年は基盤整備の年に…東京オートサロン2020[インタビュー]

マクラーレン・オートモーティブは初めて東京オートサロン2020に出展した。プレスカンファレンスにおいて、順調に台数を伸ばしていることなどが語られたので、より詳細な内容について話を聞いた。

◆台数増加は3つの要因

マクラーレンの日本での登録台数を追うと、2014年で88台だったところから、2019年は353台と大幅に台数を伸ばしている(JAIA調べ)。この要因についてマクラーレン・オートモーティブ日本支社代表の正本嘉宏氏は大きく3つ理由を挙げる。「まず商品ラインナップがしっかりと充実してきたこと。次に、ネットワークの構築。最後はマーケティング活動だ」という。

ラインナップに関しては、「当初はスポーツシリーズもない状況だったが、スポーツシリーズの導入以降、100台規模から180台規模まで倍増。その流れが大きい」という。

またネットワークでは、「東は東京までだが、南は福岡までネットワークを作った。ラグジュアリービジネス、特にクルマに関しては50%を占める首都圏に2拠点目を出した」と説明。

そしてマーケティング活動は、「2017年から主体的に日本に対して、各種メディアを通じて積極的なマーケティングとPR活動を行っている」と述べる。例として、広報車両が2台程度だったところから現在は4から5台あり、「積極的にそれを貸し出して体感してもらえるようにした」。さらに「一般のお客様に対してもモニターキャンペーンなどで貸し出して実際に体感してもらうようにしている」とのこと。これは、「触れることも躊躇する方がいるので、こういう機会を通じてマクラーレンをより理解してもらうような活動を地道に続けたいという想いからだ」とコメントする。

PR活動では、「これまでの雑誌広告のみだったのに対し、それ以外のマス、特に新聞やデジタルにも積極的に展開。効率はあまりよくないが、イベントなどでお客様とのタッチポイントを増やす活動も積極的に進めてきた」と正本氏。広告では「マクラーレンのバリューをしっかりと理解してもらえるようなタイアップ記事などのコンテンツを充実させている。やはり(広告の)写真だけではスーパーカーとしてだけで、他メーカーとの差異を理解してもらえず表面的に判断されて終わってしまう。そうではなく、マクラーレンとはこういうクルマだということをまずしっかりと認識してもらうことが大事だ」と語る。

◆マクラーレンは日本と親和性が高い

正本氏は、「マクラーレンと日本はすごく親和性が高い」という。その理由は、「マクラーレンというブランドは一点突破、“フォームフォローズファンクション”というコンセプトにも表れているように、無駄なことをしない。最高のものを徹底的に妥協せずに追求する姿勢は、まさに日本の職人堅気、伝統文化などに似ている。そういうことを知れば知るほど日本人のメンタリティにすごく近いブランドだ」と話す。

しかし「悲しいかなそういう部分が全然伝わっていない。そこでちゃんとしたストーリーを作って、そういう軸で日本のお客様に対してマクラーレンをプレゼンテーションすることで、もっともっと共感を得られ、もっともっと理解してもらえ、ファンになってもらえる素養がある」とコメント。

「マクラーレン・オートモーティブが設立され、MTC(マクラーレン・テクノロジーセンター)が立ち上がり、『12C』が作られた。その時は新たなビジネスの立ち上げなので相当なコストをかけて大々的なキャンペーンを行った」と振り返る。「当時MTCに行った日本のメディアやジャーナリストはたくさんいたが、それ以降の情報発信があまりにもプアで、そこからアップデートされておらず、最新のマクラーレンがちゃんと伝えきれていない」と現状を語る。そして「その間にもマクラーレンは進化し続けており、そこをしっかりとアップデートするのが自分の仕事だ」と述べた。

◆信じる道を行く

正本氏が日本支社の代表になって2年半になる。「早かった。そして時間の密度も濃く、でも面白かった。そしてやりがいのある仕事だ。マクラーレンという世界の中でも超一流のブランドを代表出来るということ自体がすごく光栄なこと」とコメント。そして、「マクラーレンを知れば知るほど開発のポリシーや、実際の開発の力、ケーパビリティはすごいものを持っている。そのアウトプットとなる商品についてもレーシングドライバーやジャーナリストからいかにすごいかを教えてもらえ、改めてすごいブランド、すごい商品を扱っている」と仕事、そして扱う商品への愛情を語る。

正本氏は、「それをしっかりと興味を持ってもらえる可能性がある人に伝えていかなければいけないという責任感。そしてそこで一旦ファンになってもらったお客様により良いサービスを提供していかなければいけない」という。これは、「正直にいうと新しいブランドなので、出来ていないこともたくさんあり、お客様からお叱りを受けることもある。そういったことを出来るだけ早く解消して、もっと喜んでもらえるような環境を作っていきたい」と現状を語り、「そのために私が今まで各メーカーやインポーターで経験してきたこととの多くが生きてくる部分なので、粛々と信じる道を行く」とこれからの抱負を述べる。

特にユーザーに対しては、「マクラーレンのお客様の中にはマチュアな方たちも多いので、ともするとそこで口に出さずに去っていってしまう方もいる。これが一番辛い」とし、「出来るだけそういうことのないよう、例えばお客様向けの調査などの体制をしっかりと整備し、未定だがコールセンターを立ち上げるなども含めてしっかりとお客様の声が届くような体制を整備していきたい」とCS向上を目指す意気込みだ。

◆2020年は基盤の再構築

最後に2020年のマクラーレンとしての展望について聞くと、「2012年にこのビジネスを立ち上げた時に短期間で現在のレベルに到達するかは想定していなかった。従ってサービスのキャパシティがオーバー気味であるなど、そういったところをもう一度手を入れて、お客様にご不便、ご迷惑をお掛けしないようにしっかりとした体制を作る」と述べ、「そのためのトレーニングをはじめ、ワークショップのキャパシティを上げ、製品のクオリティも上げていく。またパーツも含めた納期短縮など地道なことをしっかりと行い、台数も大事だが、それよりもこれから2から3年先を見据えた上での基盤をもう一度きちんと整備することを一番の念頭に挙げている」と語った。

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