50代は「自分が本当に乗りたいクルマ」に乗る絶好のタイミング。30代、40代は家族のためにファミリーカーを選んできたという人も、50代を迎えるころには、自分自身のために時間とお金を使えるようになり「ようやく好きなクルマに乗れる」とワクワクしている人も多いのではないでしょうか。
しかしながら、物価高が続くこの時代、クルマ選びで失敗するのは避けたいところですよね。これからの人生を、もっと自由に、もっと豊かに過ごすために。後悔しない乗り換えを実現するための3ステップを、わかりやすくご紹介します。
【50代のクルマ選び】後悔しないための3ステップとおすすめ車種を紹介!
文:吉川賢一/アイキャッチ画像:Adobe Stock_Petro/写真:Adobe Stock、写真AC
【画像ギャラリー】もう迷わない!50代からの人生を変えるクルマ選び「3つのコツ」(9枚)
コツその1「これからのライフスタイルをイメージしよう」
クルマが好きで「大人になったらこんなクルマに乗りたい!!」とイメージしていても、実際に大人になってみると家族優先のクルマを選ばざるを得ず、また経済的な制約もあり、好きなクルマになんて乗ることができなかった、という人は少なくないでしょう。これまでは手を出さなかった高級車や、開放的なオープンカー、憧れのスポーツカー、豪華なキャンピングカー、はたまた、昔憧れていた旧車など、夢は膨らみますよね。
もちろんそうした夢を実現させるのも素晴らしいと思いますが、これからのカーライフトータルとして考えると、もうちょっと踏み込んで考えてもよいかもしれません。
まずはいまクルマを所有しているならば、いまのクルマで感じる不満を整理してみましょう。たとえば、長距離ドライブで疲れやすいとか、安全性に物足りなさを感じる、上質な時間をもっと楽しみたいなど。こうした不満は次のクルマでは解消しておいたほうが、満足感が高まります。
また「これからの人生をどう過ごしたいか」を考えることも大切です。旅行や趣味、あるいは日常の買い物や街乗りまで、1人乗りが多いか、パートナーや友人も乗るか、ペットも一緒かなど、リアルな使い方をイメージし、好きなデザインやブランドのクルマ、憧れのクルマがあるならば、そのクルマでそれらが楽しむことができるのかを考えましょう。「乗りたいクルマに乗る」というのももちろん大切なのですが、クルマは道具でもありますから、道具としてこれからの人生を思いっきり楽しむことができるものを選ぶこともやはり重要です。
いまのクルマで感じている不満があるなら、それを解消できるクルマを選ぶようにしよう(PHOTO:Adobe Stock_buritora)
コツその2「クルマ選びは「トータルコスト」で考えよう」
そしてもちろん、コストも無視はできません。人生100年時代といわれる現代において、50代はまだ折り返し地点。いくら経済的に余裕ができたといっても、これからのことを考えて、お金は賢く使っていく必要があります。
賢いクルマ選びをするうえで大切なのが、トータルコストで考えること。クルマは購入した後も税金や保険料、整備費などがかかりますし、燃料代なども無視できません。購入方法も、現金一括ではなく、ローンやリース、残価設定型ローンといった選択肢も検討の価値がありますし、手放す際も、クルマによっては高価での下取りが期待できることもありますので、価格が高いクルマであっても、トータルで考えると意外とコストがかかっていない、ということもあります。
もちろん未来の下取り(売却)価格は約束されているものではないため、高額査定が期待できるクルマであっても、絶対にコストが安く済むというわけではないですが、数年楽しんだあと、乗り換える際に下取り(売却)価格が高ければ、もう一段階ステップアップしたクルマに乗る、という計画を立ててみるのはありかもしれません。
コツその3「先進運転支援を賢く使いこなそう」
そして、筆者がミドル世代にぜひともお薦めしたいのが、最新のADAS(先進運転支援システム)を搭載しているクルマ。SNSなどでは、「運転支援に頼っているから運転が下手になる」や「ボケ防止のためにはマニュアル車に乗ったほうがいい」という声もみられますが、最新鋭の運転支援システムには、モビリティに関する知見を拡げるうえでも、いまこそ触れておいてほしいのです。
