芸術とテーラード、双方のクラフツマンンシップが発揮されたディオール──特集：1枚で主役級になるシャツの選び方

アーティストとのコラボレーションおいて、素朴で優しげなムードを表現したシャツコレクション。リラックスしたシルエットで、ゆったりと装える逸品たちをピックアップした。

牧歌的なアートの世界観を反映

今季のコレクションの中心にあるのが、アートとテーラード、双方にリンクするクラフツマンンシップ。南アフリカ出身のアーティスト、ヒルトン・ネルの陶芸に見られる素朴な世界観を取り入れ、メゾンが元々持っている仕立ての技と巧みに融合させた。ドロップショルダーや比翼などでモードに仕立てたシャツには柄や刺しゅうなどを施し、両者の美学を反映したコレクションをチェックしよう。

「DIOR AND HYLTON NEL」SHIRT南アフリカ出身の陶芸家ヒルトン・ネルとのコラボレーション「ディオール&ヒルトン・ネル」からの一着。彼の作品によく見られるような、アニマルモチーフが牧歌的なタッチで描かれた総柄を採用。ボディも淡いグリーンで、優しげなムードを演出できる。

「DIOR AND HYLTON NEL」OXFORD OVER SIZED SHIRTブルー&ホワイトのストライプが映える、コットンオックスフォードのシャツ。胸には「ディオール&ヒルトン・ネル」のシグネチャーロゴをあしらった。ベーシックな見た目ながら、比翼仕立てのフロントなど、ミニマルですっきりとした印象に。シルエットはややゆとりがあるので、リラックスして着用できる。

「DIOR AND HYLTON NEL」OVER SIZED SHIRTピンクのストライプが映えるコットンポプリンの素材を採用。胸の刺しゅうは”Dior for my real friends”と書かれており、こちらも「ディオール&ヒルトン・ネル」のコラボレーションのシグネチャーロゴだ。ゆらぎのあるストライプが柔和なニュアンスを醸し出し、爽やかな装いを構築。

「DIOR AND HILTON NEL」DENIM OVER SIZED SHIRTホワイトのコットンデニムで仕立てたシャツは、スクエアカットの裾で、コーチジャケットのように羽織ものとしても使える逸品。薄いブルーのストライプが清涼感のあるアクセントとなっている。合わせはメタルボタンで、スポーティーな印象も醸し出せる。

クリスチャン ディオール TEL:0120-02-1947写真・高橋絵里奈　文・オオサワ系、森下隆太　スタイリング・安倍拓志　編集・岩田桂視（GQ）