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新型アウディQ3登場! 完成度の高いコンパクトSUVだ!──GQ新着カー

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新型アウディQ3登場! 完成度の高いコンパクトSUVだ!──GQ新着カー

マイルドハイブリッドとプラグインハイブリッド(PHEV)を設定へ

新型アウディQ3の特徴

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1.概要2. エクステリア3.最先端の灯火類4.インテリア5.パワートレイン6.足まわり7.運転支援システム8.発売時期と価格1.概要

6月16日、アウディは、新型「Q3」を発表した。

Q3は、初代モデルの発売以来、全世界で累計200万台以上販売された、アウディの量販モデルだ。

2.エクステリア

新型アウディQ3のエクステリアは、先代と比べ、さらに筋肉質でエモーショナルなデザインとなった。新型アウディQ3の幅の広いシングルフレームは高い位置に配置され、細く絞られたヘッドライトは精悍な表情を生み出す。

新型アウディQ3には、調整可能な冷却空気取り入れ口がシングルフレームの下部に取り付けられており、空気のロスを最小限にとどめて流す。パーキングセンサーもこの位置に配置された。運転支援システムのセンサーは、フォーリングスの背後に備わる。

新型アウディQ3をサイドから見ると、前後灯火類の間にある水平のショルダーラインが、車両を視覚的に上下ふたつへ分割。前後ホイールのショルダー部分から力強く浮かび上がるブリスターは、初代「クワトロ」を彷彿とさせる。

新型アウディQ3のホイールは、標準モデルが17インチで、最大で20インチ。タイヤ幅は215mmから235mmへと拡大された。Audi Sportでは、19インチおよび20インチサイズの合計5種類を用意する。

新型アウディQ3のS lineには、専用デザインの前後バンパーを含むスポーティなパーツを各種装着。さらに専用ボディカラーに「デイトナグレー」のメタリックペイント仕上げも選べる。

新型アウディQ3の灯火類は上級モデル譲りだ。デジタルマトリクスLEDヘッドライトを活用する。

新型アウディQ3は、DMDモジュールに代えて、マイクロLEDモジュールを初採用。モジュール上には2万5600個のマイクロLEDがあり、このモジュールの幅は約13mm。各マイクロLEDはおよそ40μm(マイクロメートル)の大きさで、人間の髪の毛のおよそ半分の太さという。

マイクロLEDテクノロジーによって、照射性能が大幅に向上。結果、新型アウディQ3は路面上で非常にクリアなコントラストが得られ、気象条件が厳しい場合に便利という。

新型アウディQ3のライトガイダンス機能は、レーンガイダンスおよびオリエンテーションライトを含む。アシスタンスシステムからの重要な情報を、車両前方のドライバーの直接の視界内と道路上に表示を映し出し、走行安全性を高める。

路面凍結の可能性がある場合、約70km/h(43.5mph)から、氷の結晶のワーニングシンボルを路面に投影するのも新しい。

新型アウディQ3は、カミングホーム/リービングホーム機能の拡張機能に、乗り込み時やエンジン停止時のサインを、3種類の異なるデザインから選べるようになった。

新型アウディQ3はデジタルマトリクスLEDモジュールに加えて、片側23個ずつのセグメントで構成されるLEDテクノロジーを採用するデジタルデイタイムランニングライトによって、道路上で車両の視認性を高める。

新型アウディQ3のリヤにはオプションで、デジタルOLEDリヤライトを用意。合計36個の異なるセグメントが6つのデジタルOLEDパネルに分割し、デジタルリヤライトシグネチャーを実現。新型アウディQ3のリヤのイルミネーションリングは、ロービームが点灯されると共に輝きを放つ。

4.インテリア

新型アウディQ3のインテリアは、デザインと機能性が大幅に向上。「ソフトラップ」と呼ぶ一体感のある装飾パネルが、ドアからダッシュボード全体の幅にわたって広がる。

新型アウディQ3のインパネには、11.9インチのインストルメントクラスターと12.8インチのMMIタッチディスプレイによるパノラミックディスプレイを設置。重要な情報を補完するヘッドアップディスプレイも装備する。

新型アウディQ3は、2本の新しいステアリングコラムレバーにより、センターコンソールの収納スペースを拡大。右側のレバーはシフトセレクターとして、左側のレバーはライト機能およびワイパー操作用として機能する。センターコンソールからシフトセレクターがなくなった結果、ふたつのカップホルダー付きのコンソールに追加のスペースが生まれた。

新型アウディQ3の前席には15Wの充電出力を持つ冷却機能付きの非接触充電トレイに加え、ふたつのUSB-Cポートが備わる。リヤにも2つのUSB-Cポートを装備。

新型アウディQ3には、さまざまなライティングパッケージ(アンビエントライトパッケージプラス/プロ)を装備。ダッシュボードとセンターコンソールに設けられたマーカーライトが、インテリアの明確なラインを強調する。

新型アウディQ3のフロントドアには、広範にわたるイルミネーションが初めてオプション設定された。ファブリックパネルに施されたレーザーカットへ、ドアトリム内から照らす。

新型アウディQ3のオーディオにはオプションで、SONOSプレミアムサウンドシステムを用意。センタースピーカーおよびサブウーファーを含む12基の高性能スピーカーは、最大出力420Wのアンプによって駆動され、4つのプリセットされたサウンドプロファイル(ナチュラル、コンサート、ラウンジ、ポッドキャスト)から選べる。

新型アウディQ3のインフォテインメントのオペレーティングシステムは、Android Automotive OSだ。YouTubeなどのサードパーティ製アプリは、Audi Application Storeから利用可能。MMIに直接統合されているため、使用時にスマートフォンは不要だ。

