この記事をまとめると
■ロードスター軽井沢ミーティングが5月25日に開催
やっぱりロードスターは初代だよなぁ……は思い込みじゃない! 初代こそが最高なこれだけの理由
■1000台以上のロードスターが集まった
■4名のオーナーへ愛車について話を聞いた
濃すぎるオーナーたちをキャッチ!
ロードスター1105台、参加者2632名を数える超ビッグイベントであった、「ロードスター軽井沢ミーティング2025」。
これだけの台数が集まると、一生分のロードスターを見た気になってしまうのはもちろん、置いてあるクルマもまぁそれは個性的。なんせ、フルノーマルワンオーナーの車両はもちろんいるし、フルエアロを巻いたド派手な車両、エンジンまで手を入れたサーキットスペック車両、オールペンでオリジナルカラーにした車両、M2を筆頭とした限定車などなど、博物館はオーバーだが、それに匹敵するくらい多種多様なロードスターを見ることができる。
そんなわけで、今回はこの会場を散歩して見つけたユーザーたちを少し紹介。ロードスターの何に惹かれているのか、オーナーの生の声をお届けするぞ!
しほしほさん:NAロードスター
まず最初に声を掛けたのは、静岡県からやってきた女性オーナー、しほしほさん。彼女のNAロードスターは、自身にとって初愛車だ。
「世の中にこんなにクルマがあるのになぜこれ?」と聞くと、「可愛いからです! これ以外にはコペン(初代)かミゼットIIあたりを狙ってたんですが、この形に惹かれたんです。とくにタンカラーの内装や、リトラを開くを見える丸い目が可愛くてお気に入りです!」と元気に語る。
1800cc仕様のNA8Cで、学生時代のバイト先の友人が中古車オークションで探してきた個体だという。これに乗るために、AT限定免許を解除をして、晴れてMTに乗っているとのこと。もともとクルマにはそれほど興味がなかったそうだが、大学のバイクサークルの影響もあって、徐々にクルマに惹かれていったそうだ。
晴れている日はバイク、雨の日はロードスターということで、通勤では大活躍中なんだとか。この年式くらいになると、雨の日は乗らない! なんて人も少なくないだけに、こういった使い方こそ、正しいクルマとの付き合い方な気さえしてくる。
お気に入りのポイントは社外品の給油口で、クルマ自体には車高調と社外のホイール程度を入れただけのほぼノーマル仕様なところがあえてのこだわり。「初参加なのですが、P1に停められるとのことで、知り合いの洗車マニアが『P1に置くなら綺麗にしなきゃだろ』とのことで、前日にガッツリ洗ってもらいました」と、このイベントに向けた意気込みも語ってくれた。実際、かなり綺麗なコンディションだったのか、取材中に何人かが足を止めてクルマを観察していたほど。
旅行が好きとのことなので、これからロードスターと一緒に各地をドライブして、できる限り長く乗りたいと、今後の目標も教えてくれた。
うちわさん&ちまきさん:NDロードスター
会場を歩いていたら、馬の被り物をして歩いていた2人組に「井上さん?」と声を掛けられた。会場にほぼ知り合いはいないので、「???」となったのだが、彼女の格好を見てすぐに思い出す。昨年話をお伺いした女性とその付き添いの方だ。会場で逆に声を掛けられるのもなにかの縁。早速話を聞いてみた(諸事情で顔出しNG)。
赤い服の女性、うちわさんは、「今回のミーティングで6年目くらいの参加で、P1に置くのは3回目ですね。もともとロードスターってクルマの存在も知らなかったんですが、すっかりハマってしまいましたね。私自身、美術関係の仕事をしているので、さまざまなグッズを作っているのですが、そういったモノの販売やイベントの参加で、いろいろな人たちとかかわれるのが、このクルマの醍醐味ですね。MAZDA LOVEといった感じです(笑)」と語る。
もう片方の馬の男性(!?)、ちまきさんは、「このロードスターってクルマ、人と人を繋ぐことに長けていると思うんですよ。どういうことかというと、僕らは毎年参加前に最寄りのICのひとつ手前で降りて、洗車してから向かうんですが、そこのスタンドの人たちなんかに覚えてもらってたりします。『今年もロードスターのイベントかい?』みたいな感じで(笑)。そこからいろいろな話もできますし、イベントに参加したときも、話をしたことがキッカケで知り合いができるんで、ロードスターが人と人を繋げてくれる感じですね。この取材で知り合った井上さんだって、そのうちのひとりです。こんなクルマって、ほかにないですよ!」
ちなみにこのふたり、知り合いなどと複数人で食事に行ったりする際、人数が3人とか4人と、ロードスターの定員以上になったら、なんとピストン輸送をして解決しているそう。1回や2回ならともかく、さすがに常時そんなことしてる人は聞いたことがないので仰天。そうまでしてても乗り続けたくなるのが、ロードスターがもつ魔力なのである(多分……)。
なおこのロードスター、車内でカラオケができるユニーク装備も!(音源はJOYSOUND)。走行中はよく助手席に乗った人が楽しんでいるそうだが、停車中は音漏れが半端ないので控えめに……ってそりゃそうだろう。オープンカーだもの。
ツッコミどころ満載の面白いペアであった。
見たことない激レア車両が現る!
