アルファタウリのダニエル・リカルドは負傷欠場が続いており、先日のカタールGPも出場を控えた。しかしレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は「休んで正解」との考えを語った。
今季途中にアルファタウリからF1復帰を果たしたリカルドだったが、わずか3戦目のオランダGPのフリー走行中にクラッシュを喫し、左手の中手骨を骨折した。当初ホーナー代表は、リカルドがカタールGPでの復帰を目指していると示唆していた。
■リアム・ローソン、代役登板最後の一戦は17位「チームのみんなに感謝。でもこの終わり方は残念」
しかしカタールGPの週末の月曜日、リカルドはそれまで代役を務めてきたリアム・ローソンにテレビ電話で連絡し、代役がもう1戦必要だと伝えた。
そのカタールGPの決勝では、各タイヤセットに周回数の制限が設けられたことと湿度が高い厳しいコンディション組み合わさり、ドライバーたちはレース中に嘔吐したり、視界の低下を訴えたりと、急性脱水症状に悩まされた。
「リカルドには万全の体調で挑んでもらいたい」
ホーナー代表はそう語る。
「こういうコンディションだったということが分かったこともあり、このレースを欠場したのは正しかったと思う」
「オースティン(次戦のアメリカGP)の週末はスプリント形式だから、彼にとってはいきなりの復帰は難しいだろう。しかし挑むにあたり、体調は万全だろう」
リカルドはすでにシミュレータ作業を開始しており、怪我に影響を与えない範囲でレース距離を走った。
ホーナー代表はリカルドに早すぎる復帰を思いとどませる必要があったと示唆した。
「もちろん、彼は(早期の)復帰を望んでいたが、(アルファタウリでの)来季の契約も決まっているし、リアムというスーパーサプがいる」
「リアムに不必要なプレッシャーや長期的なダメージを与えることなく、もう一回グランプリを走らせてあげることができたし、ダニエルに『無理はするな』と言って長期的なダメージを与える可能性を下げることができた」
「結果的に、ここでのコンディションは彼にとって大きな試練になったはずだ」
「オースティンまでの12日間を有効的に使えたことで、最高の準備になった」
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