日産自動車は2025年8月22日に先行公開していた軽スーパーハイトワゴンの新型ルークスを正式発表し、今秋に発売すると発表した。
車種展開は以下の通り。
■ルークス
S:2WD167万2000円/4WD182万2700円
X:2WD173万9100円/4WD188万9800円
■ルークス・ハイウェイスター
ハイウェイスターX:2WD191万9500円/4WD203万3900円
ハイウェイスターX プロパイロットエディション:2WD210万5400円/4WD221万9800円
ハイウェイスターGターボ:2WD215万9300円/4WD227万3700円
ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション:2WD224万9500円/4WD236万3900円
改めて新型ルークスの概要を紹介していこう。
第4世代に移行した新型ルークスは、“かどまる四角”をモチーフとしたエクステリアデザインや、日本の伝統的な建築様式である“唐破風(からはふ)”にインスピレーションを受けた新たな2トーンカラー、リビングルームのような心地よい空間を実現したインテリア、インテリジェント アラウンドビューモニターをはじめとする多くの先進運転支援技術などを採用し、新たな価値を提供する軽スーパーハイトワゴンに仕立てたことが特徴。カスタムカーの「AUTECH LINE」も新規にラインアップする。
エクステリアについては、ルークスのネーミングの由来である“Roomy×Max”をコンセプトに据え、軽規格のなかで最大限の大きさのフォルムを実現する。また、デザインモチーフとして“かどまる四角”をヘッドライト、リアコンビネーションランプ、ドアハンドル、ホイールといったディテールの随所に導入。広さ・大きさを象徴する四角に、その角をとり丸くしたモチーフを採用することで、ぬくもり感と遊び心を表現した。ボディカラーに日本の伝統的な建築様式である“唐破風(からはふ)”からインスピレーションを受けた、新たなプレミアム2トーンカラーを設定したこともトピック。フードを含むベルトライン下から塗り分けられた、日産初となるユニークなカラーコーディネーションによって、新型ルークスの個性をいっそう強調する。また、セラドングリーン、シナモンラテ、セトブルーという新色を採用。ハイウェイスター シリーズは6通りの2トーンと7色のモノトーン、スタンダードシリーズは7色のモノトーンをラインアップし、全17通りの多彩なバリエーションを設定した。
内包するインテリアは“Breeze(そよかぜ)”をコンセプトに掲げ、リビングルームのような心地よい風と光を車内へ取り込み、乗る人全員がリラックスできる居心地よい空間を目指す。デザインキーワードには“縁側”や“ハンモック”などを用い、実際の空間以上の開放感を演出。さらに、ヘッドレストやスピードメーターなどにも“かどまる四角”を取り入れ、遊び心ある造形に仕立てた。そして、インパネには12.3インチのセンターディスプレイと7インチの液晶メーターを一体化した軽自動車初となる大型統合型インターフェースディスプレイを配備し、クラスを超えた先進性と上質感を具現化する。内装の仕様としては、ハイウェイスター シリーズにチャコールグレーを、XおよびSグレードにグレージュを採用。また、ハイウェイスター シリーズにはオプションとしてプレミアムを用意している。
キャビン空間自体は、Aピラーの位置と角度を見直し、室内長は従来比で+115mmを実現。合わせてピラー自体を細くすることで、前方視界を大きく改善するとともに開放感を高める。さらに、後席ニールームについても先代モデルと同様、クラストップの795mmの広さを確保し、大人がゆったりと座れて、かつ小さな子供が立ちながら着替えることを可能とした。シートに関しては、ソファのような優しい触感のメランジ生地入りトリコットを張り、前席にはセンターアームレスト付ベンチシートを、後席には5:5分割/リクライニング/ロングスライド/ワンタッチ格納/肩口スライドレバー/シートバック可倒レバーを配した可倒式シートを配備。オプションのプレミアムには、上質感を高めた合皮/トリコットのシート表皮を張った。
一方でスーパーハイトワゴンの特長である後席スライドドアは、先代に引き続きクラストップとなる650mmの開口幅を確保。合わせて、セレナと同サイズの大型乗降用グリップを装備して乗降性を高める。また、収納面の拡充も図り、インパネには角型紙パックも入るカップホルダーやティッシュボックスを丸ごと隠せる引き出しに加えて、スマートフォンや財布などを置くことができるインストセンタースライドボックス、メーター裏に小物などを収納可能な蓋付のインスト運転席アッパーボックスなどを配備した。荷室においてはクラストップの荷室最大長675mmを確保し、48リットルのスーツケースを同時に4個積載しつつ、大人4名が広々と過ごせる空間を実現している。
パワートレインに関しては、重量増とコストアップを鑑みてマイルドハイブリッド機構を省いた一方、エンジン部品のフリクション低減やCVT変速プログラムの見直しなどを図って、動力性能と環境性能を高次元で両立。ハイウェイスターGターボ系グレードはBR06型659cc直列3気筒DOHC12Vインタークーラー付きターボエンジン(最高出力64ps/5600rpm、最大トルク10.2kg・m/2400~4000rpm)+エクストロニックCVTを、S/X/ハイウェイスターX系グレードはBR06型659cc直列3気筒DOHC12Vエンジン(最高出力52ps/6400rpm、最大トルク6.1kg・m/3200rpm)+エクストロニックCVTを搭載する。駆動機構はフルタイム4WDと2WD(FF)を設定した。
