この記事をまとめると
■日々開発が進むクルマの自動運転技術
「ACC」のせいというウワサも! 高速でやたら「ブレーキランプ」が連灯するクルマを見かけるワケ
■自動運転は高速道路での運用から目指す傾向にある
■なぜ一般道でなく高速道路を優先するのか?
安全面からも自動運転が進むのは必然
昭和のころには「クルマは自分で運転するからこそ楽しい」という人も少なくなかった。確かに、大きな機械を自分の意志と技量で操ることができるのだから、好きな人にとってクルマは最高のおもちゃであったといえよう。マニュアルトランスミッションを操って最適なギヤを選択しながら、カーブの多い道をスムースに駆け抜けるときなど、至高の爽快感を味わえたわけだ。
しかし、安全性や利便性という点から考えれば、自動運転は必然的な時代の流れである。とくに「2024年問題」に端を発した職業運転手の担い手不足は深刻で、物流や公共交通機関を維持するためにも、一刻も早い自動運転化の実現が望まれている。そのために、各地で自動運転の実証実験が盛んに行われており、その実験データを蓄積すると同時に、各種センサー、解析装置、AIなどの開発が進められているのだ。
完全な自動運転を実現するには、道路上で発生するあらゆる事象を人間と同じように車両が認識、判断しなければならない。そのために、カメラ、ミリ波、赤外線などのセンサーを使用し、AIがそれらを解析、判断することになる。しかし、一般道路はさまざまな道が複雑に入り組んでいるだけではなく、人、自転車などの交通弱者が予測の難しい動きをすることが多い。これら事象を車両が人間と同じように認識し、判断、行動するのは至難の業だ。
これに対して高速道路は、自動車だけが通行する高度に整備された道路であることに加えて、合流、離脱もスムースに行えるように設計されている。車両通行に特化した閉鎖空間であるから、新しい交通システムを導入しやすい環境にあるといえよう。国土交通省などが推進するITS(Intelligence Transport System、高度道路交通システム)でも、すでにETC2.0が実用化段階に入るなど、高速道路においては次世代の交通システムの開発、運用が積極的に行われているのだ。
高速道路上ではさまざまな自動運転の実験が行われている
これは自動運転も同様で、高速道路各社は多くの地域でさまざまな実証実験を行っている。なかでも注目されているのが、東北自動車道の鹿沼IC(インターチェンジ)から宇都宮IC間で実施されている「次世代高速道路の実現に向けた実証実験」だ。これは、リアルタイムで高速道路を監視するシステムと、次世代型ハイウェイラジオ(E-ハイラジ)を、構築する取り組みとして実施されているものである。
具体的には、多機能ポールを300mごとに設置して道路をリアルタイムで監視し、事故の発生、故障車両、落下物などを画像情報として収集する。これを画像解析AIにかけて、アクシデントを自動検知するというシステムだ。検知された情報は、直ちにE-ハイラジなどを通じて通行中のドライバーに提供される。実験では、情報の検知精度、処理の迅速性、情報提供硬化などを検証している。
本実験は高速道路上の情報を収集し、ドライバーに提供することを目的としたものだ。今後、自動運転化に応用する際にはデータとして車両側の自動運転AIに提供し、車両コントロールの判断材料にするなどといった運用が考えられる。自動運転というゴールから見ればまだまだ先の話ではあるが、こういった実験の積み重ねによって、自動運転技術は着実に進化しているのである。
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みんなのコメント
なんでだろ〜?
万博では自動運転バスが暴走し壁に激突。
原因はプログラミングのミスだそうで、完全にヒューマンエラーです。
何をしても人が作る物。自動運転も人のミスで事故がおこる。
壁で良かったですね。