人生を彩る小道具である時計。それは映画の世界でも同様だ。登場人物のパーソナリティを語り、ストーリーに厚みを加えるのも、時計の重要な仕事となっている。ブラッド・ピット主演の大作映画『F1®/エフワン』では、劇中に登場する架空のF1®チームAPXGPのメインスポンサーとしてIWCが描かれている。商品を提供するだけではなく、単なるコラボレーションを超えた今回の取り組みを深堀りする。
IWCが架空のF1®チームAPXGPのメインスポンサーに
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最高峰のエンジニアリングとドライビング技術を融合させて地上最速を決めるF1®の世界では、正確なタイム測定は欠かせない。そこでチームは時計メーカーに正確なクロノグラフを依頼する。そして1970年代からは時計メーカーもチームの運営に積極的に関わっていくようになり、公式計時のパートナーとして最新の計時システムを開発した。
さらに近年では、F1®という華やかな世界を盛り上げるラグジュアリーなアイテムとしても好まれており、記者会見やパーティーにてドライバーが着用するだけでなく、ボディウムの上でのシャンパンファイトの際にも、必ず時計を着用している。もはやF1®と時計ブランドは切り離せない蜜月関係にあるのだ。
エンジニアリングにこだわるIWCもF1®と深い関りがあり、2013年から「メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム」の公式エンジニアリングパートナーを務めている。チームは2021年までにFIAフォーミュラ・ワン™コンストラクターズチャンピオンシップ8連覇を達成するなど、圧倒的な好成績を収めてきた。
となれば映画『F1®/エフワン』にて、架空のF1®チームAPXGPのメインスポンサーとしてIWCが登場するのは、何の疑問もない。それどころか劇中でも効果的に使用され、120本を超えるIWCの時計が映画セットに持ち込まれ、ドライバーやメカニック、エンジニアをはじめとするAPXGPチームメンバーの衣装として使用されたことで、物語にリアリティを与えている。
ブラッド・ピット扮するソニーが着用するのは……
ブラッド・ピット演じる主人公ソニー・ヘイズは、旧友の頼みを受けて低迷する新興F1®チームに合流。かなりこじれた天才レーサーなだけに所有する時計も一筋縄にはいかない。彼は父親から譲り受けた「インヂュニアSL」の改造モデルを愛用しており、レース前には古い写真の前におき、時計を通じて過去と現在の自分を対話させている。劇中モデルはワンオフの特注品だが、「インヂュニアSL」の正統な後継者である「インジュニア・オートマティック 40」に、彼と同じくグリーンのダイヤルを合わせた新モデルが登場した。
ダムソン・イドリスが演じたジョシュアが着用するのは……
ルーキードライバーであるジョシュアは、才能はあるものの自信過剰な性格もあって、新参者のソニーに反発に対して繰り返す。現代のF1®ドライバーにとって重要な仕事となっているスポンサーとのパーティーには多少の疑問を抱きつつもしっかりと参加。派手好きではあるが、真面目さも垣間見られる好青年だ。
そんな彼が着用するのは「パイロット・ウォッチ・ パフォーマンス・クロノグラフ 41」。デイデイト機構を備える高性能クロノグラフモデルをベースに、APXGPのチームカラーであるブラック×ゴールドの配色にすることで華やかさを加えた。ファッショニスタとしても描かれる彼らしい、色気ある時計である。
その他のキャラクターもIWCの時計を着用している。APXGPチームのオーナーのルーベンが身につけるのは、「ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー」のプロトタイプ。F1®チームのオーナーともなれば、世界中から憧れの対象となるセレブリティなだけに、ハイコンプリケーションモデルは納得のセレクトだ。またチーム代表のキャスパーは「ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー」に加えて、「ビッグ パイロット ウォッチ43」も着用。レースの進行は分刻みで進むので、大きな時計で視認性を確保したいのだろう。
またピットクルーのリーダーでテクニカルディレクターという重責を担うケイトは、「パイロット・ウォッチ・オートマティック 36」を着用している。小柄ながら、最前線で戦う女性クルーにとっては、タフなパイロット・ウォッチはまさにうってつけ。ガシガシ使い込んでついた小さな傷たちも彼女の勲章となるだろう。
そのほか、ピットクルーのヒュー・ニックルビーは「ビッグ・パイロット・ウォッチ 43」、ジョディーは「パイロット・ウォッチ クロノグラフ 41」、APXGPチームメイトは、「ビッグ・パイロット・ウォッチ 43」、「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 トップガン」、「パイロット・ウォッチ クロノグラフ 41」などを着用しているので、映画館でチェックしてみてほしい。
APXGPの公式チームウォッチもラインナップ
さらに映画の公開に合わせて、APXGPの公式チームウォッチも誕生。「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ」のIWCらしい端正なデザインはそのままに、APXGPのカラーであるブラック×ゴールド×ホワイトの配色を採用。シースルーバックは色付きのサファイアクリスタルにAPXGPのロゴマークを配置。特別なレーザー刻印が施されたブラックのラバーストラップが組み合わされている。
IWCはF1®×時計の関係性に、新しい見せ方を持ち込んだ第一人者だ。これまではレースの前後だけが時計をアピールすることができたが、IWCはレーシンググローブの手首部分の時計の図案をプリントすることで、あたかも時計を着用しながらドライブしているように見せる方法を考案したのだ。
そして今回は、映画に時計を提供することで、F1®の世界を描く物語にリアリティを与えた。さらにはスペシャルウォッチを製作することで、架空の物語を現実世界に引き込んでいる。IWCはエンジニアリングを尊ぶブランドだが、その根底にあるのは前例のない挑戦に対する情熱である。それはモータースポーツであれ、映画であれ変わらない。その姿勢を示すのが、今回のプロジェクトだったのだ。
問い合わせ/https://www.iwc.com/jp/ja/
映画『F1®/エフワン』かつて“天才”と呼ばれた伝説のF1®レーサー、ソニー(ブラッド・ピット)が、再びサーキットに戻ってきた。誰よりもレースの過酷さを知る男が現役復帰を果たした先は、どん底の最弱チーム。
しかし、型にとらわれないソニーの振る舞いに、自信家のルーキードライバー・ジョシュア(ダムソン・イドリス)やチームメイトたちは困惑し、度々衝突を繰り返す。バラバラのチーム、そして、最強のライバルたち。敗北が濃厚となる中、ソニーの“常識破りの作戦”が最弱チームを導いていく──! 果たして彼らは、その無謀とも言える賭けで逆転できるのか?それぞれの情熱と誇りを胸に、命がけでスピードの頂点へ挑む!
文・篠田哲夫
編集・遠藤加奈(GQ)
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