■スバル「ちいさい高級車」R1がスゴい!
日本の軽自動車には、全長3.4m以下×全幅1.48m以下×全高2.0m以下、排気量660cc以下、乗車定員4名という独自の規格が定められています。
【画像】超カッコいい! これがスバルの「ちいさいの高級車」です!
現在、多くのメーカーはこの限られた枠を最大限に活用するため、規格ギリギリまでボディを拡大したモデルを展開するのが一般的です。
こうした厳しい規制があるからこそ、空間効率を追求する独創的な発想が生まれ、車内を広く取ったトールワゴンや、さらに頭上を広げたスーパーハイトワゴンが市場の主流となりました。
ですが、今から約20年前の2005年、こうした「広さ」を求めるトレンドとは一線を画す、独自の思想を持ったモデルが登場しました。
それが、あえて2名乗車を優先し、コンパクトなパッケージングを突き詰めたスバル「R1」です。
2005年に登場したR1は、先行して発売されていた5ドアセダンの「R2」をベースに開発された3ドアハッチバックモデルです。その最大のコンセプトは「小さな高級車」。当時の軽自動車が「広さ」を競う中で、あえて前席の快適性と上質さに特化した「パーソナルクーペ」としての価値を追求しました。
デザイン面での最大の特徴は、「ワンモーションフォルム」と呼ばれる流麗なシルエットです。かつての名車「スバル360」の愛称である「てんとう虫」をイメージコンセプトに掲げたこの形は、非常にスタイリッシュで愛らしいもの。
特筆すべきはそのサイズ感で、全長は軽自動車の規格(3.4m以下)よりもさらに115mm短い3285mmに抑えられています。あえて規格ギリギリまで広げず、凝縮感のある美しさを優先したパッケージングには、スバルなりの「軽自動車でもこれだけ自由にデザインできる」という意思が込められていました。
内装も高級車の名にふさわしい仕上がりです。ゆとりのある大柄なフロントシートを採用し、オプションではアルカンターラ素材を選択することも可能でした。
また、現在では一般的となった2色のインテリアカラーをいち早く取り入れるなど、欧州車を思わせる洗練された空間を演出。軽自動車の枠を超えた贅沢なひとときを提供しました。
R1のメカニズムには、当時の軽自動車の常識を打ち破るほどの並々ならぬこだわりが詰め込まれています。主流だった3気筒エンジンではなく、あえて滑らかな回転フィールを追求して4気筒エンジンを採用した点は、他車とは一線を画す大きな特徴です。
ラインナップには可変バルブ付きのDOHCと、力強い加速を楽しめるスーパーチャージャー付きの2種類が用意されており、これにCVTを組み合わせることで、クラスの枠を超えた質感の高い走りを実現しました。
さらに、そのこだわりは足回りや操作性といった走りへの姿勢にも色濃く反映されています。当時としては大径な15インチホイールの装備や4WDモデルの設定に加え、CVT(無段変速機)にはパドルシフト付きのMTモードまで搭載されました。
こうした本格的な装備により、単なる実用車を超えた「上質なスポーティクーペ」に近い感覚で、操る楽しさを提供しています。
そんなR1に対して、ユーザーからの声で特に多いのは、その外観や質感に対する賞賛です。「19年落ちのクルマなのに新車と間違われた」「どこの輸入車かと聞かれた」といったエピソードが目立ち、いかにデザインが時代を先取りしていたかがうかがえます。
実際のオーナーからは「インテリアを含め、プチ贅沢感を味わえる名車」という声も上がっており、所有すること自体の喜びが強いモデルと言えます。
※ ※ ※
熱烈なファンの間では、このR1を最新の電気自動車(BEV)として復活させてほしいという声が一部で上がっています。
全長3.4メートル以下のコンパクトなサイズ感に、2人乗り以上の実用性を備えたスタイリッシュなクーペというパッケージングは、今の時代こそ求められている姿かもしれません。(くるまのニュースライター 金田ケイスケ)
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みんなのコメント
記事が適当過ぎる。