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BMW 議論を巻き起こしたデザインの方向性を継続

企業は動き続けていなければならない

BMWのデザイン部門を率いるアドリアン・ファン・ホーイドンクは、議論を巻き起こした新しいスタイリングの方向性を守ろうとしているようだ。X7や7シリーズに続いて発表されたコンセプト4シリーズ・クーペに、その本気度が現れている。

【画像】BMWコンセプト4シリーズ・クーペ 全82枚

フランクフルト・モーターショーでこのコンセプトカーを公開した後、ファン・ホーイドンクは、最近のBMWデザインの評価が分かれていることについて尋ねられた。

「わたしは心理学者ではありませんが、BMWというブランドには顧客だけでなく多くのファンもいることは承知しているつもりです。かれらはBMWのデザインの歴史についてよく知っており、それに対するはっきりとした意見を持っています。それが悪いことだと、わたしは思いません。われわれがそのような人々と感情的なレベルで、本当につながっているということだからです。確かに、ファンたちの間で議論が巻き起こるだろうということは承知しています。それはかれらが、われわれが完成させたデザインや、変えようとしているデザインを気に入りつつあるからです」

「企業としては常に動き続けていなければなりません」と、ファン・ホーイドンクは続けた。「動くことを止めれば、すぐに餌食となってしまいます。市場の競争はかつてないほど熾烈です。しかし、最も難しいのは、成功を収めているものを変えることです。成功から転げ落ちたら、変わる必要があると人々はすぐに言い始めるでしょう。しかし、その時に慌てて変えようとしても既に遅いのです」

少ないエレメントが大きな役割を担う

コンセプト4シリーズ・クーペについて、ファン・ホーイドンクは次のように説明する。「これはスポーツクーペです。そう定義するために、非常に表現豊かなデザインが求められます。それはフロントのみならず、クルマ全体に見ることができます。ただし、多くのラインやエレメントは使われていません。けっして複雑なデザインではないのです」

「少ないエレメントが、それぞれ大きな役割を担う。そんなデザインにしたいと思いました。BMWのクルマはすべてそうしたいと考えています」

しかしながら、最近フェイスリフトを受けた7シリーズが、最もビジュアル的に独自性の強いデザインとなったことを、ファン・ホーイドンクは認めている。だが、それにはもっともな理由がある。

「すぐに馴染むでしょう」と、かれは言う。「改良された7シリーズは良いクルマだと、多くの人々が認めています。しかし、これまでと見た目がほとんど同じだったら、新しいクルマを買いたいと思うでしょうか? 今では誰もがそのことをわかっています。実際、生産は大幅に増えています」

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