先進安全運転支援システムの面では、駐車や狭い道、交差点などのさまざまなドライブシーンで役立つ機能の拡充を実施する。インテリジェントアラウンドビューモニターには、本来は見えない車体下の映像を生成する軽自動車初の「インビジブルフードビュー」、さらに日産の軽自動車としては初搭載となる、車両の周辺状況を3D映像でより直感的に確認可能な「3Dビュー」、交差点等で運転席から死角になる前方の左右が見えるようにサポートする「フロントワイドビュー」の3つの新しい表示機能を搭載。また、先代でも好評のプロパイロットに加えて、新たに交差点の歩行者や対向・交差車両を検知し、衝突回避を支援する機能が加わった「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、車線変更時の斜め後方の車両との接触回避をアシストする軽自動車初の「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」、軽スーパーハイトワゴン初の「BSW(後側方車両検知警報)」、後退時に後方を横切ろうとする車両を検知すると警告音でドライバーに注意を促す「RCTA(後退時車両検知警報)」などを設定し、軽自動車として最高レベルの安全性を具現化した。
従来のディーラーオプションナビの選択肢に加え、ルークスとして初採用となるNissanConnectインフォテインメントシステムをメーカーオプションで設定した点も見逃せない。同システムはGoogle搭載により、「Googleマップ」「Googleアシスタント」「Google Play」の各機能に新しく対応し、多彩な情報とエンターテインメントにシームレスにコネクト。また、メーカーオプションのドライブレコーダーと連携すれば、離れた場所からでもクルマを見守る新サービス「リモートフォトショット」にも対応し、より快適かつ安全なカーライフを提供する。
ルークスのモデルチェンジに合わせて、日産モータースポーツ&カスタマイズは新型ルークスをベースとしたカスタムカーの「AUTECH LINE」と、ライフケアビークル(LV)の「助手席スライドアップシート」をラインアップする。車両価格はAUTECH LINEが225万8300円~246万2900円、助手席スライドアップシートは194万5000円~248万8000円の設定で、発売は今秋を予定する。
ルークスAUTECH LINEは、ハイウェイスターGターボおよびハイウェイスターGターボ プロパイロットエディションをベースに、“クール&アグレッシブ”を商品コンセプトに据えて、より精悍で存在感あふれる軽スーパーハイトワゴンに仕立てことが特徴。エクステリアにはクロムフィニッシュのフォグランプフィニッシャーやサイドターンランプ付電動格納式リモコンシルバードアミラー、AUTECH LINEロゴプレート、AUTECH LINEエンブレム(リア)を専用装備し、足もとには専用15インチアルミホイールを組み込む。また、内装は新型ルークスで唯一のブラック基調で仕立てたうえで、トリコット(グレージュ)のドアトリムクロスを配備。シートはスタイリッシュな意匠と上質な手触りに加え、防水機能も兼ね備えた専用の合皮素材を採用した。
一方でルークス助手席スライドアップシートは、助手席が車両の外側に電動で回転・昇降することで、クルマへの乗り降りが楽に行える車両。さらに、広く快適になった室内空間とゆとりのあるドア開口高で、背の高い人でも頭上を気にせず安心してスムーズに乗り降りできる。ベース車として4WDのハイウェイスターGターボおよびハイウェイスターGターボ プロパイロットエディションを除く全グレードに設定し、幅広いユーザー層に対応した点も、新しいルークス助手席スライドアップシートの訴求点である。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
スズキと兄弟、トヨタのSUV『アーバンクルーザー・ハイライダー』…「エアロエディション」をインド発表
ホンダ『WR-V』に「ADVエディション」、新グリルにオレンジアクセントが映える…インド発表
【本格ヨンクがカッコいい!】トヨタ・ランドクルーザーは「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」。250は「生活実用」を体現した誰もが憧れる主力
「左右非対称ヤバ!」「めっちゃ速そう!」ホンダ「V3R」最新情報まとめ【タイムラインで振り返る、電動過給V型3気筒の衝撃】
「BYD vs 日本」 ラッコ上陸で軽市場が動揺? N-BOX支配圏に迫るEV戦略&EC販売の衝撃
バイクの「すり抜け」運転を大阪府警が一斉取り締まり! 1時間半で13人が検挙 危険な“すり抜け”はどんな違反になる?
日産が新型「最上級ミニバン」発表! アルファードより「30%オトク」な税金も魅力! 威風堂々デザイン&「豪華内装」採用! 約15年ぶりに全面刷新の「4代目エルグランド」の優位性とは?
ホンダ斬新「“2列6人乗り”ミニバン」に注目! 「シエンタ」サイズのボディに「前列3人掛けシート」がスゴイ! 前のめりな“前傾デザイン”も特徴的! “クセ強”モデル「エディックス」って?
ジャパンモビリティショーは大成功の陰にある「日本の頑張り」と「中国の失速」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
だから、販売店で「11月」と言われてたのは、納車のタイミングを見越しての話だったのかも。
デイズの方は、e-POWER搭載モデルが2026年発売予定らしいから、ルークスの方が先に登場することになるね。
しかも今回のデイズは、軽自動車初のe-POWER搭載で、走りも静かさもまるでEVみたいになるらしいよ。モーターのトルクは195Nmと予想されてて、これは軽ターボ車の約2倍!坂道も高速もスイスイだね。