motorsport.comや英Autosportなどを傘下に置くMotorsport Networkは、F1と共に4年に1度のグローバルF1ファン調査を実施。F1ファンのエンゲージメントが世界的にどう進化しているかを追いかけた。世界186ヵ国から寄せられた熱心なファンの10万件を越える回答に基づく今年の調査からは、現代レースファンの考え方が見えてきた。
今回のファン調査では、F1が新規層、若年層、女性層を新たに引き付け、アメリカ市場で成長していることが数字で裏付けられた。また、F1のストーリーの幅広さと多様な関わり方によってファンがF1にますます引き込まれ、スピード、戦略、スペクタクルを求めてスポーツをフォローし続けることが分かった。
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F1のステファノ・ドメニカリCEOは、今回の調査について次のように語った。
「この調査では、F1ファンがストーリーとスポーツに関わる多くの機会を求めて、ますますF1を追いかけるようになり、そして素晴らしいレースに夢中になりつつあることが示された」
「スポーツはストリーミング、ストーリーテリング、ソーシャルメディアを通じて、現代の文化に組み込まれており、それによって多くの人々が繋がっている。Motorsport Networkによって、2025年における現代のファン層がどのようなモノかをより深く調査することができ、新しいファンを獲得するための戦略が軌道に乗ったことを確認できた」
またMotorsport Networkのヴェルナー・ブレルは次のように語った。
「この調査は単なる概要を示すだけではなく、市場へのシグナルだ。Z世代、女性、そしてアメリカのファンが、常時繋がり、かつ文化的にパワフルなF1の時代を牽引している」
「この調査は、我々がいかにしてファンにより良いサービスを提供し、ファンとパートナーを繋ぎ、F1の未来にとって最大の商業的チャンスを掴むことができるかを示している」
【回答者のうち】
・94%が5年後もF1をフォローする予定
・アメリカのファンの73%が将来的にグランプリを訪れる予定
・女性ファンの42%が既にF1アカデミーをフォローしている
・61%が毎日F1コンテンツに触れている
・76%がスポンサーによってスポーツが向上すると考えている
【新たなファン動向】
■女性ファンがF1人気の次なるビッグウェーブ
今回の調査では、新規ファンの4人に3人が女性。Z世代の回答者の半数近くが女性だった。
■Z世代は常にF1と繋がり、感情移入している
Z世代は現代F1人気のムーブメントを形成する原動力になっており、より頻繁に、より深い感情レベルでシリーズに関わっている。調査回答者の3分の2が、F1ドライバーやチームから個人的なインスピレーションを受けると答えており、アメリカでは調査対象者の70%が、特にストリーミングサービスやソーシャルメディアを通じて、毎日F1コンテンツに触れている。
■アメリカの視聴者増加が世界的な勢いを裏付ける
調査回答者の中で最大の国別シェアを持つアメリカのファンは、成長率、平均年齢の低さ、デジタルへの理解度で引き続き際立っている。彼らはコンテンツのエンゲージメント、スポンサーの対応、日々のタッチポイントにおいて、平均を上回っている。これはファン層が急速に拡大し、商業的な準備が整っている市場であることを示している。
【主な調査結果】
■現代のF1ファンは感情的、参加型、常時繋がる
F1ファンはただ見ているだけでなく、時間やお金を投じ、交流し、頻繁にF1に関わっている。調査対象となったファンの90%がレース結果に感情移入していると答え、61%が毎日F1コンテンツに触れている。プラットフォームやタイムゾーンを超えて、調査対象のファンはシリーズとの継続的な繋がりを形成している
■文化はエンゲージメントの新たな入口であり感情的な原動力
新しいファンや若いファンの多くは、ソーシャルメディア、ストリーミングサービス、シェアされたコンテンツを通じてF1を発見している。彼らはF1とアイデンティティに基づく繋がりを形成する傾向が強く、ドライバーの個性や物語的なドラマを重要なエンゲージメントの原動力として挙げている。Z世代の回答者の70%は、F1が自分たちにとって魅力的なステータスやイメージを表していると感じている。
■スリルの要素
どの視聴者層においても、スピードとパフォーマンスが最も強力な原動力であることに変わりはなく、回答者の90%がレース結果に感情移入していると答えている。
■ファンのコミットメントと継続意向
調査対象となったファンの間では、強いコミットメントが示されている。94%が5年後もF1を追いかけるつもりだと答え、86%が1シーズン16レース以上を観戦している。
■F1スポンサーの商品に好意的
回答者の76%が、スポンサーがF1体験を高めると考えている。また3人にひとりがF1パートナーから商品・サービスを購入する傾向が高く、Z世代では好感度が40%に上昇した。
■ライブ体験が繋がりを深める
オフラインイベントへの参加意欲が高まっており、F1ファン体験を行なったことのない41%の調査対象者は、今後いずれかの形で実際に体験したいと考えている。グランプリからポップアップ、ブランドアクティベーション、展示会、アーケードスタイルの会場まで、ファンはますますF1にライブで参加できる没入型の体験を求めているのだ。
■F1アカデミーは新たな成長の兆し
調査対象のうち23%のファンが女性限定フォーミュラカテゴリーであるF1アカデミーの動向を追いかけていると答え、女性ファンの間では42%にのぼり、F1本体に次いで2番目にフォローされているシリーズとなった。同シリーズは新しい視聴者の間でも勢いを増しており、Z世代の37%、新規回答者の36%が包括的なストーリーテリングとより良い注目が集まることに期待している。
■アメリカのファン:注目すべき成長市場
アメリカは調査回答者の中で最大の国別シェアを占め、F1で最もダイナミックな国別市場だ。ヨーロッパが全体として最大の地域であることに変わりはないが、アメリカは特にデジタルファーストの若年層でのファン獲得が加速していることが目立っている。
■アメリカでのF1体験参加
・70%のZ世代回答者が毎日F1コンテンツに触れている
・40%がチームやスポーツよりもドライバー自身を追いかけている
・37%がF1グッズを購入したことがある
・39%のZ世代回答者、調査対象女性の41%がF1スポンサー商品・サービスを検討する可能性が高いと回答。
本調査は、感情的な動機づけやコンテンツへの関与から、ライブ体験、ライフスタイルのシグナル、スポンサーシップの影響まで、8つの章にわたっている。F1で最も熱心なファンをより良く理解し、サービスを提供するのに役立つ洞察と、スポーツファンのより広範な未来への展望をお届けしている。
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