6月の販売台数は64台
中国の自動車メーカー、スカイウェル(Skywell)の車両を英国へ輸入・販売していた輸入業者イノベーション・オートモーティブが突如として廃業した。
【画像】「平均点以下」と辛口評価が下された中国製クロスオーバー【スカイウェルBE11を詳しく見る】 全24枚
スカイウェルは2024年後半、SUV『BE11』を携えて英国市場に参入したが、大きな需要を見出すことはできなかった。2026年6月には64台を販売したが、これが過去最高の成績だった。2024年通年(6台)、2025年通年(31台)、2026年1月~5月(26台)の合計台数をようやく1か月で上回った形だ。
英国でDFSK(東風小康汽車)ブランドの商用バンも販売しているイノベーション・オートモーティブの広報担当者は、AUTOCARの取材に対し、今回の廃業は「決してスカイウェルに対する評価の表れではない」と語った。スカイウェルは英国での販売を継続するため、新たなパートナーを積極的に探しているという。
同広報担当者によると、イングランドとウェールズ全土にあるスカイウェルのディーラー16店舗すべてに、事業終了の通知が送られたという。廃業の理由については、英国市場で競争するために必要な投資を受けられなかったためだとされている。イノベーション・オートモーティブのオーナーは今後、中東市場に注力する方針だ。
ドミノ倒しが始まる?
スカイウェルおよびDFSK車の保証や部品供給が今後どうなるかは不透明だ。広報担当者は、スカイウェル車のスペアパーツが「相当量」在庫されており、今後数週間以内に新たなオーナーに売却したいと述べた。売却が決まれば保証サポートも継続可能になる見込みだが、まだ最終決定には至っていない。
また、DFSK車の部品在庫は「限られている」ものの、これらは「別の場所へ移管」される予定だという。DFSK車の今後の見通しはさらに不透明だ。広報担当者は、EVバン『EC35』の保証については「今後利用できなくなる」と述べた。AUTOCARの取材によると、元イノベーション・オートモーティブの関係者らが、DFSK車オーナーのために独自に活動しているという。
イノベーション・オートモーティブの全従業員は解雇通知を受け、6月30日に退社した。AUTOCARが取材した広報担当者もその1人だ。
イノベーション・オートモーティブの閉鎖は重要な節目となる。もしスカイウェルが英国で新たな輸入業者を見つけられなければ、中国新興ブランドにおいて最初に倒れるドミノとなるだろう。チェリー(奇瑞汽車)のように成功を収めたメーカーもあるが、長城汽車(GWM)など、英国市場での足場を固めるのに苦戦しているメーカーもある。
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
分かるわ〜
車検や点検、修理もやってくれるところが無くなればおしまい。