タフトと言われると、大抵の人が軽自動車のタフトを思い浮かべるだろう。しかーし!! 時を遡ること40年、初代タフトはなんと、本格クロスカントリーモデルだったのだ!!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
ダイハツ タフトって軽自動車だけじゃなかった!? もともとはコンパクトサイズの本格クロカン!! 全然キャラが違ってびっくり!!
【画像ギャラリー】全然違うやん!! 初代と現行タフトを見比べてちょーだい!!(6枚)
本格コンパクトクロスカントリーモデルだった初代タフト
2020年に登場した現行タフト
ダイハツのタフトといえば、全グレードで「スカイフィールトップ」と名付けられたガラスルーフを備える点も特徴の軽クロスオーバーSUVとて人気を博しているモデルを思い浮かべる人がほとんどだろう。
しかしこのタフトという名前、2020年6月に登場した現行型よりもはるか昔の1974年に登場していた車両に使用されていたのである。
初代タフトが登場したのは1974年8月のことで、ラダーフレームのシャシーに4輪リーフリジッドのタフな足回り、そして副変速機付のパートタイム式4WDシステムを搭載する本格的なクロスカントリーモデルとしてリリースされた。
本格クロカンモデルだった初代タフト
当時のこういった本格的な性能を有するモデルとしては、ご存知ランドクルーザーを筆頭に、日産パトロールや、三菱ジープなどが名を連ね、軽自動車としてはジムニーが存在していた。
しかしランドクルーザー、パトロール、ジープは比較的大柄なボディを持っており、ジムニーは軽自動車ということで、その間を埋めるコンパクトなサイズのモデルが存在していなかったのである。
そこでダイハツは、このタフトを1Lのガソリンエンジンを搭載するリッターカークラスの車種とし、ボディサイズも全長3320mm×全幅1460m×全高1855mmと現行の軽自動車規格よりもコンパクトなボディを備えていたのだ。
そういった意味では現行のタフトとボディサイズは近しいものがあるとも言えるのだが、エクステリアのデザインは、FJ40系ランドクルーザーをギュッとコンパクトにしたようなスタイルとなっており、当時のクロスカントリーモデルにありがちなソフトトップモデルなどもラインアップされていた。
トヨタへOEM開始もパワーユニットの違いアリ!!
1980年にはトヨタへOEM供給を開始。ブリザードの名前で世の中に放たれた
ただヘビーデューティーな使われ方では1Lガソリンエンジンでは物足りないケースもあったのか、1976年9月のマイナーチェンジ時に1.6Lエンジンを搭載した「タフト・グラン」を追加。
さらに1978年9月には1Lガソリンモデルが廃止され、代わりに2.5Lディーゼルエンジンを搭載したモデルが追加されている。
そして1980年にはトヨタへOEM供給がスタートし、「ブリザード」として販売。ただOEMモデルではあったものの、エンジンはタフトとは異なりトヨタ製の2.2Lディーゼルエンジンが搭載されていた。
その後タフトは1982年11月に三度マイナーチェンジを実施し、ディーゼルエンジンを2.5Lから2.8Lへと拡大し、1984年4月に実質的な後継車種であるラガーが登場したことで姿を消すこととなったのだった。
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みんなのコメント
このタフトが積んでいた3L級4気筒ディーゼルDG/DL型は名機B型の小型版と言える
この時代のタフトは外観もパワートレーンもランクル40の弟分です