アプリリアのマーベリック・ビニャーレスは、MotoGPインドネシアGPの決勝を2位でフィニッシュ。0.3秒差で優勝を逃した。
2番グリッドからスタートを切ったビニャーレスは、まずまずのスタートで2番手をキープしたが、6番グリッドからロケットスタートで首位に立ったホルヘ・マルティン(プラマック)から徐々に引き離され、2位が精一杯のように見えた。
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しかし、独走体制を築きつつあったマルティンが転倒し状況が変わった。この時点でビニャーレスは単独首位に立ち、アプリリアでの初優勝……そしてMotoGPクラスでは初となる3メーカーでの優勝を達成するかと思われた。
だがそれをフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)がそれを阻んだ。バニャイヤは13番グリッドからのスタートだったが、オープニングラップを6番手で終えるとそのまま徐々に追い上げ、残り10周のところで完全にビニャーレスに追いつくと、8周を残してビニャーレスをオーバーテイク。ビニャーレスは再び2番手に後退した。
終盤は3番手のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)も接近し、ビニャーレスは前を追うよりも後ろのクアルタラロを見ながらのレースとなり、2位でのフィニッシュとなった。
最終的に優勝したバニャイヤと0.3秒差でのフィニッシュとはなったが、タイヤを使い果たしていたため、ライバルに対抗する武器はなかったとビニャーレスは語った。
「レース中、ペッコ(バニャイヤの愛称)のほうが速かったこともあったけど、タイヤを使い切らないようにコントロールしなければならなかった」
「それについては良い仕事ができたし、素晴らしい結果だから楽しまないとね」
ビニャーレスは、マルティンを追っていたときからタイヤを守ることを考えていたと明かした。
「かつてない戦いだった。彼にプレッシャーをかけたかったけど、でもレース中盤、僕はすでにタイヤが終わりかけていた」
「ホルヘがあのペースで走っているのを見た時、僕には無理だと分かった。そうしていたら完走できなかっただろうし、タイヤを壊していただろう」
「最後まですべてを残しておきたかったんだ。もっと早くアタックしていたら、リヤタイヤがオーバーヒートしていただろう。レース終盤まで待ちたかったし、たとえタイヤを使い果たしたとしても、ファビオに最後のアタックをする時間を残さないことでプレッシャーをかけられると思っていた」
「難しいけれど楽しいレースだった。自分たちのマシンの性能を最大限に引き出せば、このような結果を残せるということを証明できた」
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