トヨタ、北米で新型BEV「bZ Woodland」を世界初披露【国内向けモデルの導入は2026年春を予定】

トヨタは、5月19日から21日の3日間、トヨタの北米事業体「Toyota Motor North America（TMNA）」が開催する新車発表イベントにて、新型BEV「bZ Woodland」を世界初披露する。

●まとめ:月刊自家用車編集部

トヨタのマルチパスウェイ戦略を占う重要モデルが、北米で初お披露目

今回発表された「bZ Woodland」は、今後、北米で大きな販売シェアを期待できるe-SUVカテゴリーをターゲットに開発されたモデル。トヨタが世界的に進めているマルチパスウェイ戦略を担うモデルとして、「bZ（日本名：bZ4X）」「TOYOTA C-HR」とともに投入される。北米では2026年初を目処に販売を予定している。

―― bZ Woodland（新車発表イベント展示モデル）

―― bZ Woodland（新車発表イベント展示モデル）

新型車「bZ Woodland」（北米仕様車）

◆大容量バッテリーと優れた航続性能

総電力量74.7kWhの大容量リチウムイオンバッテリーの搭載と、駆動力を効率的に路面に伝える「eAxle（イーアクスル）」の高効率化と相まって、AWD（全輪駆動）仕様ながら一充電あたりの航続距離は約260マイル（約418km＊北米仕様車AWDモデルのEPAモード走行距離での開発目標値）を確保。日常域から長距離ドライブまで、幅広いシーンで安心して使用できる実用性を備えている。

◆バッテリー性能を高める「バッテリープレコンディショニング」を搭載

さらにバッテリー温度を充電に最適な状態に事前に調整することで、気温が低い状況下でも安定した急速充電性能（冷間時での急速充電時間約30分を目標に開発）を発揮させる「バッテリープレコンディショニング」技術も採用。バッテリーの信頼耐久性を高める工夫も盛り込まれている。

◆高出力タイプのeAxleを採用

AWD仕様は車両の前後にそれぞれ高出力タイプのeAxleを搭載。長年培ってきた車両制御技術を進化させることで、前後輪の駆動力配分の自由度を大幅に拡大することで、オンロードでの安定した走行はもちろんのこと、雪道や未舗装路といったアウトドアシーンにおいても優れた走行安定性と走破性を実現する。

◆広大な荷室スペースを確保

荷室スペースは30立方フィート（約850リットル）を超える容量を確保。多くの荷物を積載する必要があるレジャーや、家族での利用にも十分対応できる設計が盛り込まれている。

◆日本国内向けモデル「bZ4X Touring」は、2026年春頃に発売予定

なお、日本にも導入が計画されており「bZ4X Touring」として、2026年春頃に日本国内で発売される予定になる。

―― 新型車「bZ Woodland」（北米仕様）モデル名全長全幅全高ホイールベースbZ Woodland4830mm1860mm1620mm2850mm

―― bZ Woodland

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