■デビュー8年経過でそろそろ新型を…
一般的に、クルマはフルモデルチェンジから時間が経過すると鮮度が落ちて販売台数が減少する傾向にあります。しかし、なかにはそうではない車種もあります。
そのクルマは、2016年11月デビューでもう8年半近くが経過するのにもかからず、2024年度(2024年4月~2025年3月)の軽自動車を除く新車(普通車/小型車)ランキングでは7位という好成績。
【画像】超カッコイイ! これが「“次期型”ルーミー」!? 画像で見る(95枚)
街でよく見かける日産「セレナ」やトヨタ「プリウス」よりもたくさん売れているのです。
2024年度の販売台数は8万4312台で、何を隠そう2023年度に比べて9.9%も伸びたのだから驚くしかありません。デビューから8年が経過しているのに、ですよ。
そのクルマとは、トヨタ「ルーミー」のこと。
全長わずか3.7mの手頃なコンパクトハイトワゴンで、運転しやすいうえに後席が広く、スライドドアで乗り降りも楽々。設計や生産はダイハツが担当するOEMモデルです(ダイハツでは「トール」として販売)。
スズキ「ソリオ」とはガチンコライバルで、ダイハツ「タント」やホンダ「N-BOX」などの軽スーパーハイトワゴンをひとまわり大きくしたクルマ、といえばキャラクターをつかみやすいでしょう。
そんな大人気モデルですが、残念ながら現時点ではフルモデルチェンジの気配もありません。
しかし人気車種だけに、このまま終了ということはなく、次期モデルを鋭意開発中であることは間違いないでしょう。
そこで今回は、次期モデルの予測とフルモデルチェンジが遅れている理由について考察してみたいと思います。
では、まず次はどんなモデルになるのでしょうか。
「背の高いコンパクトボディ」に「両側スライドドア」を組み合わせることは間違いないでしょう。これはルーミーの生命線だからです。
ただし、ライバルのソリオがフルモデルチェンジでラゲッジスペース拡大のために全長を8cmも伸ばしたので、ルーミーもそれを上回る荷室を得るべく、全長のわずかな拡大は考えられます。とはいえ全長4m内には収まることでしょう。
プラットフォームは間違いなく刷新されます。「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」の考えに基づいた設計となり、大きく進化。
すでにDNGAを採用しているトヨタ「ライズ」およびダイハツ「ロッキー」と共用化される部分も多くなるのは当然の流れでしょう。
パワートレインもその可能性が高そうです。ライズやロッキーは1リッターのターボエンジンと1.2リッターの自然吸気エンジンのほか、エンジンが発電機として機能し、その電気を使ってモーターを回して走る「シリーズハイブリッド」も展開しています。
そのシリーズハイブリッドをさらに進化させ、新型ルーミーに組み込まれるシナリオはかなり鮮明ではないでしょうか。
ところで、なぜルーミーは人気モデルにもかかわらず8年が経過してもモデルチェンジを受けないのか。実は理由があります。ダイハツの不正認証問題があったからです。
ルーミーはダイハツが設計・生産を担ってトヨタに供給するモデルですが、ダイハツは2023年4月に発覚した不正認証問題を受けて、しばらく新型車の開発が止まっていました。
どうやら新型ルーミー(トール)の開発も進んでいたようですが、それを受けて中断。
しかし現在はダイハツ全体の新型車開発が再び動き出したので、次期ルーミーの開発も進むことでしょう。
フルモデルチェンジのタイミングはまだ定かではありませんが、次期モデルの登場に期待したいところです。
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みんなのコメント
NAは最低でも1.2いるでしょ
1.5あれば燃費も乗り心地もいいのに