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トヨタ・C-HR カスタム基礎講座 フットワーク・足回り編

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トヨタ・C-HR カスタム基礎講座  フットワーク・足回り編

サスペンションの構造

トヨタ・C-HR カスタム基礎講座

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欧州でセッティングされた専用チューニングの足まわり

SUVであるC-HRの場合、サスペンションのメニューにはローダウンだけでなくリフトアップも用意されている。ここでは足まわり関係の基礎から装着可能なアイテムまでをご紹介。最適なフットワークを見つけてほしい。

C-HRは、シャシーやサスペンションを50プリウスと共用している兄弟車。サスペンションはどちらもFストラット/Rダブルウィッシュボーンという形式を採用。形式は同じだが細部の仕様や味付けはまったく異なる仕上がりとなっていて、完全にC-HR専用ともいえるセッティングが施されている。C-HRは発売前にドイツのニュルブルクリンクサーキットで開催された耐久レースに出場するなどして、徹底的にその走りを煮詰めて仕上げられたことは有名な話。50プリウスでは見られなかった専用セッティングとしては、トヨタ車に標準で使われるサイズよりも大径のフロントスタビライザーの採用。これはSUVならではの車高の高さがもたらす横揺れ(ロール)対策として採用されたもので、しなやかにストロークさせながらロールを抑えることで、安定したコーナリングや高い操縦安定性を実現している。50プリウスでも乗り心地が良くなったと好評のリアサスペンションでは、ダブルウィッシュボーン特有の路面追従性をさらに高めるため、レースシーンでおなじみのザックス製ショックや、ピロボールを採用したロアアームブッシュ、ウレタン製緩衝材を採用したアッパーサポートなど専用チューニングを投入。これらをうまくバランスさせることで、高い操縦安定性とフラットで快適な乗り心地を実現。カッチリとしているがしなやかさも併せ持った欧州車的なサスペンションに仕上がっている。

FRONT

ストラット式サスペンション

フロントはストラット式サスペンションを採用。スプリングとショックが一体になった簡単な構造で、サイズもコンパクトなことから多くのクルマのフロントに採用されているサスペンション。ショックの減衰力やスタビライザーはC-HR専用にチューニングされている。

REAR

ダブルウィッシュボーン式サスペンション

リアは上下にアームを持つダブルウィッシュボーン式。左右がそれぞれ独立して動くので、路面変化に対してサスペンションの追従性が高く、快適な走行を可能にするサスペンション構造となっている。50プリウスと同じ形式だが、ショックの減衰力やブッシュなどに専用チューニングがされている。

FOOTWORK MENU

ここではC-HRに装着できる足まわりパーツを目的別に紹介。それぞれ特徴も価格も異なるので、フットワークに詳しいショップで相談してから装着することをオススメする。

車高調整式サスペンション

DOWN
予算約10万円~
車高調整式サスペンション(通称・車高調)は、任意の高さにミリ単位で車高を調整できるサスペンションで、軽めのローダウンからガッツリ落とすことも可能。また、低いフォルムのまま走りたい人や、乗り心地や走行性能を重視する人にも人気の高い足まわりだ。写真はイデアルのトゥルーヴァ。
こんな人にオススメ
□低い車高のまま走りたい
□低い車高と乗り心地の両立を望む
□スポーティにも走りたい

エアサス

DOWN
予算約40万円~
スイッチひとつで地面スレスレのベタベタ車高からノーマル車高まで自由自在に変化できるのがエアサス。魅力的なアイテムだが、価格がアップするのがネック。究極のローフォルムを求める人向き。写真はボルドワールドのアルティマ・アドバンスヴァージョン・ネクスト。
こんな人にオススメ
□低い車高を極めたい
□車高を自由に変化させたい
□実用性も重視する


リフトアップスプリング
UP
予算約4万円~
スプリングを純正と交換するだけ 予算で車高がノーマル比+25~35mmアップするリフトアップ用のスプリング。これにオフ系のゴツ目のタイヤを合わせれば、タイヤでのアップ分も含めてさらに車高が上がる。写真はタナベのサステックUP210スプリング。
こんな人にオススメ
□ちょいアゲスタイルにしたい
□予算を抑えたい
□車高調整機能は不要

エアサス

UP
予算約50万円~
エアサスと言えばローダウン専 予算用と思いがちだが、車高上げを前提に開発されたリフトアップ専用エアサスも登場。軽めのローダウンからアゲアゲスタイルまで自在に調整が可能。写真はACCのエアランナー・リフトアップキット。
こんな人にオススメ
□リフトアップさせたい
□車高を自由に変化させたい
□実用性も重視する

アップ対応車高調整式サスペンション

UP
予算約20万円~
車高調といえば一般的にはローダウン用のサスペンションとして知られているのだが、チョイ上げからローダウンまでできる車高調も登場。写真はRS☆R ベスト☆アイのアップ仕様。
こんな人にオススメ
□チョイ上げしたい
□ローダウンもしたい
□快適性はキープしたい


調整式ロアアーム
OTHER
予算約5万円~
車高変化によるキャンバー角の補正が可能なリア用の調整式ロアアーム。もちろんホイールの上級セッティングにも使用できる。写真はRS☆Rの調整式リアアーム(近日発売予定)
こんな人にオススメ
□快適性を守りたい
□ホイールのギリギリセッティングがしたい

ローダウン時の注意点

Toyota Safety Sense付きなのでC-HRのローダウンは要注意!

ミリ波レーダーやカメラ、各種センサーによって、衝突を回避したり、車線逸脱を知らせてくれる「Toyota Safety Sense(衝突回避支援パッケージ)」はC-HRの場合、全車に標準装備。この機能を搭載する車種の場合、機能の誤作動を防止する意味で、車高変化はNGとされている。そのためオプションのサスペンションアイテム(スプリングなど)でもローダウンするものは装着不可となっている。「Toyota Safety Sense(衝突回避支援パッケージ)」付き車でローダウンする場合は、自己責任での装着となることを覚えておこう。

車高調選びの注意点

小マメに減衰力調整する人は車高調の選択は慎重に

C-HRのフロントサスペンション(ストラット式のアッパーマウント)は、フロントワイパー下のエンジンルーム内後方にあり、そこにアクセスするためには、カバー類やワイパーを外してと、色々面倒な作業が必要になる。減衰力調節ダイヤルがショック上部にあるタイプで、走行ステージに合わせて減衰力を小マメに変更するような場合は、車高調を選ぶ際に注意が必要だ。最近では車内からコントローラーで操作できる減衰力調節機能付きの車高調やショック下部で調整できるタイプも登場しているので、頻繁に減衰力を変更したい人は、操作しやすい車高調を選ぶことをオススメする。

(STYLE RV Vol.131 トヨタC-HR No.2 ~2018.07.26~ より)

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