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初代ディフェンダーの精神的後継モデルを作った英国『イネオス』、小型4WDを追加へ 旧スマート工場の生産能力活かす?

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初代ディフェンダーの精神的後継モデルを作った英国『イネオス』、小型4WDを追加へ 旧スマート工場の生産能力活かす?

より迅速なラインナップ展開へ

英国のイネオス・オートモーティブは、新型車を「ゼロから開発」するのではなく、パートナー企業と連携してモデルラインナップを拡大する方針だ。リン・カルダーCEOが明らかにした。

【画像】イネオスが展開するタフな本格派オフローダー【グレナディアとクォーターマスターを詳しく見る】 全56枚

カルダー氏はAUTOCARの取材に対し、導入が延期されていたレンジエクステンダー車『フュージリア』を「おそらく2028年までに」発売できると語った。さらに、フュージリアに続いてあと2車種の新モデルが計画されているという。

これらの新型車は、既存の大型SUV『グレナディア』をベースとするものではない。グレナディアは2022年にイネオス初の市販車として導入されたタフな4WD車で、初代ランドローバー・ディフェンダーの精神的後継とも言えるモデルだ。

イネオス・オートモーティブは、2017年に化学大手イネオス・グループのジム・ラトクリフ会長の主導によって立ち上げられ、ゼロからグレナディアを開発した。派生モデルとしてピックアップトラックの『クォーターマスター』も導入しているが、今後のモデル展開においては他社との協力関係を深めることになるようだ。

「グレナディアのように、ゼロから新しいクルマを開発するつもりはありません」とカルダー氏は語った。

「今は技術共有に焦点を当てており、その体制が整えば、より短期間で多くのモデルを市場投入できるようになります」

「グレナディアのホイールベースを変更したり、グレナディアのプラットフォームに大幅な改良を加えたりする予定はありません。したがって、ショートホイールベース版のグレナディアが登場することはありませんが、小型の4WD車は登場するでしょう」

レンジエクステンダー技術に注力

カルダー氏は、提携先のパートナー企業については詳しく語らなかった。しかし、昨年AUTOCARが入手した情報によると、中国のチェリー(奇瑞汽車)と協議を行い、同社の電動オフロード車ブランド『iCar』(海外では『iCaur』として知られる)のレンジエクステンダー車用プラットフォームをフュージリアに採用する方向で話し合っていたようだ。イネオスはこの件についてコメントしていない。

チェリーはレンジエクステンダー技術の開発を主導する一方で、ランドローバー・ディフェンダーやメルセデス・ベンツGクラスにインスパイアされた、大型のオフロード車にもリーチしている。例えば、新型iCar V27は、1.5Lターボガソリンエンジンと33kWhのバッテリーを組み合わせ、電気走行距離200km、総走行距離1000km以上を謳っている。

プラグインハイブリッド車と比較して、レンジエクステンダー車は電気走行に主軸を置きつつ、純粋な内燃機関車と同等の航続距離を実現できる。

「レンジエクステンダーは規制上のメリットを得ながら、お客様に不便を強いることなく、本当に求められるクルマを販売し続けられる技術です」とカルダー氏は述べた。

イネオスが設立された2017年以降、電動化技術や市場環境は大きく変動している。当初はウェールズでの生産を計画していたイネオスだが、方針を転換し、ドイツ国境近くのハンバッハにある旧スマート工場をメルセデス・ベンツから買収した。

ハンバッハ工場の年間生産能力は3万台だが、パンデミックによる混乱、シートサプライヤーであるレカロ・オートモーティブの一時的な供給停止、昨年米国で導入された輸入関税の引き上げといった諸問題により、イネオスはまだその生産能力を活かしきれていない。

米国での人気が追い風に

「当社の短い歴史においては、むしろ『何が起きなかったか』の方が重要です。予想していたよりもはるかに困難でした。しかし、わたしは何事も計画通りに進まないということを学びました。極めて機敏に対応するしかないのです」

カルダー氏は、第1四半期に受注が20%増加し、良い軌道に乗っていると述べた。

「非常に厳しい市場環境を考慮すると、これはかなり良い感触です。今や、適切な市場で適切なモデルを投入し、正しい方向へ進んでいると感じています」

イネオスは具体的な販売台数を公表していないが、2022年の生産開始以来、世界中で累計3万5000台を納車したという。

イネオスにとって、グレナディアおよびクォーターマスターの最大の市場は米国だ。昨年輸入関税が2.5%から15%に引き上げられたにもかかわらず、現在、米国が売上の65%を占めている。

カルダー氏によると、イネオスは一部のモデルを米国で生産することでこの追加関税を回避する方針であり、2030年末までに現地生産を開始することを目指しているという。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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みんなのコメント

2件
  • mt********
    ジムニーより大きくて、ランドクルーザー、ディフェンダー、ベンツGなどより小さい中間サイズは誰が考えてもポテンシャルあるのに車はない
    どう考えても一定数売れそうなジャンル
  • suk********
    Gにしか見えん
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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