ドゥカティのチームマネージャーを務めるダビデ・タルドッツィは、10年前の出来事を理由にライダーにブーイングするのは間違っていると主張した。
2015年の悲しい出来事、つまりシーズン終盤のマレーシアGPでバレンティーノ・ロッシとマルク・マルケスが激しい対立を起こして以来、イタリアGPの舞台であるムジェロはマルク・マルケスにとってアウェーの地となり、特にその後数年はロッシのファンからマルケスに激しいブーイングが浴びせられた。
■伊メーカーのエースになっても、ムジェロのファンはマルケス憎し? ブーイングにドゥカティマネージャー怒り
ロッシが引退し、マルケスが怪我をきっかけに苦戦するようになるとこうした嫌悪感も薄れつつあったが、マルケスは今季ドゥカティのファクトリーチームに移籍。圧倒的なパフォーマンスを発揮するようになった。
ドゥカティは言わずとしれたイタリアのメーカーなのだが、マルケスのチームメイトであり、すでに2度ドゥカティにタイトルをもたらしているイタリア人ライダー、フランチェスコ・バニャイヤが苦境に陥っていることもあってか、イタリアGPを制したマルケスにブーイングが浴びせられることになった。
これに怒りを示したのが、タルドッツィだ。彼はSkyイタリアにこの件について説明。次のように語った。
「10年前の出来事に関連して、スポーツマンシップに反する行為を行なうのはもはや正当化されないと思う」
「特にマルクとバレンティーノのために、ページをめくって前を向き、前向きなメッセージを送る時が来た」
タルドッツィは、イタリアのファンが自国のドライバーを好んでいることを認識している。しかしだからといって、他のライダーを嘲笑する口笛には全く同意しなかった。
「マルクが嫌いなら拍手しなければいいが、口笛を吹くのは絶対にスポーツマンシップに反する。私の意見だがね」
「10年前のことが誰のせいだったのか、というエピソードには戻りたくはない。私としては五分五分だが、これだけ時間が経った今、ヴァレやマルクのような2人のスーパーチャンピオンは前を向いているはずだし、過去はもう変えられないのだから、2人に握手してもらいたい」
2018年のサンマリノGPでは、マルケスからロッシに握手を申し出たもののロッシがこれを拒否するという事件も起こり、ロッシとマルケスの確執は今も続いている。マルケスはホンダからドゥカティ陣営に移籍し、ロッシはMotoGPを引退しチームオーナーとして、そして4輪レーサーとして新たな挑戦をしている今、ふたりに雪解けの時は訪れるのだろうか。
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みんなのコメント
ついでにマルケスもロッシは最強のライバルの一人、若い頃はぶつかりあったけど、今でも最高にリスペクトしてる
なんて言えばみんなハッピー
裏ではどう思ってるか知らんが、ビジネス的には大成功チャンスかと
ロッシの場合はスター過ぎてそんな風に強引に和解させるような人はいなさそうだしなぁ…
2015年の出来事があっても、ロッシが10回目のタイトルを獲れていればまた変わったんだろうと思う
忘れがちだがロッシは翌年もランキング2位だったが、マルケスが上回りタイトルを獲れなかった
つまり2回も邪魔されたことになる
個人的に2015年はロッシがイラつき過ぎたこと、何時ものようにマルケスに心理戦を仕掛けたことが敗因
走りにだけ集中していたらタイトルを獲れていたように思う
ストーナーが「心理戦は己の弱点を晒すようなもの」と言っていた
和解の機会があるとすれば、マルケスが自身に並ぶ9回目のタイトルと、それを超える10回目のタイトルを獲った時にロッシがどう動くかだろうな