メルセデス・ベンツは、 全く新しい SUV ラインアップとなる「GLB」を発表し、予約注文の受付を開始。納車は 7 月頃を予定している。
GLBは、世界で持続的な成長を遂げるSUV市場において、すでに多くのラインアップを持つメルセデス・ベンツが、さらに多様なニーズに応えるべく投入する、 全く新しいモデル。
操舵の応答性と安定性が向上しSUVらしくない走りを楽しめるスバル「XV」
究極のオフローダーであるGクラスからインスピレーションを 受けた、スクエアなエクステリアデザインと高い悪路走破性を持つ本格的なSUVで ありながら、広い室内空間に7人乗車を標準とし、かつ日本の都市部でも取り回し のよいボディサイズを実現した「全てを備えた本格SUV」だ。
デザイン
GLBのスクエアでパワフル、かつシンプルなデザインは、メルセデス・ベンツの 本格的なSUVであることを明確に示している。
フロントはクローム仕上げで力強いデザインのアンダーガードと2本のパワードームを 備えたボンネットがSUVとしての存在感とパワーを表現。
大型のラジエーター グリル内には、メルセデス・ベンツのSUVに共通する特徴的なツインルーバーデザイン が施され、スクエアなデザインのヘッドライトと共にSUVらしさを強調。
AMGラインを選択した場合、ダイヤモンドグリルとシングルルーバー、バンパー下部左右に 配置された2本のフィンなど、スポーティさを強調するデザインとなる。
※GLB 200 dにオプション設定。GLB 250 4MATIC スポーツには標準装備。
サイドビューで特徴的な点は、エッジやラインを減らしつつ、前後ドアパネルや リアフェンダーなどの面の張りで力強さを表現している点だ。
フロントエンドとリア エンドがほぼ垂直に切り立ったスクエアなデザインとなっていることや、フロントから リアにかけてボディの下部を飛び石などから守るプロテクターが装備されている ことも本格的なSUVであることを表現する要素となっている。
リアには上下方向に細く、横に長い、2分割型リアコンビネーションランプが採用 されており、ボディのワイドさを強調するデザインとなっている。
インテリアはモダンでアバンギャルドにまとめられている。ダッシュボードは 通常インストゥルメントクラスター上方にあるカウルを採用せず、ワイドスクリーン ディスプレイが、そのダッシュボードの上部に置かれることで、解放感があり、横方向の ワイドさを強調するデザインとなっている。
5つの円形のエアアウトレットは、ジェットエンジンのタービンを想わせるスポーティな デザインを採用している。
エアアウトレットの奥の部分に色のアクセントを施すことで、 アフターバーナーを想起。アンビエントライトは全64色と、先代モデルの 5倍に拡大した。
また、64色を10種類の色彩の世界にまとめることで、鮮やかな 色の変化を伴うライティングを実現。
※GLB 200 dにはAMGラインもしくはレザーエクスクルーシブパッケージ選択時に装着。GLB 250 4MATIC スポーツには標準装備。
GLBでは、助手席ダッシュボード中央部やセンターコンソールのスイッチの両端部 などに、力強さを表現するアルミニウム調チューブデザインを採用。
また、標準仕様のシートバック中央部には特徴的な左右から斜めに走るステッチが ひし形状の模様を作り出すシートを採用し、力強さだけではなく、ラグジュアリーさ も表現している。
※GLB 200 dに採用。AMGラインもしくはレザーエクスクルーシブパッケージを選択した際には、デザインが 異なる。GLB 250 4MATIC スポーツには採用されない。
四輪駆動4MATIC
GLB 250 4MATIC スポーツに採用される四輪駆動システム、4MATICはドライバーが ダイナミックセレクトのスイッチを操作することで、基本の前後トルク配分比を変化 させることが可能となっている。
四輪駆動クラッチを制御する特性マップは3つある。一般的な走行状況における基本的な前後トルク配分比は、ドライブモード 「ECO/コンフォート」で80:20、「スポーツ」では70:30となる。
一方、オフロード 走行では、四輪駆動クラッチがセンターディファレンシャルロックのように働き、 基本トルク配分は均等に50:50となる。
どのモードにおいても路面状況に応じて 連続的にトルク配分比を変化させることで、常に最適な駆動力の伝達を可能にし、 オンロードでの安定性や効率性とオフロードでの走破性を高次元で両立している。
