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ロータス新型「エミーラ」はAMG製エンジンも搭載! 先進運転支援システムも充実

掲載 更新 20
ロータス新型「エミーラ」はAMG製エンジンも搭載! 先進運転支援システムも充実

■AMG製2リッターエンジンが搭載される!

 英ロータスはミドシップ・スポーツカー、「エミーラ」を公開した。

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 ロータスは2020年代の後半には完全な電気自動車専門ブランドへ移行することを明言しており、エミーラは最後の内燃エンジンを搭載したモデルになる。

●シャシは新設計

 エミーラの基本構造は、2シーターのオープン・スポーツカーの「エリーゼ」、そのクーペ版であり、サーキット・ユースに特化した「エキシージ」、そして2+2シーターの上位版の「エヴォーラ」という、1996年から2021年までのアルミ押し出し材による接着式シャシを用いてきた近代ロータスの流れを汲むものだ。

 ただしこのシャシはすべての寸法が従来型のシャシとは異なるまったく新しいもので、ロータスの本拠地であるヘセルに近い、ロータス・アドバンスド・ストラクチャーで製造される。

 ボディサイズは全長4412mm×全幅1895mm×全高1225mm、ホイールベースは2575mmとエヴォーラと非常に近しいサイズだ。18mm長く、47mm幅広く、2mm高いだけで、しかもホイールベースは共通である。

 ただしエヴォーラが小さな後席を備えていたのに対し、エミーラは2人乗りとなる。シート後方にはVDA方式で208リッターのラゲッジ・スペースを備えるほか、エンジン・ルームの後方に151リッターの独立したトランクを確保している。

●エンジンは2種類

 キャビン後方に横置きに搭載されるエンジンは、エキシージやエヴォーラで採用していたトヨタ製の3.5リッターV型6気筒スーパーチャージド・ユニットと、新たにメルセデスAMGから供給される2リッター直列4気筒ターボチャージド・ユニットの2種類。

 前者には6段MTと6段ATが、後者にはデュアルクラッチ式の自動MTが組み合わせられる。

 今のところ最高出力が365psから405ps、最大トルク43.8kgmということだけが公表されており、メルセデスAMG「A35」や「A45S」などに搭載されるM260型(最高出力306ps、最大トルク40.8kgm)およびM139型(最高出力421ps、最大トルク51.0kgm)のいずれかをベースにするのではないかと推測されるが、詳細については未公表。変速機も7段になるのか8段になるのかは、現時点では不明だ。

 メルセデスAMGのパワーユニットは、エミーラのキャラクターに合わせて吸排気システムの変更がおこなわれることのみ、アナウンスされている。車両重量は1405kg以下を目標としており、0-100km/h加速は4.5秒未満、最高速度は290km/hに達するという。

■スパルタンなロータス一転、安全装備も充実の「エミーラ」に

●油圧式ステアリングを採用

 エミーラのシャシセッティングは、日常ユースでの快適な乗り心地とロータスらしいハンドリングを両立した“ツアー”と、オプションのロータス・ドライバーズ・パックに含まれる、よりダイナミックな動きに対応する“スポーツ”の2種類が設定されている。

 ホイールサイズは前後ともに20インチで、タイヤはグッドイヤー・イーグルF1スーパースポーツが標準だが、前述のドライバーズ・パックを選ぶとミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2が組み合わせられる。

 パワーステアリングは昨今、多くのスポーツカーが電動式に切り替えているが、エミーラはエヴォーラと同様、油圧式を採用している。

●「エヴァイヤ」のようなデザイン

 エクステリアデザインは、縦型のLEDライトや、フロントボンネット左右およびドアからリアフェンダーへ続く非常にシャープなエアベントなど、ロータスの旗艦モデル、「エヴァイヤ」ととてもよく似ている。ただし、電動格納式のドアミラーや斜め前方に向かって開くディヘドラルドア、上下に可動するリアウイングなどは採用されておらず、より柔らかでよりシンプルな、これまでのロータスらしさも感じられるものだ。

●新生代コックピット

 一方インテリアは完全に新世代のものとなった。ステアリングホイールはこれまでのモデルではほぼ真円だったが、フラットボトム・タイプのD字型に。

 ドライバー正面の12.3インチ・ディスプレイのほか、ダッシュボード中央に10.25インチのタッチ式ディスプレイを配置。上下二重構造のセンター・コンソールには、ドリンク・ホルダーやスマートフォン用のスペースまで備わっている。Android AutoおよびApple CarPlayにも対応。

 また、従来のロータスでは設定のなかった、アダプティブ クルーズ コントロールや衝突防止システム、疲労感知アラーム、道路標識情報、車速リミッター、車線逸脱警告、後退時安全確認警告機能、レーンチェンジ・アシストなど先進運転支援システム(ADAS)も装備する。従来のロータスたちと共通に見えるのは、アルミ削り出し材を用いたアクセレレーターとブレーキのペダルくらいだ。

●「エミーラ」の発売時期は?

 エミーラのデリバリーは2022年春からスタートする予定で、トヨタ製3.5リッターV6を搭載した限定モデル“ファースト・エディション”がまず生産される。

メルセデスAMG製2リッター4気筒搭載車は2022年夏以降にデビューする。日本市場向けの車両の生産は、2022年の春以降になる予定だという。

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みんなのコメント

20件
  • 親会社が同じなだけあって、トヨタエンジンではなくグループ内のを使うことになりましたか。まあ圧倒的にAMGエンジンの方が商品力高いですね。価格も高いけど。
  • ロータスに体臭車ブランドのトヨタエンジンが載ってた事自体が可笑しかったんだよw
    流れ的にそうなったんだろうけどスポーツカー用エンジンなんて無いからトヨタはw
    エリーゼにホンダのType-Rエンジン載せたバカっ速なのもあるけど日本だったらやっぱホンダエンジンだね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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