メルセデスのバルテリ・ボッタスが2021年の契約についてルノーと話し合いを行っていると、ヨーロッパのメディアが伝えた。
来年に向け、フェラーリがセバスチャン・ベッテルの後任としてカルロス・サインツJr.と契約、サインツの後任にダニエル・リカルドがマクラーレンに加入することで、ルノーに空席ができた。
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ルノーはエステバン・オコンのチームメイトを選ぶべくフェルナンド・アロンソと交渉を行っているといわれ、基本合意に達したという報道もある。しかし、ルノーはボッタスとも話をしていると、今週『Motorsport-Total.com』が伝えた。
メルセデスと現ドライバー、ルイス・ハミルトンおよびボッタスとのそれぞれの契約は、2020年末までとなっており、2021年に向けて、今後交渉が進められていくことになる。
すでにフェラーリとレッドブルのエースドライバーは確定しているため、ハミルトンがメルセデスに残留することは確実とみられる。現在そのチームメイトについて大きな関心が集まっている。
ボッタスは、2017年にメルセデスに加入して以来、堅実にポイントを獲得してコンストラクターズタイトル獲得に貢献、ハミルトンとの関係も非常に良好だ。
一方で、フェラーリ離脱を決めたベッテルや、メルセデスの育成出身で現在ウイリアムズに所属するジョージ・ラッセルも来季のメルセデスドライバー候補に浮上している。
メルセデスのチーム代表トト・ウォルフは、ベッテル起用については、当然検討するとしながらも、現在のドライバーたちを最優先すると発言している。
「我々にとって、誠実であることは非常に重要だ。現在のドライバーに誠実に接している」
ウォルフはまた、2021年のドライバーラインアップ決定を急いでいないとも述べた。
「2021年のドライバーラインアップをかなり早い段階で発表したチームがいたことに驚いた」
「我々は、シーズンが始まってすらいない段階に交渉を始めたくはない」
「最終的に最も重要になるのは、パフォーマンスと、ドライバー同志のダイナミクスだ。もちろん、マーケティング的要素も重要なので、すべての要素を考慮して決めなければならない」
来季契約がしばらく確定しない見通しとなり、ボッタスはシートを失うリスクを避けるため、メルセデス以外の選択肢も探り始めていると、『Motorsport-Total.com』は伝えた。ボッタスのマネージャー、ディディエ・コットンとルノーのマネージングディレクター、シリル・アビテブールがすでに話し合いの機会を持ったということだ。メルセデスの親会社ダイムラーがF1ワークス活動から手を引きたがっているのではないかといううわさが以前からあり、ボッタスはそれに関しても不安を持っているのではないかとの推測もなされている。
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