2023年4月に世界初公開されたSUVタイプの電気自動車
スウェーデンに本社を持つPolestar(ポールスター)社は2023年11月9日、クーペSUVタイプの電気自動車(EV)「Polestar 4(ポールスター4)」を2025年後半をめどに韓国でも生産すると発表しました。
えっ、ボルボじゃない!? パフォーマンス電気自動車「ポールスター4」を写真で見る(32枚)
ポールスターとはボルボ・カーズ傘下の電動パフォーマンスブランドで、2017年に最初の2ドアクーペEV「ポールスター1」を発表。2020年には「ポールスター2」を発売しています。2022年10月に世界初公開されたポールスター3は2023年第4四半期に発売される予定です。
新型ポールスター4は2023年4月に上海モーターショーにて世界初公開されたEVです。
全長4839mm×全幅2139mm×全高1544mm、ホイールベースは2999mmというDセグメントのクーペSUVで、2022年10月に初公開されたポールスター3に続く、同ブランド2番目のSUVとなります。
デュアルモーター仕様とシングルモーター仕様が用意され、シングルモーター仕様は後輪駆動となります。デュアルモーター仕様のトータル最高出力は544馬力、最大トルクは686Nmとなり、0−62mph(約100km/h)加速は3.8秒というパフォーマンスを発揮します。
ロングレンジグレードには102kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。WLTPモードで最大350マイル(約563km)の航続距離を誇ります。
エクステリアデザインは独自のポールスター・ライトシグネチャーを備えたデュアルブレード・フロントライトが目をひきます。また低いノーズや格納式のドアハンドル、フレームレスウインドウを備え、空力も向上しています。
リアウインドウは廃止されていますが、ルーフに取り付けられたカメラの映像を高解像度スクリーンに映し出すことで、より広い視野での後方視界を確保しています。
インテリアはファッションやスポーツウェア業界からインスピレーションを得て、「ソフトテック」をテーマにデザインされています。また100%リサイクル素材で作られたニット・テキスタイル、植物由来のマイクロテック・ビニールなどが使われています。
2025年をめどに韓国・釜山にあるルノー工場で受託生産
新型ポールスター4は、まもなく中国市場で発売され、生産は中国・杭州のGeely工場でおこなわれます。
欧州/北米/アジア太平洋地域の市場へは2024年の導入を予定しており、目安となる発売価格は6万ユーロ(日本円で約973万円)となり、価格は同ブランドのポールスター2とポールスター3の中間となる予定です。
今回発表されたのは、この新型ポールスター4を韓国・釜山にあるルノー・コリア・モーターズ(RKM)において受託生産するというものです。ポールスター社、親会社のジーリー(吉利控股)、そしてRKMで合意に達しました。
韓国市場向けおよび北米輸出向けのポールスター4を、韓国で2025年後半から生産する予定です。
ポールスターのトーマス・インゲンラート最高経営責任者(CEO)は「品質と持続可能性への取り組みを共有するジーリー・ホールディングおよびルノー・コリア・モーターズと協力して、製造拠点の多様化に向けた次の一歩を踏み出せることを非常にうれしく思っている。ポールスター3 は2024年初めに中国の成都で、2024年夏に米国のサウスカロライナ州で生産を開始する予定で、間もなく3か国の 5つの工場で製造操業を開始し、当社の世界的な成長の野望をサポートする予定です」とコメントしています。
ルノー・コリア・モーターズのステファン・ドゥブレーズCEOは、「ポールスター4は釜山工場で生産される初のフルバッテリー電気自動車となり、ルノー・コリアモーターズの刷新と当社の野心的な将来ビジョンを象徴するものです。私たちはこの新しいパートナーシップを非常に誇りに思っており、ポールスター ブランドの信頼に感謝しています」とコメントしました。
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ポールスターは現在、中国、スウェーデン、ノルウェー、オランダ、ベルギー、ドイツ、英国、スイス、米国、カナダなどの市場に導入されていますが、日本では展開されていません。
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みんなのコメント
どうにも全幅の信頼を置けないと感じてしまうのは…
生産国かな…
中古車価格は激安になるだろうから下がるところまで下がった中古車を使い捨て目的で買うならありかな。