東京オートサロン2025で公開されたGRヤリス Mコンセプト。そのミドに搭載される2Lターボエンジン、実は1.6Lだったものをモリゾウさんの「物足りない!」のひと言から開発が始まったというからビックリだ!
文・写真:ベストカーWeb編集部
GRヤリス Mコンセプトには凄いストーリーがあった! モリゾウさんの「物足りない!」から生まれた2Lエンジン
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■GRヤリス Mコンセプトは3気筒1.6Lターボだった!?
ミドシップに搭載される2Lターボは400馬力級の大パワーが期待できる
クルマ大好きおじさん、モリゾウさんは我々と同じような夢を見るらしい。GRヤリスに搭載されている3気筒1.6Lターボエンジンを「ミドに積んだら面白くない!?」と思い付いたのがモリゾウさんなら、「1.6Lじゃ物足りない。2Lでやってみよう」と提案したのもモリゾウさんなのだ。
嘘のようだけど、本当の話。モリゾウさんがGRヤリスの1.6Lターボエンジンをミドに積んだテスト車を初めて乗ったのが2023年の初頭。国内で試験車両に乗った時は「やっぱりミドシップはいいね!」と満足げだったそう。
特にミドシップ4WDの旋回性の良さは、フロントにエンジンを搭載するGRヤリスがどうしてもアンダー傾向にあるのに対し、気持ちよくスーッとコーナリングできるから、「雑味のない4WD」とで表現したらいいだろうか?
ミドシップだから、ハンドリングは軽快なうえ、コーナリングの立ち上がりではフロントに駆動がかかる4WDということで、安心してアクセルを踏んでいける。まさに文句のないミドシップ4WDだ! と開発陣もこれはいけそうだ、とほっと胸をなでおろし、開発が進んでいった。
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■もっといいクルマになるために2Lエンジンを開発
エンジンがなくなったフロントにはセンターカップリングとラジエターが入る
ところが、ニュルブルクリンクに試験車両を持ち込み、モリゾウさんが乗ったところ「コーナリングはすごく速いが、直線が物足りない」とコメント。もちろんクルマがいいからこそ、もっとパワーが欲しくなる道理なのだが、とはいえ1.6Lではパワー的には限界だ。
そこでモリゾウさんは「2Lでやってみたら、どうだろう?」と提案。そう考えるところが「もっといいクルマづくり」を目指す核心部分だ。
しかし、GRヤリスのミドに2Lエンジンが搭載できるスペースはない。普通なら「さすがにそれはムリでしょう!」となるのが普通だが、ここで諦めないのが開発チームとモリゾウさん。
「入らないなら入る2Lエンジンを作っちゃえ!」と生まれたのがあのコンパクトな2Lエンジンというわけだ。小さく効率的なため、汎用性も生まれた。
昨年の東京オートサロンで展示し、エンジンに再び脚光が浴びたことで、開発は加速。将来的にはセリカが2Lのミドシップ4WDとして市販化されることまで決まっていった。
ただし、この2LターボとなったGRヤリス Mコンセプトをモリゾウさんは乗っていないそうで、これから国内でテストし、今年夏以降スーパー耐久に実戦投入される予定だ。もちろんその先にあるのはニュルブルクリンクだ。
ちなみに気になる馬力は「400馬力くらいはいきたい」という声も聞くことができたから、凄い!が止まらない。
ふつうのクルマ大好きおじさんの感覚を持つモリゾウさんだからこそ「夢」をかなえてくれる。「ありがとうモリゾウさん!」以外言葉が見つからない。
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みんなのコメント
良い人材も勝手に集まってきて更に士気も上がりそうです。
これがMR2への足掛かりになれば良いし、ルノースポールのようなスタイルで販売までいけたら一気にミッドシップが2車種にw。
トヨタだから出来るんだろうなー。