学習型音声操作アシスタントの「アウディアシスタント」は、AI(人工知能)によって強化。今回初めて、MMIのセンタータッチディスプレイにアバターとして表示されるようになった。作動中にはヘッドアップディスプレイまたはアウディバーチャルコクピットにもアイコンとして表示されるという。加えてアウディアシスタントが理解した入力内容は、メーターパネルにも表示される。

新型アウディQ3のインテリアトリムは、サステナビリティにも考慮。木材は、成長が早く耐久性のあるものを使う。シングルカラークロス、マイクロファイバーのファブリックなどはすべて再生ポリエステルが原料だ。ベルベット調ベロアのフロアマットは、使用済み漁網やカーペットの端材、産業廃棄物から作られた完全再生ナイロン繊維「Econyl」を使う。

新型アウディQ3のトランク容量は通常時488Lだが、シートベンチを前方いっぱいまでスライドさせアップライトさせた場合、575Lに拡大。シートベンチを折りたたむと、収納スペースは最大で1386Lを実現する。

5.パワートレイン

新型アウディQ3のエントリーモデルは、マイルドハイブリッドテクノロジーを搭載した4気筒ガソリンエンジンと7速S tronicを組み合わせる新型アウディ Q3 SUV TFSI 110kW。最高出力は110kW(150 ps)だ。

ガソリン仕様でもっとも高出力なのが、quattroドライブを備えた新型アウディQ3 SUV TFSI quattro 195 kW。7速S tronicを組み合わせた2.0リッター4気筒エンジンは、最高出力195 kW(265 ps)、最大トルク400Nmを4輪に伝達する。

新型アウディQ3はディーゼル仕様も用意。新型アウディQ3 SUV TDI 110 kWは、前輪駆動と7速S tronicを組み合わせ、最高出力110 kW(150 ps)、最大トルク360Nmを発揮する。

プラグインハイブリッド(PHEV)の新型アウディQ3 SUV e-hybrid 200kWは、エンジンと電動モーター(85 kWおよびトルク330Nm)を組み合わせ、システム全体で200kW(272 ps)の最高出力および400Nmの最大トルクを発揮する。

新型アウディQ3のプラグインハイブリッドは、総電力容量25.7kWhの高電圧バッテリーを搭載。96個の角形セルで構成され、かつ4つのモジュールに分割する。セルの最適化とパッケージの改善により、各モジュールの充電容量は従来の37Ahから73Ahへ向上した。

結果、満充電時の電動航続距離は、最大119 km(参考値)。最大50kWのDC充電に対応し、10%のバッテリーを80%まで充電するのにかかる時間は30分未満だ。アウディ独自の充電サービスであるAudi chargingにより、ヨーロッパ28カ国における多数の充電ポイントへのアクセスが可能だ(オプション)。

新型アウディQ3の足まわりには、新開発のサスペンションを採用。スチールスプリングサスペンション、スポーツサスペンションに加え2バルブダンパーコントロール付きサスペンションを用意する。

新型アウディQ3のダンパーコントロール付きサスペンションは、路面の状態およびその時の走行状況に合わせて自動調整。理想的な減衰力を、各ホイールごとにコンマ数秒で計算し、反映させる。

走行モードシステムである「Audi ドライブセレクト ダイナミックハンドリングシステム」は、これまでのautoモードがbalancedモードに改称。名称が示すように、balancedモードは走行ダイナミクスと快適性の最適なバランスを実現する。

7.運転支援システム

新型アウディQ3が、標準装備する運転支援システムは、距離表示付きパーキングシステムプラス、アダプティブクルーズコントロール、エマージェンシーアシスト付きレーンデパーチャーワーニング、交通標識認識、ドライバーモニタリング機能、回避およびターンアシスト付きアクティブフロントアシスト、フロントクロストラフィックアシスト、フロントエマージェンシーブレーキアシスト。

新型アウディQ3が搭載するアダプティブドライビングアシストプラスは、加速、減速、速度維持、設定された車間距離の保持、および最高210km/hまでの速度区間におけるレーンガイダンスをサポートする。高速道路では、90km/h以上の場合、レーンチェンジ支援も起動する。

新型アウディQ3のレーンチェンジ支援は、後方レーダーのデータを使用。レーンチェンジが可能か、どの方向に可能かを、メータークラスターおよびヘッドアップディスプレイに白い矢印で示す。ウインカーをタップしてレーンチェンジを開始すると、システムはステアリング操作を積極的にサポートするという。

アダプティブドライビングアシストは、オンラインデータのみで車両のレーン維持を可能とした。そのため高速道路以外の地方および都市部のドライブにおいても快適性を高めるという。アダプティブドライビングアシストにオンラインデータを活用できる期間は車両引き渡し後3年間で、その後は有料だ。

新型アウディQ3は、インテリアカメラがドライバーの眠気や集中力欠如の兆候を監視。ドライバーが一定期間警告に反応しない場合、警告音が鳴り、メーターパネル上に視覚表示を示す。それでもドライバーが反応しなければ、自動的に路肩に寄せ、エマージェンシーサービスへ通報する。

新型アウディQ3は学習型パーキングも装備、一度だけ駐車位置を学習すれば、以降、自動的に駐車を行い、ドライバーは見守るだけでOKとのこと。

8.発売時期と価格

新型アウディQ3は、コンパクトSUVとは思えぬ高機能と高性能を手に入れた。

新型アウディQ3はドイツおよび欧州では今年10月から発売開始される。新型アウディQ3の日本導入時期や価格は未定だ。

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文:GQ JAPAN 稲垣邦康(GQ)
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