8月2日、静岡県・富士スピードウェイで2026スーパーGT第4戦『FUJI GT 300km RACE』の決勝が行われ、GT300クラスは石浦宏明/鈴木斗輝哉組の32号車ENEOS X PRIME AMG GT3が2位フィニッシュ。今季からGT300に新規参戦したTEAM ENEOS ROOKIEが初表彰台を獲得した。ドライバーふたりはレース後の囲み取材で「すごく嬉しい」と喜びを語った。
■「いけるところでいく」でポジションアップのルーキー鈴木
スーパーGT復帰戦での優勝&表彰台はならず。PONOS川端伸太朗は悔しい一戦も、ひさびさのバトルに「楽しかったです」
スタートから32号車ENEOS X PRIME AMG GT3のステアリングを握ったのはGT300ルーキーの鈴木。第2戦富士を欠場してしまっていた彼にとって第4戦富士はスーパーGT復帰戦となったが、前日に自身が予選Q2アタックで得た7番グリッドから「ひとつでもポジションを上げて石浦さんにバトンを渡す」ことを目標に決勝に臨んだ。
いざレースがスタートすると「思っていたよりもペースが良くて、タイヤもスティント後半にタレることもなく、ずっと同じペースで走り続けることができるぐらい良いタイヤをブリヂストンさんが用意してくれたので感謝したいです」という言葉どおり、鈴木はルーキーの復帰戦とは思えないような快走。5台をオーバーテイクする速さを披露し、他車のピットインにより一時トップを走行した後の33周目に石浦に交代した。
「追い抜けるときに抜かないと自分のタイヤもタレてしまいますし、GT500クラスとの混走でなかなかチャンスもありませんでした。そのなかでも自分の走りを精一杯して、もう『いけるところでいく』という感じで、普段どおりの走りをすることができました」
■若手の気迫ある走りに「緊張感」が出た石浦。ベテランの作戦で得た表彰台
19歳という若さ溢れる走りをみせた鈴木からステアリングを引き継いだのは、今年45歳になる大ベテランの石浦。もちろん鈴木の走りをピットで見守っており、そのときの心境を「予定ではそこまで緊張感のあるスティントではないはずだったのに、(鈴木)斗輝哉があまりにも良い走りをしていたので急に緊張感が出てきたんですよ」と振り返る。
その石浦はレース後半に52号車Green Brave GR Supra GT、45号車PONOS FERRARI 296 EVO、7号車CARGUY Ferrari 296 GT3 EVOといった上位勢とトップ争いを展開。石浦の前では2台のフェラーリが激しく順位を争っていたなか、当初は静観していたようにみえた32号車ENEOS X PRIME AMG GT3だが、ドライブする石浦には作戦があった。
「もう『これは優勝争いだ!』という感じになっていましたし、僕も走りながら『ヤバい、良いところだけ斗輝哉に持っていかれてしまう』と焦り始めていました(笑)。ただ、前半でのレース展開ではライバルのほうが先にタイヤがタレることが分かっていたので、少し落ち着いてしっかりとタイヤをセーブして、最後のバトルに備えていました」
「なので『最後にチャンスが来る』とは感じていましたけど、まさかあんなに三つ巴になるとは思っていませんでした。優勝した52号車までは難しかったですが、バトルはうまくいってフェラーリ勢の前に出ることができました。ちょっとメルセデスは直線スピードが辛いので、セクター3で引き離さないとまずかったんですが、後ろでやり合ってくれましたし、自分たちが持っているものでの最大限の結果を得ることができました」
ドライバーふたりの追い上げもあり、GT300の3戦目で初表彰台を獲得したTEAM ENEOS ROOKIE。チームを引っ張る石浦は「一年目のチームなのでみんな手探りでやっています。でも、積み重ねてきたことがしっかりと結果に繋がって良かったです。チームのみんなもすごく喜んでくれていたので、本当に嬉しかったですね」と手応えを感じた様子。
そして、そう語る先輩の姿を見ながら「ものすごく信頼できるパートナーで、今の僕になくてはならない存在です」と石浦との関係を言い切った若手の鈴木は、チームと同じ3戦目でのGT300初表彰台に「自分自身もびっくりしています。すごく嬉しい」と笑み。後半戦でのさらなる飛躍を目指す。
「まだ見直す部分も今回のレースでは出てきましたけど、そこが良くなれば、いずれは優勝できるはずです。本当にすごく力強いチーム力があるので、後半戦でもその部分を活かしていくことができれば、もっと強い姿を見せることができると思っています」
石浦のベテランらしい駆け引きと、鈴木のフレッシュな勢いを初年度からワンチームで築いて初表彰台を手にしたTEAM ENEOS ROOKIE。後半戦でも上位を争う姿を見せてくれそうだ。
[オートスポーツweb 2026年08月05日]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホンダF1、新PU投入のオランダGPは重要な一戦に「私たちにとっては待ち望んでいた機会」
ホンダは独特な会社……F1と市販車のプロジェクト間で人材が行き来するのは普通のこと。折原エンジニア語る「強力なPUを開発する体制は整っています」
角田裕毅にF1復帰のチャンス到来か? ハジャーが手首の負傷でF1オランダGP欠場の可能性
角田裕毅がレーシングブルズからF1オランダGP出場の可能性。ハジャーが負傷、欠場ならローソンがレッドブルでドライブ
クラッシュを頻発させたレッドブルのマカレナウイング。FIAは介入せず……しかしチームは独自に改良「自分たちのマシンを壊したい人は誰もいない」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント