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一生に一度は乗りたいBMW製SUV!! 大黒柱のX3ディーゼルは国産有力ライバルよりお買い得か?

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一生に一度は乗りたいBMW製SUV!! 大黒柱のX3ディーゼルは国産有力ライバルよりお買い得か?

 2022年4月に日本仕様が公開されたミドルサイズSUVのマツダCX-60。新生代ラージ商品群第1弾となり、エンジン縦置きのプラットフォームの採用。直列6気筒ディーゼルターボエンジンやマツダ初のPHEVの搭載によって注目されている。

 価格もベストカーwebですでに伝えているように、299万2000円~626万4500円となっているようだ。そこで、今回はCX-60のライバルと言われている、直列6気筒ディーゼルターボエンジンを搭載したBMW X3に試乗し、その実力を体験してみた。

一生に一度は乗りたいBMW製SUV!! 大黒柱のX3ディーゼルは国産有力ライバルよりお買い得か?

文、写真/萩原文博

BMW X3のボディサイズはCX-60と近い

マイナーチェンジしたBMW X3のフロントスタイル

 現行型のBMW X3は2017年10月に導入され、2021年10月にマイナーチェンジを行っている。ボディサイズは全長4,725mm×全幅1,895mm×全高1,675mm。ホイールベースは2,865mm。

 一方の、マツダCX-60のボディサイズは全長4,740mm×全幅1,890mm×全高1,685mm。ホイールベースは2,870mmとほぼ同じサイズとなっており、ライバル関係にあるのは間違いない。

 今回試乗したBMW X3は2021年10月にマイナーチェンジ後のモデルだ。外観はより、精悍なフロント&リアデザインに進化。フロントはBMWのアイコンであるキドニー・グリルを左右一体構造とすることで、よりパワフルな印象とした。

 さらに、空力特性に優れたフロントバンパーをはじめ、最新のヘッドライトを取り入れた。リアは新デザインとなったリアバンパーを搭載することで存在感を増している。

 安全装備では運転支援システム「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」を標準装備。さらに車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートを正確に戻ることが可能なリバースアシスト機能を含んだパーキング・アシスタントを標準装備している。

 そして快適装備として、Amazonが提供するクラウドベースの音声サービス「Alexa」とスマートフォンアプリの「My BMW」と連携することが可能。車内で自宅同様のAlexaの様々なサービスや機能を利用可能となった。

 X3が搭載するパワートレインは、xDrive20iには2L直列4気筒ガソリンターボエンジン+8速AT、xDrive20dには2L直列4気筒ディーゼルターボエンジン+8速AT。そしてxDrive30eには2L直列4気筒ガソリンターボエンジン+モーターのPHVシステムを搭載している。

 そして、BMW X3のトップモデルに君臨するのが、MハイパフォーマンスモデルのM40iとM40dそしてMコンペティション。M40iには最高出力388ps、最大トルク500Nmを発生する3L直列6気筒ガソリンターボエンジン。一方M40dは最高出力340ps、最大トルク700Nmを発生する3L直列6気筒ディーゼルターボを搭載。組み合わされるトランスミッションは8速ATだ。

直6ディーゼルは高級車の乗り味と静粛性を実現している

BMW X3 M40dの走行シーン

 BMW X3の車両本体価格は713万~1,337万円で、今回試乗したM40dは920万円。スポーツブレーキやスポーツシートなどがセットとなった23万5000円のオプション装備であるファスト・トラック・パッケージ。そして4万8000円のピアノ・フィニッシュ・ブラック・インテリア・トリムを装着している。

 ブラックのMモデル専用のキドニー・グリルとMの文字がひときわ目立つ赤のブレーキキャリパーを除けば、Mモデルを主張しすぎていないところに好感を感じると同時に不気味さも感じる。

 メルセデス・ベンツやレンジローバーなどで3L直列6気筒ディーゼルターボ搭載車に乗る機会はあったが、気がつくとBMWでの3L直列6気筒ディーゼルターボ搭載車は、このX3M40dが初めてだった。Mが手掛けたディーゼルモデルというのも興味深い。

 スターターボタンを押してエンジンを始動させても、窓を閉めていると全くエンジン音は車内に侵入してこない。そして不快な振動もまったく感じない。これは走り出してからも全く印象は変わらない。

 鍛え上げられたX3M40dのボディは背の高いSUVであることを忘れさせるほどの、高い走行安定性を実現している。路面の荒れた部分を走行しても、滑らかな乗り味により乗員にその振動はほとんど伝わってこない。 

 様々なカーブを走行してもクルマの傾きであるロール量は抑えられていて、フラットな乗り味をキープしてくれる。それでいて、ハンドリングはBMWらしく非常に軽快で、車両重量が2トン以上あるX3M40dだが、動きは機敏で無駄がない。

 街乗り中心で走行したものの、燃費はWLTCモードの数値に近い13.5km/Lを達成。高速道路中心で走行すれば、15km/L以上は出そうだ。

 X3M40dはMモデルらしいスポーティな走りはもちろん魅力だが、何と言っても3L直列6気筒ディーゼルターボエンジンが演出してくれるのは、高級セダンのような高い静粛性と抜群な乗り心地だ。まさに直6ディーゼルターボエンジンは高級車にマッチしたパワートレインなのだ。

 本革を採用したスポーツシートの座り心地も抜群で、非常に疲れにくい。また、トランク容量は5人乗車時で550L。リアシートを倒すと最大1600Lまで拡大し、高い利便性を誇る。

 2Lディーゼルターボの20dでも充分高い満足は得られるが、1度直6ディーゼルターボを味わってしまうと、なかなか2Lを選ぶのは難しい。それほど性能に差があるのだ。たしかに価格でも差があるが、X3M40dは900万円に見合った走行性能と豪華装備を備えている。

 CX-60のディーゼル車の価格は約330万~約550万円と言われており、X3M40dとは大きな差がある。X3M40dで味わった運転する楽しさと高級車らしい静粛性と乗り味の両立がCX-60でどれくらい表現できているのか。今から楽しみで仕方ない。

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みんなのコメント

26件
  • もう初代X5よりデカいんだな。立派なわけだ。
  • 日本車しか乗った事の無いアホの妬みてスゴイなw
    ナンで世界中でBMWが良い車と言われてるのか?
    頭ごなしに否定しか出来ないデクには理解不能w
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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