乗ってみたいけど、なかなか怖そう……
普段当たり前のように目にする自転車の多くは、シティサイクル(ママチャリ)やロードバイク、マウンテンバイクなど、乗るときは上体が起きているかやや前傾の姿勢になるでしょう。少数派ですが「リカンベント」という仰向けの状態で走る自転車もあります。しかしその2つ以外に「プローン(Prone)」と呼ばれる自転車があります。
【画像】なんだかお腹が苦しそう? じつは理にかなっている「Bird of Prey Bicycle」を見る
プローンとは「うつ伏せ」という意味で、文字通り極端に前傾したポジションで乗ります。
ペダルは後輪よりもさらに後ろに配置され、サドルではなくパッドに腹部(骨盤)と肘を当てて身体を支え、うつ伏せバンザイの状態で、足踏みをするようにペダリングします。
なんだかお腹が苦しそうですが、これによって空気抵抗をかなり抑えることができ、スピードだけでなく快適性も高いとのこと。
じつはこのタイプの自転車は、1800年代後半に誕生していたという歴史があります。量産されることは無いに等しく、その姿を目にすることもまずありません。
そんな「逆リカンベント」とでも言うべきプローン自転車をレース用に開発したのが、米・カリフォルニア州の建築士、ジョン・アルドリッジさんです。
「Bird of Prey Bicycle(猛禽自転車)」と名付けられた自転車はプローン型のロードレーサーで、アルドリッジさんは「世界最速のレーシングバイク」と豪語します。
ベテランの自転車ビルダーに自作のスケッチを見せ、それを基に美しいフレームワークの「Bird of Prey Bicycle」が完成。かなり高齢のアルドリッジさんが自ら試乗し、下り坂では70km/hを超える速度を記録したそうです。ちなみに一度も事故を起こしたことはないとのこと。
「猛禽」と名を冠したのは、滑空する際に空気抵抗を軽減するフクロウをヒントにしたからだとか。また水泳を例に、その姿勢が理にかなっていると熱弁します。
バーエンドシフターも快適そうで、ロードバイク乗りならば一度は試してみたくなるのではないでしょうか。(オモシロ乗りもの探索隊)
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みんなのコメント
自転車本体よりも搭乗者の受ける前面からの空気抵抗がすくないから。
お辞儀をしてる程度の前面投影面積より、足を前において寝転んだ方が遥かに抵抗を受ける面積が少ないもんね。
ただ、それゆえにロードバイクよりスピードが出る。
ツール・ド・フランスなどのプロレースの横を軽々と抜いていくリカンベントもすくなくない。
となれば、転倒時の被害は大きくなる。
リカンベントは足が前にあるので多少は頭も守られるだろうけど、この逆リカンベントはスピードが出やすいのに頭からぶっ飛ぶ姿勢で乗るという狂気。
腹が押されるのもそうだが、首が疲れて前を見られなくなるだろう。