ウイリアムズ育成ブラウニング、F1メキシコシティGPで今季2回目のフリー走行参加が決定

　ウイリアムズF1の育成ドライバーであるルーク・ブラウニングは、F1第20戦メキシコシティGPの金曜日のフリー走行1回目に参加する。ブラウニングはチームのFW47のステアリングを握る準備をしており、若いキャリアにおけるもうひとつの大きな瞬間に向けて備えている。

　ブラウニングは、アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスでの1時間のセッションに、カルロス・サインツに代わって出場する。これは今シーズン初めの第4戦バーレーンGPでの印象的なデビューに続き、彼にとって2度目のF1フリー走行となる。この走行はF1のルーキーセッションの必須条件の一環として行われ、ブラウニングの急速な成長に新たな節目を加えるものとなっている。

■「チームを助けられるよう準備に取り組んできた」

　シーズン初めにバーレーンGPでFP1に参加したブラウニングにとって、F1のコクピットに戻るチャンスは名誉であると同時に、ウイリアムズのアカデミーとシミュレータープログラムの一環として舞台裏で何カ月も行ってきた努力への報奨でもある。

「ウイリアムズのフリー走行セッションでドライブし、FW47を体験する2回目のチャンスを与えられたことに心から感謝している」とブラウニングは語った。

「この素晴らしい機会を最大限に活用し、チームが今後のレースウイークの計画を立てるのを手助けできるように、セッションの準備に懸命に取り組んできた」

「F1マシンに戻るのが待ちきれない。ドライバーアカデミーとウイリアムズの全員の信頼とサポートに心から感謝していている」

　2022年のアストンマーティン・オートスポーツBRDC賞受賞者であるブラウニングは、チームの2年前のマシン『FW45』のテストや、グローブのシミュレーターで数え切れないほどの時間を過ごすなど、幅広いF1の任務とタイトルキャンペーンのバランスをとってきた。今年は、FIA F2選手権に参戦して現在ランキング3位につけており、カタールとアブダビでの最後の2ラウンドを控えている。

　ウイリアムズのスポーティングディレクターを務めるスベン・スミーツはブラウニングの成長を称賛し、この若きイギリス人が訪れたあらゆるチャンスを自身で獲得してきたと考えている。

「ルークはこれまでF2で力強いシーズンを送っており、さまざまなサーキットやレースコンディションで一貫して自分のペースを見せている」とスミーツは語った。

「彼はシミュレーター作業とTPC（Test of Previous Cars／旧型マシンを用いたテスト）プログラムを通じてチームのサポートを続け、次のフリー走行セッションに向けてしっかり準備をしてきた。メキシコのコースに臨み、ウイリアムズ・レーシング・アカデミーのドライバーとして経験を積んでいく彼の姿を見るのを楽しみにしている」

https://twitter.com/WilliamsRacing/status/1977720987602059424

[オートスポーツweb 2025年10月15日]