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パワーを使い切る楽しさを味わいつくす! 100万円台の最新MT車5選

掲載 更新 6
パワーを使い切る楽しさを味わいつくす! 100万円台の最新MT車5選

■100万円台で販売中の最新MT車を紹介!

 近年、国内の自動車市場でMT車の販売比率は2%にも満たないといわれています。ATの性能が向上して、単にイージドライブが可能なだけでなく、燃費の向上やスムーズな走りを実現しているため、MT車の減少は仕方ないのかもしれません。

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 一方で、スポーツドライビングだけでなく、ちょっとした移動でも、クルマを操る楽しさを味わえる点では、MT車はまだまだ魅力的な存在です。

 そこで、現行モデルのなかから100万円台と比較的リーズナブルなMT車を、5車種ピックアップして紹介します。

●トヨタ「ヤリス」

 1999年に、トヨタはまったく新しいコンパクトカー「ヴィッツ」を発売しました。

 初代から2010年に登場した3代目モデルまではヴィッツの名称で販売されてきましたが、2020年2月に登場した4代目モデルからグローバルで統一した名称の「ヤリス」に変わりました。

 ヤリスは新たな「GA-Bプラットフォーム」を採用した車両の第1弾となっており、先代モデルと比べて前席と後席の間隔が37mm短くなっていますが、将来的にはヤリスとプラットフォームを共有したトヨタ車が複数発売されることが見込まれます。

 ラインナップは、1リッターと1.5リッターのガソリン車、1.5リッターエンジン+モーターのハイブリッド車に、それぞれ「X」「G」「Z」の3グレードが用意され、さらにガソリン車は全グレードが100万円台の価格帯となっており、トランスミッションは6速MTとCVTから選択可能です。

 各グレードの1.5リッター6速MT車の価格は、「X」が154万3000円、「G」は170万1000円、「Z」は187万1000円です。

●スズキ「スイフト」

 スズキ「スイフト」は、初代が2000年に登場したベーシックなコンパクトカーです。

 初代は88馬力の1.3リッター直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、クロスオーバーSUVを模した安価なハッチバック車として人気となりました。

 現行モデルは2016年に発売された4代目にあたり、初代モデルから一貫してMT車を設定していることが「スイフト」の特徴のひとつです。

 4代目では最廉価の「XG」グレードと、欧州仕様のスポーティな足まわりを装備する「RS」グレードに5速MTが設定されています。

 搭載されるエンジンは両グレードとも1.2リッター直列4気筒DOHCで、最高出力91馬力を発揮。決してパワフルではありませんが800kg台の軽量な車体なため、出力的には十分です。

 スイフトは現在も低価格路線が継続されており、価格(消費税込)は「XG」が153万5600円から、「RS」は178万2000円からとなっています。

 さらに、6速MTを搭載する高性能モデル「スイフトスポーツ」も187万4400円から販売されています。

●マツダ「マツダ2」

 マツダ「デミオ」は1996年に登場したベーシックなコンパクトカーで、当初はステーションワゴンタイプのボディでしたが、代を重ねるとオーソドックスな5ドアハッチバックとなりました。

 現行モデルは2014年に発売された4代目にあたり、2019年9月にマツダはグローバルで車名を統一するという施策により「マツダ2」に車名が変更されています。

 搭載するエンジンは1.5リッターのディーゼルとガソリンの2種類が用意されており、いずれも優れた加速性とレスポンスの良さを兼ね備えています。

 なお、ガソリンエンジンは最高出力110馬力、ディーゼルエンジンは105馬力(MT)で、ディーゼルの最大トルク220Nm と2リッターガソリンエンジンに匹敵します。

 トランスミッションはガソリン、ディーゼルともに6速ATと6速MTが設定され、MT車の価格は、ガソリン車の「15S PROACTIVE S Package」が190万3000円、「15S PROACTIVE」が169万4000円、「15S」が157万3000円。そしてディーゼル車の「XD PROACTIVE」が199万1000円です。

■趣味性が強い軽スポーツと輸入コンパクトカー

●ダイハツ「コペン」

 2002年に発売されたダイハツ初代「コペン」は、電動メタルトップを装備した2シーターオープンスポーツとして開発された軽自動車です。

 64馬力の直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載したFF車で、手頃な価格からセカンドカーとして人気を博しました。

 現行モデルの2代目は2014年に登場し、「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」というコンセプトの異なる3タイプのボディスタイルをラインナップ。各モデルには走行特性が異なるスタンダードと「S」グレードが設定されます。

 また、2019年10月にはTOYOTA GAZOO Racingとの協力によって開発された第4のモデル「コペン GRスポーツ」が追加され、7種類のモデルによって普段使いから本格的なスポーツ走行まで幅広い楽しみ方をドライバーに提供してくれます。

 全グレードに5速MTが設定され、スタンダードモデルの価格は「ローブ」が190万8500円、「エクスプレイ」が188万6500円、「セロ」が196万3500円です。

●ルノー「トゥインゴ」

 ルノーのFFコンパクトカーといえば1972年に発売された「5(サンク)」から日本でも浸透しましたが、1993年に「トゥインゴ」が登場し、1995年から日本にも正規輸入が始まると、安価な価格と個性的なデザインからヒットします。

 現行モデルは2014年に登場した3代目で、スマート「フォーフォー」と兄弟車となっており、エンジンをリアに搭載するRRの5ドアハッチバックです。

 かつてスポーティな「トゥインゴGT」をラインナップしていましたが、2019年には販売を終え、MTモデルの「トゥインゴ ZEN MT」も消滅。

 しかし、2020年2月にベーシックなグレードとして「トゥインゴS」が発売され、MTモデルが復活しました。

「S」グレードには最高出力73馬力の1リッター直列3気筒DOHC自然吸気エンジンが搭載され、アンダーパワーながらも5速MTとの組み合わせによって、パワーを使い切る楽しさが味わえます。

 トゥインゴSの価格は179万円で、現行モデルの海外ブランド車では100万円台で手に入る唯一のMT車です。

※ ※ ※

 日本では数少ないMT車ですが、比較的安価なモデルにはラインナップされており、選択肢も豊富です。

 むしろ世界的にも貴重な存在なのが、1000万円クラスの高価なMT車で、年々数を減らしています。

 高価なスポーツカーの場合、DCTの方が変速速度など性能的に優れているため、この10年ほどで2ペダルが主流になりました。

 今後、電動化がさらに進むことを考えると、安価なモデルのみでMTは生き残るのかもしれません。

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みんなのコメント

6件
  • 200万以下にすればFRからMRまで選びたい放題だし、下手なボロ買うより維持楽だと思う。
  • パワーを使いきって楽しめる100万円代のMTなら、中古のNBロードスターじゃないかな。
    最新じゃなくたって、使い勝手が良くなくたって、それを補って余りある楽しさがこのクルマにはある。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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