2021年F1カタールGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2位、セルジオ・ペレスは4位だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは11位、角田裕毅は13位という結果だった。
フェルスタッペンは予選でダブルイエローフラッグを無視したとして5グリッド降格ペナルティを科され、7番グリッドからのスタートになった。しかし、1周目に4番手、5周目には2番手に上がり、終盤にはソフトタイヤに履き替え、最終ラップにファステストラップを記録した上で2位でフィニッシュした。
角田裕毅13位「予選までの速さがなく、予想外の展開に」捨てバイザーがウイングに引っかかるトラブルも/F1第20戦
ペレスは終盤4番手を走行し、前のフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)を追っていたが、バーチャルセーフティカー出動により追いつくチャンスを失い、4位フィニッシュとなった。
ガスリーは、フェルスタッペンとバルテリ・ボッタス(メルセデス)のグリッド降格でフロントロウの2番グリッドに繰り上がったが、1周目から順位を落とし、早い段階でタイヤ交換を行い、後方に落ちた後、ポイント圏内に戻ることができなかった。
角田は序盤に捨てバイザーがリヤウイングに引っかかるという問題に見舞われ、それがペースにもピットストップのタイミングにも影響。13位という結果になった。
ドライバーズ選手権ではフェルスタッペンがハミルトンを8点リード。コンストラクターズ選手権では2位レッドブルが首位のメルセデスとの差を縮め、5点差に迫った。
アルファタウリはカタール前にはコンストラクターズ選手権5位のアルピーヌと同点だったが、アルピーヌが3位と5位を獲得したことで、25点差をつけられてしまった。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
決勝=2位
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム→ソフト(57周)
ファステストラップ記録
セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
決勝=4位
11番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム(57周)
ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
決勝=11位
2番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ミディアム(56周)
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
決勝=13位
8番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード(56周)
■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
今日のカタールGP決勝は、オーバーテイクの多いエキサイティングなレースになりました。
レッドブル・レーシング・ホンダの2台も多くのオーバーテイクを見せ、予選中のペナルティにより7番手スタートとなったレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が大きくポジションを上げて2位表彰台、ペレス選手も11番手スタートから4位に入賞。現状の我々のパフォーマンスを最大限に引き出せたレースだったと考えています。
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は予選上位の選手のグリッド降格にともない2番グリッド、角田選手は予選ポジションから変わらず8番グリッドからスタート。残念ながらレースペースが上がらず、2台ともにポイント圏外で終わり、昨日までの速さを考えると非常に残念な結果になりました。
簡単な週末ではありませんでしたが、あと2戦のところでドライバーズチャンピオンシップのリードを保ち、コンストラクターズチャンピオンシップもトップとの差を詰められたという部分で、大きな意味があったと感じています。
チームとともにシーズンを振り返り、パフォーマンス向上のために我々として何ができるのかをじっくりと考えて、また十分に準備をして残りの2連戦に臨みます。
最後に、ベテランらしい素晴らしい走りで7年ぶりの表彰台を獲得したかつてのチームメイト、アロンソ選手におめでとうの言葉を贈ります。
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