また、センターコンソールにあるダイナミックセレクトのスイッチで「オフロード」を選択 すると、トルク配分やABSのマネジメントにより、悪路走破性を高める。
また、マルチ ビームLEDヘッドライトが車両の直前部を広く明るく照らすモードとなり、障害物が 発見しやすくなる。
さらに、急なオフロードの下り坂を2km/hから18km/hの間で 事前に設定した一定の速度で降りることができるDSR(ダウンヒルスピードレギュレーション) も装備されている。
※50km/hまでで作動。GLB 200 dでAMGライン選択時。GLB 250 4MATIC スポーツには標準装備。
パワートレイン
「GLB 200 d」に搭載される「OM654q」は、2.0リッター直列4気筒クリーンディーゼルタ ーボエンジンで、最高出力150PS(110kW)、最大トルク320N・mと、コンパクトな ボディを力強く加速させる性能を有しながら、低振動で高い静粛性を両立させている。
シリンダーピッチを90mm、シリンダー間の厚みを8mmとして、全長をコンパクトに まとめたシリンダーブロックは軽量化のためにアルミニウム製となっている一方、 ピストンはスチール製となる。
この熱膨張率の異なる素材を採用することで40% 以上摩擦を低減。また、シリンダーウォールにスチールカーボン材を 溶射コーティングするNANOSLIDE摩擦低減加工を施している。
ターボチャージャーは可変タービンジオメトリーを採用しており、低回転域から 高回転域まで全域でトルクフルな加速を可能にしている。
ピエゾインジェクターを使用した、コモンレールダイレクトインジェクションシステムは 最大圧力2,050barまで高められている。
また、冷却された高圧EGRと低圧EGRを 組み合わせた「マルチウェイ排出ガス再循環(EGR)」を搭載しており、燃焼の最適化 を図り、後処理を行う前の段階で窒素酸化物を低減することが可能になった。
排出ガスの浄化システムはエンジンに近接し搭載されたことで、排出ガスの温度低下 による浄化効率の低下を防ぐことを可能にしている。
ターボチャージャーから出た 排出ガスは、まず酸化触媒へ送られた後、AdBlueが添加。下流のsDPF (DPF with SCR Coating : 選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルター) で粒子状物質の捕集と窒素酸化物の低減を行った後、SCR触媒でさらに窒素酸化物の 処理を行なう。
その後、新しく追加されたSCR触媒でさらに窒素酸化物の低減を 行うと同時に、余剰のアンモニアを処理するアンモニアスリップ触媒(ASC)を備えることで、運転状況が急激に変化した場合にもアンモニアが外気中に放出されることを防ぐことが可能となった。
その結果、常に十分な量のAdBlueを噴霧すること が可能となり、窒素酸化物の処理能力を高めることに成功しており、日本市場で販売 される乗用車では他に類を見ない排出ガス処理システムとなっている。
「GLB 250 4MATIC スポーツ」に搭載される2.0リッター直列4気筒ターボエンジン 「M260」は、最高出力が224PS(165kW)、最大トルク350N・mを発生。
エンジン ブロックはアルミニウムダイカスト製で鋳鉄製シリンダーライナーを備えており、エンジン 内部の摩擦低減対策として、メルセデス・ベンツが特許を取得した、「CONICSHAPE加工」 を採用。
これは、シリンダーウォールをフォームホーニング加工する際に、 シリンダーウォールを底部に向けてやや広がる形とすることで、ピストンスカート部 に発生する摩擦を低減する技術だ。
また、可変バルブタイミングを実現する「カム トロニック」も搭載されており、状況に応じた最適な吸気を実現している。
どちらのエンジンも、組み合わされるトランスミッションは新開発の8速デュアル クラッチトランスミッション「8G-DCT」となり、様々な状況で最適なギアを選択することで、 環境性能や動力性能に貢献する。
関連情報:https://www.mercedes-benz.co.jp/
構成/DIME編集部
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みんなのコメント
そこに3列シートってのは、まさに3蜜の拷問。