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2ストバイクの現行モデル 毎年新型が登場するエンデューロの世界

■国産で唯一新車として販売しているのはヤマハだけ

 現在エンデューロレース(耐久オフロードレース)が多様化しています。過激なヒルクライムやガレ場など、過酷な環境で争われる「ハードエンデューロ」や、オフシーズンのゲレンデやオフロードコースで開催される「クロスカントリー」、公道を使用した「オープンエンデューロ」など、様々なジャンルがあり、そのどれもが高い人気を誇っています。

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 その中で、いまだに2ストロークエンジンを搭載するモデルの需要は衰えていません。4ストロークのエンデューロモデルと共に、毎年様々なメーカーから2ストのニューモデルが発売されています。

 いま最も話題や注目を浴びているのは、イタリアの「BETA(ベータ)」です。トライアルの世界で有名なBETAですが、エンデューロ専用モデルも数多く投入し、国内外のアマチュアライダーからトップライダーまで、高い評価を受けています。

 特筆すべきはそのラインナップです。排気量別に「RR2T 125」「RR2T 200」「RR2T 250」「RR2T 300」と、2ストエンデューロモデルだけで4機種も発売しているのです。

 国内では、300ccは競技専用車のため公道を走ることはできませんが、瞬発力が求められるハードエンデューロでは一番人気となっています。また、200ccは日本人にジャストサイズなマシンとして、近年人気が高まっています。

 ちなみに4ストロークエンジンを搭載する「RR4T 350」「RR4T 390」「RR4T 430」「RR4T 480」を含めると、BETAは8種類ものエンジンバリエーションを持つわけです。

「RR2T 250」「RR2T 300」のエンジンには、2020年モデルより新たにバランサーシャフトを追加し、振動の軽減やエンジン回転の慣性力を高めています。

 また、ビギナーに人気の高い「X-Trainer(クロストレイナー)」は、低中回転域を重視したエンジンセッティングやソフトな専用サスペンションを搭載し、車両重量はわずか98kgという軽量さ。2020年モデルではローダウン仕様も発売されています。

 ちなみにBETAとKTM、ハスクバーナ・モータサイクルズ(以下、ハスクバーナ)は分離給油システムを搭載しています。かつては2スト専用エンジンオイルとハイオクガソリンを最適な比率で自ら混合しなくてはなりませんでしたが、これらのモデルはオイルタンクに投入するだけで最適な混合比を作ってくれます。

 オーストリアを本拠地とするKTMとハスクバーナは、排気量250ccと300cc以外にも150cc(KTM「150EXC」、ハスクバーナ「TE150i」)をラインナップしています。フューエルインジェクションを搭載したストリートリーガル(公道走行可能)というのも、注目のポイントです。

 スペインを代表するメーカーが「GASGAS(ガスガス)」です。こちらも排気量200cc、250cc、300ccをラインナップします。

 GASGASは経営難による事実上の倒産から立ち直り、2018年モデルとして新生GASGASエンデューロレーサーを登場させました。2019年9月にはKTMとの合併がリリースされ、エンデューロ、トライアルに加えてモトクロスの世界選手権(MXGP)への参戦やダカールラリー参戦など、活動が本格化されることが予想されます。

 フランスを母体とする「SHERCO(シェルコ)」は、BETAやGASGAS同様トライアルとエンデューロを共にラインナップしています。シェルコの2ストといえば軽くて扱いやすいと評判です。日本ではKTMやハスクバーナほどの台数はありませんが、根強い人気があります。

 イタリアの「tm(ティーエム)」は、レーシングカートで培われたワークスマシン技術をそのまま市販車へ投入することで知られています。その乗り味はまさに高級スポーツカーです。

 KTMやBETAが戦闘力だけではなく扱いやすさや乗りやすさを強調しているのに対し、tmが求めるのはシンプルな「速さ」です。乗り手を選ぶマシンであることを否定しないスタンスは気持ち良いくらいです。

 そして忘れてはならないのが、日本のヤマハです。国内メーカーで唯一新車として毎年2ストモデルを発売してます。流石に毎年モデルチェンジというわけではありませんが、決して色褪せないハイレベルなマシンをラインナップしています。

 エンデューロモデルは「YZ125X」「YZ250X」がラインナップします。YZ125XはモトクロッサーYZ125をベースに、エンジンセッティング(圧縮比など)やサスペンションをエンデューロ向きに扱いやすいものにしており、アマチュアライダーからも人気が高いモデルです。

 2016年に発売を開始して以来、基本設計は変更していませんが、近年はアメリカやオーストラリアなど海外でも評価が高まり発売されています。

 直接エンデューロとは異なる話題ですが、小排気量の「YZ85」は、2019年型で「YPVS(ヤマハパワーバルブシステム)」を新投入しました。エンジン回転数と連動し、排気ポートのバルブが開閉することで加速時に必要なトルクを発生させるシステムです。これにより、扱いやすさや戦闘力が大幅に増しています。

 また2018年には新たに「YZ65」も発売しました。50ccからバイクライフをスタートさせた子供のための、本格的レーサーです。

 つまりヤマハは、排気量65ccから85cc、125cc、250ccと、生涯のオフロードバイクライフを2ストだけで過ごせるほどのラインナップが揃っているということになります。

 将来F1のパワーユニットに採用されるのでは? との噂もある2ストロークエンジンは、エンデューロをはじめ、オフロードバイクの世界ではまだまだ人気と存在価値を高め続けているのです。

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