ミサノ・サーキットで開催されたMotoGP第14戦サンマリノGP。決勝レースではポールポジションスタートのフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)がハナを譲ること無く走りきり、第13戦アラゴンGPから2連続ポール・トゥ・ウィンを果たした。
アラゴンGPではマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)の、今回のサンマリノGPではファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)の追撃を退けての2連勝となったが、彼はレース中に、2020年シーズンにミサノで喫した転倒が再び起こる可能性に恐怖していたという。
■MotoGPサンマリノ決勝:バニャイヤ、2戦連続ポール・トゥ・ウィン! バスティアニーニが殊勲の3位初表彰台
バニャイヤは2020年シーズンのエミリア・ロマーニャGPで、レース序盤に先頭に立ち、後続を引き離す走りを見せていたものの、残り7周という終盤に差し掛かったタイミングでターン6で転倒。リタイアに終わった。
レースを終えたバニャイヤは、そうした転倒を繰り返すことを恐れていたと認め、さらにレース残り7周のターン1で転倒しそうになっていたと語った。
「ラスト6周のタイミングで、昨年と同じような失敗をしてしまうのではないかと、怖がっていたんだ。『ターン6でクラッシュするわけにはいかないぞ』と考えていたよ」
バニャイヤはそう語る。
「ただ残り7周となったとき、ターン1でクラッシュしそうになっていた。あそこのバンプのせいで、もう少しでフロントを切れ込ませてしまうところだった」
「だからクラッシュについては少し怖かった。でもだからといって厳しいことになったわけじゃない」
バニャイヤはアラゴンGPとサンマリノGPで、近年の有力ライダー2名を退けたことになったが、どちらのレースが難しかったのか? その点を彼に尋ねてみると、バニャイヤは次のように答えた。
「僕としては、こっち(サンマリノ)だ。こっちはコースがより短くて周回数があって、肉体的にはより難しい。リラックスする時間が無いんだ」
「アラゴンではストレートの時間が長くて、一息入れられるんだ」
「それから、1周ごとにギャップが減っていくのを見ていて、集中し続けるのがかなり難しかった」
「レース前半にこうしてプッシュしていると、後半ではグリップが落ちてしまう。だからこの点では少し厳しかったね」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ふたりの偉業達成に、影薄まるドゥカティ勢。ドルナ買収による今後とレースの健全性/MotoGPの御意見番に聞くアメリカズGP
【角田裕毅を海外F1ライターが斬る:第4戦】レッドブル育成プログラムの停滞と首脳陣の見込み違い
【MotoGP】苦戦するヤマハへの残留決めたクアルタラロ、24歳という若さも一因に? 31歳で移籍のマルケスが指摘「彼にはまだ時間が残されている」
各メーカーの性能が拮抗し過ぎたから? 開幕戦で追い抜きの少なかったGT500にHRCも訝しげ「かつてのスーパーフォーミュラのよう」
『スカイラインGT-R(BCNR33型/1996年編)』地道な改良も苦戦。連覇記録、ついに途切れる【忘れがたき銘車たち】
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?