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マツダの主力モデル最新改良/CX-5、CX-30、マツダ3

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マツダの主力モデル最新改良/CX-5、CX-30、マツダ3

車種別・最新情報 [2023.10.05 UP]


マツダの主力モデル最新改良/CX-5、CX-30、マツダ3
マツダのラインナップの中で中心的な役割を担う3車に新たな特別仕様車が加わった。CX-5とCX-30は同時に一部改良を実施し、グレード体系や装備の見直しを行った。

【マツダ CX-5】人気モデルが一部改良! 新たなる個性「レトロスポーツエディション」登場

●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久


※撮影車両:CX-5 XDレトロスポーツエディション(プロトタイプ)、CX-30 20Sレトロスポーツエディション(プロトタイプ)、マツダ3 ファストバック 20Sレトロスポーツエディション(北米仕様)
グレードを整理しつつアップデート
 今回の改良で注目すべき点としてCX-5のMT仕様とCX-30のe-SKYACTIV X(SPCC)の廃止が挙げられる。ともにマツダの走りに対するポリシーである「人馬一体」の具体的なアプローチでもあり、廃止は「人馬一体」の再評価あるいは変化と捉えることができる。
 同じことは「魂動デザイン」にも言える。これは特別仕様として設定されたレトロスポーツエディションによるが、ある意味古典的なクルマ感あるいはスポーティ志向の見直しを図り、幅広い年代に受ける新たな「魂動デザイン」の創出を狙ったとも考えられる。
 CX-5で言うなら前MCでのフィールドジャーニーが「人馬一体」「魂動デザイン」の一点張りからの脱却と言っては言葉が過ぎるかもしれないがSUVの一般的な価値感を導入してターゲットユーザー層の拡大を図っている。フィールドジャーニーほどではないが、レトロスポーツエディションはスポーティ路線で嗜好の多様化を図ったとも言える。
 基本となるコンセプトや性能を大きく変容させてはいないが、グレード展開を整理しながら、多様なユーザーとの相性を高めた嗜好の拡大がMCの要点と理解できる。


【NEW】レトロスポーツエディション

マツダのスポーツ系特別仕様車。ブラックまたはダーク仕上げで各部を引き締め、テラコッタカラーの専用シートを採用する。

新型CX-5【一部改良/特別仕様車】
●発表日:9月4日(10月下旬発売予定) ●価格:290万9500~422万5100円


内外装デザインや装備内容の見直しを実施。また、メーカーセットOPも変更された。
グレード再編によって現実的なラインナップに
 マツダの販売上の基幹車種であり、アウトドア趣味の色を濃くした「フィールドジャーニー」を前回の改良時に追加。今回はディーゼル車に設定されていた6速MTを廃止してATに一本化するなど、現実的なニーズにより適合した構成となった。
 また、オンロードのスポーティ感覚を強化したデザインの「スポーツアピアランス」の細部デザインに変更を加えたほか、同じくスポーティ系ながらデザイン志向の異なる特別仕様の「レトロスポーツエディション」を新たに設定。「ブラックトーンエディション」をベースとするこの特別仕様車は、同じスポーツ系でもスポーツアピアランスとは外観の仕様や内装の趣きを変えているのが特徴。ストイックなスポーツ感を抑えてツーリングをゆったりと楽しむような雰囲気を演出しているのだ。なお、同特別仕様車は販売時期や台数等の制限は設定されていないので、スポーティ仕様は実質的にスポーツアピアランスとレトロスポーツの2系統構成となる。


狙い目グレード!

XD フィールドジャーニー・4WD ●価格:383万9000円
 改良内容はスポーティ系の多様化が主軸だが、ミドルSUVの一般的な志向ならフィールドジャーニー。アウトドア感覚を強化してもマツダらしい走りもそのままに備わる。


新型CX-30【一部改良/特別仕様車】
●発表日:9月4日(10月下旬発売予定) ●価格:255万6400~367万8400円


安全装備や利便快適装備をアップデート。センターディスプレイは8.8→10.25インチに。
センターディスプレイを大型化、安全装備などの機能も向上
 マツダ3のプラットフォームやパワートレーンから発展したコンパクトSUVが同車であり、マツダ3の特徴でもあったe-SKYACTIV Xをラインナップしていたが、今回の改良で廃止。いずれも6速ATのe-SKYACTIV G2.0(マイルドハイブリッド)とディーゼルのSKYACTIV-D 1.8の2タイプとなった。これにより、費用対効果の高いパワートレーンに整理されている。
 機能面における改良の概要はAT誤発進抑制など安全機能の向上やセンターディスプレイの大型化、コネクティッド機能の向上、スマホによるリモートエンジン始動など。マツダ最新仕様へのアップデートを施した訳だ。
 外装では上級スポーティ志向を強化した特別仕様のレトロスポーツエディションのイメージカラーにもなっているジルコンサンドメタリックとセラミックメタリックの2色の外板色を追加している。


狙い目グレード!

XD レトロスポーツエディション・4WD ●価格:367万8400円
 高速巡航での力感と燃費を考えれば多少無理をしてもディーゼル車を狙いたい。安全&運転支援機能なら上級グレードだが、価格と装備の差を考えるなら特別仕様が魅力的。


マツダ3 レトロスポーツエディション【特別仕様車】
●発表日:9月4日(10月中旬~下旬発売予定) ●価格:285万100~390万2800円


■ファストバック

■セダン

ブラックトーンエディションをベースにパワーシートやBOSEサウンドシステムを採用。
1.5ℓ車でも特別に上級装備が装着される
 ブラックトーンエディションをベースに専用の2トーンの内装色の採用や装備の充実を図った特別仕様だ。装備面ではメモリー付き運転席パワーシート、前席シートヒーター、自動防眩ミラーなどが標準装着されるが、最上級グレードと同等の安全&運転支援装備も大きな魅力。特に1.5ℓ車は標準設定グレードでは最上級仕様でも選択できない装備が多く、装備優先で選ぶユーザーには見逃せない。

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みんなのコメント

7件
  • 馬じゃないのに人馬一体って言葉に拘る理由が理解出来ない。
    それより世界を震撼させる記述のSKYACTIV-Xはどうなったのですか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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