新型日産N7が出た！ 新世代のブルーバードか!?──GQ新着カー

日産の最新セダンが、カッコいい！

インテリジェントなセダン

4月23日、日産は、新型「N7」を発表した。

新型N7は、中国の東風日産乗用車公司が手がけたセダンだ。エクステリアのうち、フロントには、710個の高出力LEDと共に、V-Motionデザインシグネチャーを施す。サイドにはフレームレスドアやフラッシュドアハンドルを採用。リヤには、一直線に広がるライト内に882個のOLEDを配置した。足まわりには19インチのホイールを履く。

インテリアではフロントシートに、49個の独立したセンサーからの入力に基づき、AI（人工知能）を駆使してシートを調整する姿勢適応システムを備えた「ゼロプレッシャーシート」を採用。また、前席には12ポイントのマッサージ機能を備えているほか、運転席は最大60mm拡張するエアクッション機構も備える。

15.6インチのセンターインフォテインメントスクリーンは、2.5Kの卓越した解像度（2560 x 1440ピクセル）でコンテンツを映し出す。「Qualcomm® Snapdragon™ 8295Pプロセッサー」も搭載し、シームレスなエンターテインメントとコネクティビティ体験を提供するという。

パワートレインは、58kWhと73kWhのバッテリーを用意。フロントに搭載された電動モーターの出力は、58kWhバッテリー搭載グレードで160kW、73kWhバッテリー搭載グレード仕様では200kW、最大トルクは共通して305Nmを発生し、フロントタイヤを駆動。バッテリーの充電は、残量10％から80％まで約19分間、30％から80％までは約14分で完了する。

満充電時の航続可能距離は、58kWhバッテリー搭載グレードで510km以上、73kWhバッテリー搭載グレードでは最大635km。全モデルにマクファーソンフロントサスペンションとマルチリンクリヤサスペンションを採用した。

運転支援では、中国における自動運転技術のリーダーであるMomenta社と提携し、「Navigate on Autopilot（ナビゲートオンオートパイロット）」と呼ぶ、地点から地点への移動が可能な高度な運転支援システムを搭載する。

同システムは、高速道路では合流や追い越しなどの複雑な操作をシームレスに処理し、市街地では車線変更や複雑な曲がり角の状況、他の車両が不意に車線に合流した場合などでも、スムーズに対応。また、自動駐車機能により、斜めのスペースや狭いスペースなど、難しい状況での駐車にも対応する。

新型「N7」の価格については、今月下旬に発表予定だ。

文と編集・稲垣邦康（GQ）