トヨタの「Advanced Drive」や、日産の「プロパイロット2.0」は、高速道路上でのハンズオフドライブが可能であり、遠くまでドライブをする際の最強の武器となってくれます。また、スバルの「アイサイトX」やBMWの渋滞運転支援機能も、高速道路上での渋滞時にハンズオフができます。
もちろんすでに活用している人もいると思いますが、「ACCやハンドル支援があれば十分。それ以上のADASは使いこなせないし望まない」と考えている人も少なくないでしょう。ただ、ACCとハンズオフができるADASとの違いは、味わってみないとわからないもの。また、運転支援から自動運転へと、最先端技術がまさに構築されていくようすを追いかけていくことができるのは、余裕の出てきた50代だからこそできることだと思います。普段は自分が運転し、ちょっと疲れているときはクルマに任せるなど、技術を賢く使いこなしてみてほしいのです。
トヨタのアドバンスドドライブは、高速道路と自動車専用道路の本線から分岐まで運転を支援するシステム。高速道路上でのハンズオフドライブが可能
筆者のお薦めは、新型クラウンエステートと新型フォレスター!!
ここからは筆者がミドル世代にお薦めしたいクルマをご紹介しましょう。まずお薦めしたいのがトヨタの「クラウン」です。今作から4つのバリエーションでのラインアップとなったクラウンですが、全てのバリエーションに渋滞時にハンドルオフができるアドバンストドライブが用意されています。
なかでも筆者がお薦めしたいのが新型「クラウンエステート」。シリーズでもっとも広い荷室を持ち、遊びに忙しいアクティブ50代にはピッタリです。ハイブリッド車(税込635万円)とPHEV(810万円)のラインアップがありますが、ロングドライブを頻繁にするならば、走りに余力のあるPHEVのほうが断然おすすめ。2025年度は60万円のCEV補助金が受けられますし、20.0km/Lの低燃費と、89kmのEV航続距離(WLTCモード)も備えていますので、普段使いからロングドライブまで、超便利な一台です。
また、2025年3月に登場となったばかりのスバル新型「フォレスター」もお薦めです。ターボエンジンモデル(404万円~)と、最新鋭のストロングハイブリッド(Xブレイク420万円~、プレミアム448万円~)の2モデルがありますが、アイサイトXを搭載しても、約15~20万円の価格アップとコスパに優れるのが魅力。
新型フォレスターはまた、フルインナーフレーム構造の新ボディを採用したことで、高剛性と軽量化の両立も実現しており、剛性感ある静かで滑らかな走りや、軽快で上質なハンドリングを味わうこともできます。上質な走りは運転に余裕をもたらし、疲れにくさにも大いに貢献してくれることでしょう。最小回転半径5.4mという小回り性能もうれしいポイントです。
クラウンエステート。 広大な荷室空間には、大きな荷物を積み込める。ゴルフに旅行、遊びに忙しい50代にはベストな一台だ
2025年4月17日に発売となった、6代目の新型フォレスター。ハイブリッドの他、ガソリンターボ車も設定されている
◆ ◆ ◆
これからのライフスタイルをイメージして、コストはトータルで考え、最先端の技術を賢く使いこなす。自分自身のためのクルマを選び、最高の一台と、最高の時間を手に入れましょう。
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みんなのコメント
私は55歳の時フィアット500からコペンに乗り換えましたよ。
元々家族で移動する時は妻の車で、私の車はほぼ通勤専用でしたので、老後を見据えて、維持費の安い国産車の軽がベストな選択だと思いました。
今は日々オープンドライブしながら近隣の図書館巡りをしています。妻も家でゴロゴロしていないので喜んでますよ。
自分は最後から2台目のクルマだと考えて、『こいつに乗らずには死ねん!』と思うクルマを選びました。
たぶん、最後のクルマは楽ちんだとか安全性能だとかを優先せざるを得ないだろうから。
ちなみに、ロードスターと迷ったあげく、アルファロメオジュリアにしました。