1月22日、FIAとF1は「スポーツを通じた気候変動に対する行動枠組み(Sports for Climate Action Framework)」に参加したことを発表した。
この枠組みは、2015年に採択されたパリ協定(産業革命前からの世界の平均気温上昇を「2度未満」に抑え、平均気温上昇「1.5度未満」を目指す)の達成を目指して、2018年に国際オリンピック委員会を始めとした多くのスポーツ団体と、国連気候変動枠組条約事務局が発表したもの。
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スポーツを運営する上で二酸化炭素排出量を削減し、気候変動に関する意識と行動の強化を図る協調的な取り組みに、スポーツ団体やチーム、選手、ファンを結集するための枠組みとなっている。
この枠組みに参加するためには、組織が次の5つの指針に従う必要がある。
・より大きな環境的責任を担うための、体系的な取り組みを実施する。
・世界的な気候変動の影響を軽減する。
・気候変動対策をするための教育を施す。
・持続可能で、責任ある消費を促進する。
・コミュニケーションを通じて、気候変動に対する行動を擁護する。
F1は昨年11月に、2030年までにスポーツとして二酸化炭素の純排出量をゼロにすることを目指すという発表を行なっており、グローバルな環境活動を行なっているFIAと共に、これらの要件をすべて満たしている。
今回の発表により、FIAとF1は世界中の参加団体と協力しスポーツにおける気候変動に対する行動を強化し、実施していくことになる。
FIAのジャン・トッド会長は、次のように述べた。
「モータースポーツとモビリティ開発のリーダーであり、140カ国244人のメンバーで構成される組織である我々は、地球環境保護に全力を尽くしている。今回、枠組みに参加したことで、長年に渡り組織の中で大きくなっている勢いが強化される」
「F1にハイブリッド・パワーユニットを導入したり、環境およびサステナビリティ(持続可能性)委員会を創設するなど、FIAコミュニティ全体が環境革新のためになるよう、時間とエネルギー、リソースを費やしてきた。我々はモータースポーツの観点から、持続可能性について強く意識させることを目指している」
F1のチェイス・キャリー会長も、次のようにコメントした。
「昨年、我々F1は果たすべき重要な役割を認識し、初めて持続可能性に関する戦略を発表した」
「今後数年間にとるべき行動は、二酸化炭素排出量を削減し、2030年までにゼロ・カーボン化を達成することだ。この分野における国連での取り組みに参加し、FIAやチーム、パートナーと緊密に協力して計画を実行し、有意義な変更を実施していく」
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