■日産「“2ドア”次期シルビア!?」に“反響殺到”!
2025年10月末、東京ビッグサイトで開催された「ジャパンモビリティショー2025」は、EVや自動運転技術を駆使した次世代モビリティの共演により、大盛況のうちに幕を閉じました。
【画像】超カッコイイ! これが日産「次期シルビア!?」です!(47枚)
きらびやかな未来のクルマたちが脚光を浴びる一方で、過去に開催されたモーターショーを振り返ると、現代のトレンドやユーザーの希望を驚くほどに捉えていた、「早すぎた名車」とも呼べるコンセプトカーが存在していたことに気づきます。
その筆頭といえるのが、日産が2013年の「第43回 東京モーターショー」で世界初公開したコンパクトFRクーペ「IDx(アイディーエックス)」シリーズです。
IDxシリーズが誕生した背景には、自動車業界が抱える深刻な課題である「若者世代のクルマ離れ」があります。
スマートフォンやオンラインゲームがコミュニケーションの中心となり、移動手段としてのクルマに魅力を感じなくなっていた彼らを振り向かせるため、日産は前代未聞の開発手法として「コ・クリエーション(共同創造)」を採用しました。
これはメーカーが一方的に作ったクルマを押し付けるのではなく、ターゲットとなる若者自身を企画段階から巻き込み、彼らの価値観や美意識をダイレクトに反映させるという、極めて意欲的なプロジェクトだったのです。
こうして生まれたのが、カジュアルな「IDxフリーフロー」と、スポーティな「IDxニスモ」という2つの異なるキャラクターを持つ兄弟車でした。
ボディサイズは、全長4100mm×全幅1700mm(ニスモは1800mm)×全高1300mmとコンパクトで、かつての名車「サニー」や「ブルーバード(510型)」、あるいは初代「シルビア」や「ハコスカ(3代目スカイライン)」を彷彿とさせる箱型ボディを採用。
また「リバース・スラント」と呼ばれる逆傾斜のノーズや、水平基調のシンプルなラインは、レトロでありながらモダンな新しさを感じさせる絶妙なバランスで構築されていました。
これは、若者世代と年配のクルマ好きの両者が「カッコいい」と感じる最大公約数的なデザインであり、世代を超えて愛される普遍的な美しさを実現していたのです。
そしてモデルごとの作り込みも秀逸でした。
IDxフリーフローは、その名の通り自由で自然体なライフスタイルを表現。
エクステリアは柔らかなベージュとホワイトで彩られ、インテリアにはなんと本物のデニム生地を採用し、まるで履き慣れたジーンズのように、乗れば乗るほど味が出る、そんな親しみやすさを演出していました。
一方のIDxニスモは、若者が熱中するレーシングシミュレーターの世界観を具現化したモデルです。
カーボン製のパーツやサイド出しのマフラー、張り出したオーバーフェンダーで武装。インテリアには真紅のアルカンターラと金属パーツを組み合わせることで高揚感を演出し、ゲーマー世代のためのスポーツカーとして仕上げられていました。
そして何より、クルマ好きを熱狂させたのがそのメカニズムです。
IDxニスモのボンネットの下には、「ジュークNISMO」譲りの1.6リッター直噴ターボエンジンを搭載し、最高出力は約200馬力を発揮。
これを6速マニュアルモード付きCVT(シンクロレブコントロール付き)を介して後輪を駆動するという、正真正銘の「コンパクトFRスポーツ」だったのです。
手頃なサイズと十分なパワー、そしてFRレイアウト。それはまさに、かつてクルマ好き若者のバイブルだったS13型およびS15型シルビアの再来を予感させるのに十分なスペックでした。
※ ※ ※
このようなIDxですが、残念ながら公道を走る姿を見ることは叶いませんでした。
市販化に向けた動きが噂された時期もありましたが、SUVブームの到来や電動化へのシフト、そして日産自身の経営状況の変化など、様々な要因が重なり、このプロジェクトは静かにフェードアウトしてしまったのです。
それでも、このクルマに対するファンの熱量は冷めることなく、日産が苦境に立たされる今なお高まりを見せています。
現在のSNSやネット上の掲示板などでは、「レトロなのに新しい、これこそ日産デザインの真骨頂」「技術の日産の象徴として、今こそシルビア復活が必要だ!」「日産には過去のように、もっと『ワル』でカッコいいクルマを作るメーカーであって欲しい」「もうSUVはお腹いっぱい。スポーツカーの復権を!」といったラブコールが溢れています。
中には「経営が厳しい今だからこそブランドの輝きを取り戻すためにIDxが必要だ」「FRの小型スポーツカーを作らなければ未来のクルマ好きは育たない」という、日産の将来を願うゆえにIDxの再登場を求める声も少なくありません。
思えば“IDx”という車名は、「Identification(アイデンティティ)」と未知数を表す「x」を掛け合わせたもので、そこにはユーザーとの対話から新しい価値を生み出すという日産の決意が込められていました。
もしもあの時、このクルマが世に出ていたら、日本のスポーツカー市場は、そして日産というブランドのイメージは、今とは違ったものになっていたかもしれません。
幻となったIDxの構想は、次なる時代の日産スポーツカーへと受け継がれるのか。ファンは今も、その“x”の答えを待ち続けているのです。(くるまのニュース編集部)
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