2025年F1サンパウロGPの土曜、マクラーレンのランド・ノリスはスプリントで1位、予選ではポールポジションを獲得。オスカー・ピアストリはスプリントではクラッシュしてリタイア、予選では4番手だった。
ノリスはスプリントではポールから全ラップをリードし、ファステストラップも記録して勝利を獲得。一方のピアストリは路面の濡れた部分に乗ってクラッシュし、リタイアを喫した。これでポイントリーダーのノリスは、ドライバーズ選手権において、2位ピアストリとの差を9点に広げた。
【F1サンパウロGP予選の要点】9点差に広がる。またも明暗分かれたノリスとピアストリ
ノリスは予選ではQ1、Q2、Q3すべてでトップタイムをマーク。Q3最初のランではロックアップしてしまい、暫定10番手に終わったが、最後のアタックラップで大幅に自身のタイムを更新し、2番手アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に0.174秒差をつけて、ポールポジションを獲得した。ピアストリはノリスと0.375秒差の4番手にとどまった。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)スプリント 1位(1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト)予選 1番手(Q1=1番手1分09秒656:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分09秒616:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分09秒511:ソフトタイヤ)
「今日は難しいコンディションだったけれど、本当に楽しかった。トラックは滑りやすく不安定だが、それでもインテルラゴスを走るのは最高だし、スプリントで勝利を挙げて週末を素晴らしい形でスタートできた」
「今日はとても好調だった。チームが素晴らしいマシンを提供してくれたおかげだ。マクラーレンの皆に感謝したい。Q3の最初のランでは、ターン1でロックアップしてしまい、少し自分にプレッシャーをかけることになってしまった。望んでいたよりも少しストレスフルな状況になったが、冷静さを保ち、重要な場面でまとめることができた」
「明日については、天候がどうなるか分からないが、ライバルがとても速いことは分かっている。大きな挑戦が待っているけれど、一晩かけて準備し、可能な限り最高のパフォーマンスを発揮することに集中するだけだ」
(予選後のインタビューで語り)「(2位に30秒の差をつけた)メキシコとは全く違うレースになるだろう。スプリントで見たとおり、メルセデスはとても速い。キミは最後の最後までプッシュし続けるということが分かったしね。ある意味、彼との戦いが楽しみだけど、ある意味では、楽しみではないね」
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)スプリント リタイア(3番グリッド/タイヤ:ミディアム)予選 4番手(Q1=4番手1分09秒928:ソフトタイヤ/Q2=5番手1分09秒835:ソフトタイヤ/Q3=4番手1分09秒886:ソフトタイヤ)
「望んでいた日にはならなかった。スプリントも予選もとても難しいコンディションで、グリップがどういう状態なのか分からなかった。残念ながら、その代償を払うことになってしまった」
「マシンは週末を通して速さを見せているので、明日はそれを生かしてトップでフィニッシュできることを願っている」
(スプリントでのクラッシュについて語り)「縁石の白線に乗って、スピンしてしまった。本当にばかげた、残念なミスだった」
[オートスポーツweb 2025年11月09日]
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みんなのコメント
ここでノーポイントなんてことになれば間違いなくタッペンに食われる