今年上半期登場したモデル、最も「いいクルマ」はどれ? ということで編集部で11台のクルマをノミネート、5名の自動車評価家の採点でランキングを決定。
結果は下の通り。では「なぜそんな配点にしたのか?」について、その理由を語っていただこう。
【こっちが本命!? アウトドアにGO!!】 三菱エクリプスクロスに待望のディーゼルが出た!
1位 トヨタ RAV4(31点)
2位 BMW 3シリーズ(19点)
3位 トヨタ GRスープラ(17点)
4位 日産 デイズ/三菱 eK(16点)
5位 マツダ MAZDA3(12点)
6位 プジョー508(10点)
7位 トヨタマークX GRMN(6点)
8位 日産リーフ e+(5点)
8位 ボルボ V60クロスカントリー(5点)
10位 BMW Z4(3点)
11位 アウディA6(1点)
●自動車評論家5人の配点と合計点
5名の自動車評論家 各自25点を持ち点とし、1位には必ず10点を配点。残りの15点は自由配点。結果、合計点が多いモデルで順位づけしている
※本稿は2019年6月のものです。
文:国沢光宏、鈴木直也、松田秀士、片岡英明、渡辺陽一郎/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年7月26日号
■名実ともに充実のトヨタ RAV4がベストワン!
(TEXT/国沢光宏)
■採点…トヨタRAV4(10点)、トヨタGRスープラ(4点)、BMW3シリーズ・日産リーフe+(3点)、日産デイズ&三菱eK・マツダMAZDA3・トヨタマークX GRMN・ボルボV60クロスカントリー・BMW Z4(1点)
上半期にデビューしたクルマのなかで最もバランスが取れているRAV4に満点をつけさせていただいた。
●トヨタ RAV4(1位/31点)
なんといっても今やクルマ好きにとって一番人気のSUVだし、そのうえで燃費のいいハイブリッドや、価格的に魅力持つベーシックグレード、さらにトルクベクタリングを採用した新しい4WDシステムなどをラインナップする。
もちろん安全装備やコネクテッドまで満載。迷ったならRAV4をススメておきたい。
スープラはZ4と合わせて考えてます。
●トヨタ スープラ(3位/17点)
●BMW Z4(10位/5点)
ポルシェでいえばケイマンとボクスターの関係。好きな人からすれば10点だっていいと思うが、私はデザインに馴染んでいないためあまり高い点数をつけませんでした。下半期はどんなクルマ出るかな?
■トヨタの妥協なきスタンスに脱帽!
(TEXT/鈴木直也)
■採点…RAV4(10点)、GRスープラ(6点)、MAZDA3・(3点)、3シリーズ・リーフe+(2点)、デイズ&eK・V60クロスカントリー(1点)
新型RAV4でいたく感心したのは「年間80万台も売れてるクルマはいろんなコトができるなぁ!」という事実。
トヨタのことだから、もちろん徹底したコストダウンに余念はないのだが、それでも物量を背景にした贅沢なエンジニアリングには「やっぱ80万台という数の力はスゴイ!」と脱帽せざるを得ない。
その次の高配点はGRスープラだが、こちらはトヨタとBMWのコラボに可能性を感じたから。王者トヨタが「いいクルマを作るためなら誰とでも組む」というスタンスなんだから恐るべし。クルマの出来もすばらしい。
3番手はマツダ3。確かにいいクルマで、デザイン重視ではあるけど、“感動の決め手”に欠ける感じがする。
●マツダ MAZDA3(5位/12点)
■安全装備の充実度で輸入車を評価
(TEXT/松田秀士)
■採点…プジョー308(10点)、マークX GRMNスープラ(5点)、MAZDA3・V60クロスカントリー(3点)、RAV4(2点)、3シリーズ・デイズ&eK(1点)
高齢ドライバーの事故を考慮し、運転支援システムの充実度を念頭に評価した。
現行一番進んでいるのはアウディA6、BMW3シリーズ、ボルボV60となります。が、いいものはそれなりに高い。年収3000万円以上のあなたには、これらから選ぶことをオススメします。
●アウディ A6(11位/1点)
●ボルボ V60クロスカントリー(8位/5点)
予算が限られている、というあなたの立ち位置ならプジョー508は素晴らしい。
ACC+LKAが標準装備、LEDライトなども込みで459万円はかなりのバーゲンプライス。新開発ガソリン1.6Lターボも、低振動で静か。
●プジョー508(6位/10点)
じゃなんでマークX GRMNに5点なのか? というと、スープラと同時試乗したトヨタの新テストコースで、スープラよりハンドリングがよかった! こっちが10点かなぁ(?)。
●トヨタ マークX GRMN(7位/6点)
■BMW 3シリーズの走りの実力に驚嘆
(TEXT/片岡英明)
■採点…3シリーズ(10点)、RAV4・MAZDA3(4点)、GRスープラ・デイズ&eK(3点)、アウディA6(1点)
迷った末に10点を与えたのは、BMWの主力セダン、3シリーズだ。
●BMW 3シリーズ(2位/19点)
ハードなサス設定の「Mスポーツ」に乗ったが、走りの実力は驚くほど高かった。これから発売される320iなどもトータル性能は高いだろうと予想させる。
2位以下は混戦だ。マツダ3はクラスを超えた走りの質感の持ち主である。
RAV4も操縦性と乗り心地の妥協点が高い。スープラも量産車はいい仕上がりだが、万人向けではないので4位とした。
デイズとeKワゴンも予想を超えた出来栄えで、好印象だ。高価だが、アウディA6も上質な走りを見せる。1点だが配点している。
■すべてが新しく先進のデイズ&eKに10点!!!
(TEXT/渡辺陽一郎)
■採点…デイズ&eK(10点)、RAV4(5点)、GRスープラ(4点)、3シリーズ(3点)、Z4(2点)、MAZDA3(1点)
10点はデイズ&eK。
●日産 デイズ&三菱 eK(4位/16点)
エンジン、プラットフォーム、安全装備まですべて刷新した。その結果、動力性能、加速時の滑らかさ、安定性、乗り心地、内装の質まで幅広く向上している。
特に運転支援機能は先進的で、全車速追従機能付クルーズコントロールが備わる。注目の新型車だ。
2位はRAV4への5点。前輪駆動ベースのシティ派SUVだが、悪路走破力が高い。3位は久々のスポーツカーとなるスープラで、4点。
これら上位3車は、従来の日本車とは技術力や持ち味が異なり、正常進化したほかの車種と差別化を図っていると感じる。革新や改革を感じるモデルたちだ。
●日産 リーフe+(8位/5点)
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