牧野幸一さん:ロードスターRF
さて、あまりにも濃すぎたうちわさん&ちまきさんのペアの取材を終えたところ、うちわさんから、「今ここで納車式やってる人がいるんですが、見に行きませんか?」と謎の提案。いやいや、ディーラーはもちろん、ローダーなんかどこにもないじゃないか。謎を確かめるべく、ついて行くことに。
と、そこにあったのはロードスターRF……まわりには人だかりが!? しかも記念撮影までしてるではないか。これはどういうことだ?
このクルマのオーナーは牧野さん。NAロードスターを新車で買って2台もっているという、生粋のロードスターマニア……ではあるのだが、ここにあるのはRF。何が何だかわからないぞ?
と、そこで人だかりができていた理由が判明。なんとNDロードスターやロードスターRFの主鎖を務めた中山 雅さんがいるではないか(みんなサインを求めていた)。
牧野さん、もともと中山さんとは長い付き合いだったそうで、マツダR&Dセンター横浜で行われたロードスターのイベントの際に、「俺、ロードスターの35周年記念車買うよ! ……と彼に宣言したのよ。冗談だと思われてたけど(笑)。で、本当に買ったから今日中山さんに見せに来たのさ。そのときの俺の宣言、本人覚えてねーけど!(笑)」、とのこと。それがこのうちわさんのいう”納車式”の真相であった。お披露目会といったところか?
牧野さん、「納車式は大袈裟だけどさ。ここに来るまでほとんど乗ってないのは事実だからね。今日ここでシートのビニールを剥がしたくらいだし。2月くらいに手もとに来たけど、乗ったのは今日で3回目。せっかくだからドアの内張りとトランクの内側に中山さんのサインをもらったよ」とのことで見せてくれた。
牧野さんにロードスターの魅力を聞くと、「このクルマはやたらめったに速くしないで、扱える速さで留めてるところが素敵だよね。じつはこのRF買う前はフェラーリの599をもってたのよ。それと入れ替え(笑)。フェラーリはやっぱその辺で乗るにはオーバースペックすぎるからね」とクールに語る
フェラーリを超える魅力をもつロードスター、見てるこっちがほしくなるぞ!
千葉教生さん:NBロードスター TD-1001R
最後に凄まじいクルマのオーナーが現れた。それが、先の牧野さんのお披露目会にいた千葉さん……とその愛車だ。それがこの、「ディーテクニック TD1001R」と呼ばれる激レア限定車。
これは、NAロードスターにあったコンプリートカー、M2シリーズ(M2-1001)を手掛けた立花啓毅さんが独立して立ち上げた、ディーテクニックというメーカーが、NBロードスターをベースにコンプリート化し、限定50台で世に放ったモデル。1000台以上いるこの会場で恐らく唯一の参加車両だ。
「このクルマは、自動車ライターの方がワンオーナーでもっていたものを、SNSでの募集を介していえない破格で譲ってもらったものなんです。もち主は先着で考えてたみたいで、僕が一番最初に声を掛けたので僕のところに来ました。ちなみにシリアル番号は49/50、ほぼ最後のモデルなんですよ。それに黒はほぼ存在しないので、もしかするとこれ1台だけかも……」と語る千葉さん。ここでいう自動車ライターは、筆者も知ってる人で、かなりのロードスターマニアだ(というのをこの取材で知った)。
千葉さんはマツダファンなようで、「ずっとNAをもっていたんですけど、家族が増えるタイミングで買い替えを妻に提案され、『”ふたり以上”乗れればいいんでしょ?』との意見を盾に、RX-7(FD3S)に乗っていたんです。ただそれも最近は不動車で……。そんなとき、子どもたちも手離れしたので、もう1回ロードスターとか乗りたいなぁって思ってたら縁があってこれに」とのこと。
この「ディーテクニック TD1001R」は、ベースのNDロードスターから10馬力ほど出力が上がっており、40kgほど軽量になっている点が特徴なほか、エクステリアも専用ヘッドライトやカーボントランクを装備する。
「メーターを3個イチにしてオリジナルの仕様にしたり、貴島さんのサインを入れてもらったりして少し弄ったほか、内装のヤレなども手直ししました。マフラーも社外ですね」と、モディファイ箇所も教えてくれた。
千葉さんは小学校の先生もしているそうで、「今の子どもって、クルマに興味ある子とかいるんですか?」と聞くと、「意外といるんですよ。まぁ昔から一定数……くらいのレベルではありますが。このロードスターを見て、『先生のクルマ格好いい!』、『俺もロードスターほしい!』なんていう子もいますね」とのこと。こんなに強烈なクルマ見せたらさすがに後世に響きそうだが(!?)、クルマ好きを増やす活動を結果的にしてくれているのかもしれない。さすがは教育者である。
「千葉さんにとってロードスターとは?」と聞いてみたところ、「生きる喜び……ですね」と返してくれた。
ロードスター軽井沢ミーティングには、なんらかの魔力に魅せられ、惹きつけられた人が多く集まっていると再認識した、相変わらず濃すぎるイベントであった。このまま取材を続けていたら、帰り道に危うくロードスターの中古車(財政難ゆえに新車は買えないので……)を見に行ってしまうところであった。危ない危ない。さて、来年はどんなオーナーたちに出会えるか、楽しみである。
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一方世界一の大衆車メーカーが他社協賛で作る86とやらに乗ってる連中ときたら、プリウスD〇N同様の下品な野郎、チー牛、ほんとに女子か?って思うような大根足のデブース多数で草