ワンオーナーの1976年式スバル レオーネ4WDセダン
2023年4月29日、昭和の日に岐阜県中津川市で開催された「花街道つけち昭和モーターショー」。昭和に生産・登録された150台もの旧車が集合した中から、スバル「レオーネ4WDセダン」に新車時から半世紀近くずっと乗り続けているオーナーを紹介します。
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セダンの4WDという選択肢が少なかった時代
1976年に新車で購入して以来、47年もの期間をスバル「レオーネ4WDセダン」とともに過ごしてきたという、加藤光明さん。購入時はトヨタのディーラーメカニックだったため、その購入に際してはさまざまな困難があったそうだが、当時セダンの4WDという選択肢がトヨタにはなかったための決断だったそうだ。
「スキーに行くため冬の装備品なんかは結構気にする方で、前のクルマもスバルに乗っていたものですから、必然的に。マニアではないんですけど、僕の年代はやっぱりクルマ=セダンなんです。スバルのライトバンの4輪駆動がこのクルマよりも3年前にデビューしているんですけど、あくまでライトバン=商用車、セダン=乗用車ということで、セダンにこだわっていました。スキーに行く仲間は、4輪駆動のバンの方が多かったですけど」
エンジンを自身の手で組み直してツインキャブ化
購入後は仲間とともにスキーやオフロード走行など、レオーネの4WD性能を楽しんだという加藤さん。オルタネーターの故障などさまざまなトラブルを経験した中でも、最大のトラブルは購入直後のエンジントラブルだったそうだ。
「新車で買ったときにコンロッドからカタカタした音が出ていて、買った事業所の所長に自分でやるからと事故車のエンジンを探してもらい、それを組み直して積んであるんです。オイルショックの影響で1975年~77年式の後半くらいまではエンジンの調子がよくないので、そのときにツインキャブ(RX)仕様にしています。だから今でもエンジンを脱着するだけの道具は、車に積んでいるんです」
見た目はノーマルのまま、機能面はカスタム多数
加藤さんのレオーネにはこの他にも、同様のデフを搭載している510「ブルーバード」用のノンスリップデフ(ラリー用)、フロントの純正アンダーガード、リアブレーキのディスク化、同年式の「カローラ」のクーラーなどがセットされている。このクーラーはレオーネのコンプレッサーがレシプロ式なのに対し回転斜板式が採用されていたため、それが気に入って装着したとのこと。そのためスバルのディーラーに持っていくと、このコンプレッサーは見たことがないと興味を持たれたそうだ。
機能的な部分に自ら手を入れてきた加藤さんだが、「表から見た改造は好きじゃないもんですから」と、エクステリアやインテリア関係は一部を除き今でもノーマルの見た目に保たれている。
イベントにこのレオーネを展示していた際、これまで走ったオフロードやスキー場などのアルバムも一緒に展示していた加藤さん。最近はあまり激しいオフロード等は走っていないそうだが、まだまだ現役の車両として加藤さんとともに今後も距離を伸ばしていくことだろう。
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その当時は当たり前だったのかな?